【感想・ネタバレ】とらわれない。ゆるがない 人生を豊かにする「菜根譚」の言葉のレビュー

あらすじ

幸福論、リーダー論、心おだやかに暮らす方法、強い心の持ち方、人間関係を良好にするための作法など、悩み多き人生をしぶとく生き抜くための知恵がつまった「菜根譚」。中国古典の第一人者である著者が、現代人のために、解説をつけて現代語訳した。小さな失敗はとがめない。かくしごとはあばかない。人から受けた恩を忘れるな。人に施した恩は忘れたほうがいい。恩恵を施すときは、最初は少なく、後から手厚く。最高に完成されたものは、平凡そのものである。一歩さがって人に譲れば、道は広くなる……など。400年も前に書かれた不朽の名著が、迷ったとき、悩んだときに答えを示してくれる。この時代を生きるために、とらわれない、ゆるがない自分をつくる――。*『[新訳]菜根譚』(PHP研究所刊)を見出しを変えて再編集。

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Posted by ブクログ

中国の古典の「菜根譚(さいこんたん)」全く知らず偶然書店で手に取ったら、納得させられるフレーズが次々と。
時として厳し過ぎる禅語の世界観より親しみやすく、人生を生き易くしてくれるヒントが満載です。
万人向けに親しみやすく、簡単に書いてあるので気軽に読めます。これも手元に置いて、必要な時に気になる箇所を読むような使い方がベストに思います。

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2016年04月11日

Posted by ブクログ

・人に一歩譲れる人が、結果的に前へ進む。
・一歩さがって人に譲れば、道は広くなる。
・感情で物事を判断すると、たいてい間違う。
・逆境や貧困は、人をたくましく鍛えてくれる溶鉱炉。
・幸せは平穏無事なこと。不幸せは、欲が多すぎること。
・苦しみを通して、楽しみを手に入れる。
・長いあいだ力をたくわえていた鳥は、必ず高く舞い上がる。
・人の値打ちは後半生できまる。
・すすんで幸福を求めない者に幸福の窓は開かれる。
・早熟は晩成に及ばない。
・思いどおりにならないときは、自分より不遇な人を見よ。
・倹約を度を過ぎれば卑しさとなる。謙譲も度を過ぎれば卑屈になる。
・水清ければ魚すまず。汚いものもあえて受け入れる度量を。
・功績を立てるのは、素直で機転のきく者。失敗するのは、強情で融通のきかない者。
・事業を始めるときは、利害を十分検討し、実行するときは、個人の利害を度外視せよ。
・過ぎ去ったことはいつまでも思い悩まない。

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2017年05月24日

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