守屋洋のレビュー一覧
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中国古典なんてこれまで全く読んだことないんですが、
ようやく読む機会が強制的に訪れ手に取った本。
最初の一冊としては、読みやすくてなかなか良いです。
孫子とか孔子とか韓非子とか、聞いたことはあるけど、
何だか難しそうな中国古典のエッセンスがコンパクトにまとまっています。
ざっとこの本を読んで、自分の探求したい(自分にフィットする)中国古典を探すのが良いと思います。
冒頭に書籍の書かれた歴史的背景なども著者が説明してくれるので、
その後の説明に思い入れを持って入っていきやすかったです。
しかし、2000年以上も前に、こんな古典をたくさん残す国って、
本当にスケールがでかいですねぇ。。
その -
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人間の本性は善であるとする「性善説」と悪であるとする「性悪説」。誰も性悪説の社会など期待していないが、性善説では脇が甘くなるというジレンマがこの世の中には存在する。一言で言い表すならば、「修己の性善説」と「統治の性悪説」。自分の内面を見つめる「性善説」と外の世界に目を向ける「性悪説」のどちらも、もう一度学び直しておこうというのが本書の主旨である。性善説の立場で書かれた「論語」は孔子の言説を弟子達が編纂したものであり、孔子の弟子では孟子が性善説の思想を受継いだ。一方の性悪説は孔子の弟子の荀子が提唱し、その弟子の「韓非子」がそれを受継いだ。
「子、四を絶つ。意なく、必なく、固なく、我なし」(論語 -
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・人に一歩譲れる人が、結果的に前へ進む。
・一歩さがって人に譲れば、道は広くなる。
・感情で物事を判断すると、たいてい間違う。
・逆境や貧困は、人をたくましく鍛えてくれる溶鉱炉。
・幸せは平穏無事なこと。不幸せは、欲が多すぎること。
・苦しみを通して、楽しみを手に入れる。
・長いあいだ力をたくわえていた鳥は、必ず高く舞い上がる。
・人の値打ちは後半生できまる。
・すすんで幸福を求めない者に幸福の窓は開かれる。
・早熟は晩成に及ばない。
・思いどおりにならないときは、自分より不遇な人を見よ。
・倹約を度を過ぎれば卑しさとなる。謙譲も度を過ぎれば卑屈になる。
・水清ければ魚すまず。汚いものもあえて -
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人生すべてに応用が利く、それが兵法。ということで学んでみようと思って。広く浅く。
これを知っていると、言い訳がうまくなれそう。
ひとつひとつの兵法が浅く説明してある。だから思ってたよりも意識高まらない。ざんねん。ただ勉強初めにはちょうど良い。
筆者の感想がちょくちょく入ってきて、うざいww
「これだから今どきのリーダーは…」てきなことがよく出てきて、こんなこと言うやつはもっと兵法を学んで、上のものとしての謙虚な態度を改めるべきなのでは?と思ってしまった。
兵法で一番好きなやつは、キュウソネコカミだから敵を追い詰めすぎないほうがいいよ。ってやつ。 -
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「知は疑いを棄つるよりも大なるはなく、行は過ちなきよりも大なるはなく、事は悔いなきよりも大なるはなし」どんなに緻密な作戦を立てても人間のやることに完璧はあり得ない。情勢は常に変化している。たった一回の判断ミスが命取りになれば、常に緊張を高め、冷静かつ慎重に対処しなければならない。しかるに、失敗したとしても思い悩むことはない。勝敗は兵家の常。反省を加えたら、後は気持ちを切り替えて次の課題に挑戦すればよい。荀子の中でも優れた名言79を見開き2ページで紹介している。荀子が生きたのは、政治が混迷を深め国が乱れに乱れた春秋戦国時代。現代も様々な価値観が入り乱れ混沌を極めている。2000年の叡智は今もなお
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たびたびMBAの学びで出てきたので、気になって手を取った1冊。
気付きを数点まとめる。
【日日新たに、また日に新たなり】
マンネリになったのでは、何も身につかない。常に意欲を奮い起こし、新しいことをしようとしなければ腐ってしまう。また、学び・成長と言うのは、本を読むだけではない。毎日の生活・仕事こそが実践的な学び・成長の場。
→すべてのことから学ぶ意識をもつ。
【君子は必ずその独りを慎む】
能力と人格を兼ね備えた理想の社会人は、人が見ていようがいまいが、必ず自分の良心に従う。(※自分の箱の~の話。己の欲せざるところは、人に施すなかれ)
【人はだれでも、愛している相手にも嫌っている相手にも