守屋洋のレビュー一覧

  • 世界最高の処世術 菜根譚

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    こうした中国古典や帝王学本に書かれていることが大体同じだ。「鍛錬し謙虚に奢る事勿れ」。本書も概ね同じことが説かれている。

    では読む価値がないかといえばもちろんNOである。共通するということは国や時代、体制が変わっても普遍的な要素といえるのである。松下幸之助氏の『道をひらく』のように、自己の行動を定期的に点検し律するために、こうした古典に触れるのは必要だと思う。

    各解説には「最近の若者は」的な愚痴が時々あり苦笑してしまうが、大観としては勉強になる。

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    2015年12月10日
  • <実説>  諸葛孔明 ある天才軍師の生涯

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    史実の中の孔明とは
    孔明の実像を追求する類の
    本の中では好きな方。
    というのも、作者の書き方が
    柔らかみのある書き方だから。

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    2015年02月27日
  • [新訳]荀子 性悪説を基に現代人にこそ必要な「礼」と「義」を説く

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    たいへん分かりやすく、読みやすいです。現代においても「礼」や「義」が大切であると感じました。また、現代において「礼」や「義」を具体的すると、どのようなものがあるだろうかと考えるきっかけになりました。

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    2015年03月06日
  • 中国皇帝列伝 歴史を創った名君・暴君たち

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    中国の代表的な皇帝の中から秦の始皇帝、漢の高祖、武帝、後漢の光武帝、魏の武帝、隋の煬帝、唐の太宗、則天武后、玄宗、宋の太祖、明の太祖、清の康熙帝について書いてあります。
    読みやすいエピソードなどを交えて、創業と守成それぞれの統治者に必要な資質について考えることができ、面白かったです。

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    2014年05月25日
  • 右手に「論語」左手に「韓非子」 現代をバランスよく生き抜くための方法

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    孟子と荀子の直接対比は、既に何度も行われていることであり、今それを行っても、目新しい発見は少ないと予想されます。(勿論それは無駄なことではありませんが)  それを考慮してか“はっきりと人の天性は善とは言っていないけれど、発言から判断すると性善説の立場に立っているといえる孔子”と“性悪説の荀子に学び、人間の性は悪だから法によって厳しく統制すべし、という具体例を提示した韓非子”という、少し外したところを持ってくる辺が著者の慧眼だと思います。読み比べて感じたのは、「両方を状況に応じて使い分けるのがベスト」ということ。

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    2013年09月13日
  • 秘密の成功哲学 厚黒学 リーダーとなるためには腹黒く生きよ!

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    面の皮の厚さの“厚”と腹黒さの“黒”の話.

    本屋さんでたまたま見つけて購入.
    本書の内容は,秦~三国鼎立時代にかけて登場する歴史上の人物に,それぞれどれほどの面の皮の厚さ,腹黒さがあったかを論じている学問の紹介だった.

    秦~三国鼎立時代は僕の一番好きな時代で,登場人物も歴史小説で馴染みのある人物ばかりだったので,読んでいて凄く面白かった.

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    2013年08月22日
  • [新訳]孟子 「孔子の正統な後継者」が唱えた理想的なリーダーの心得

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    自分が何より重要だと思っている

    おもいやりの心=仁

    が書いてあった。引き続き修身します。

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    2012年12月15日
  • 中国古典百言百話14 大学・中庸

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    明治の偉人を足跡を追うと自然と四書五経にぶつかる。論語は読んでいるが他のはまともに目を通したことがないので手に取ってみた。
    大学、中庸だけかと思ったら、易経、礼記、書経、左伝からも、エキスを抽出してあり、思いがけずに美味しい内容になっていた。
    大学、中庸は論語とそう変わらない論旨だが、易経、礼記なんか、実用的な教訓の宝庫だった。
    また、書経もだいぶ文体が異なるものの、面白い。昭和や平成の由来が書経に有ることくらい、知っていた方が良いと思う。
    日本語訳と共に中国語原文も併記してあるので、中国語が読めるとより一層楽しめると思う。
    本書は中国古典のシリーズものとなっているので、とりあえず全巻読破する

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    2012年11月05日
  • 中国古典百言百話6 老子・荘子

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    毎日、一項目ずつ位のゆっくりしたペースで
    ゆっくり吸収していくのにちょうどよく思います。
    近年生き方の指南であったり、癒しの本が大量に出回り、何がどうなっているのかうっとおしく感じる中群を抜いて清清しい本だと思いました。
    完結で明白。

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    2012年08月11日
  • 右手に「論語」左手に「韓非子」 現代をバランスよく生き抜くための方法

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    性善説と性悪説の違いが分かりやすい本。性悪説の韓非子、もっと悪い奴なのかと思ったけど意外にそうでもなかった。それは当然!と同調できるレベルに思う。どちらかに偏るって言うより、その状況に応じてバランスよく振る舞うべきところ。グローバルビジネスでの性悪説ってどんな感じなのか是非体験してみたいとも思わされた一冊です。

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    2012年07月30日
  • 右手に「論語」左手に「韓非子」 現代をバランスよく生き抜くための方法

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    性善説といわれる「論語」、性悪説といわれる「韓非子」。双方の長所を備えていれば憂いなしとばかりに前半部分と後半部分にわかれて原文・読み下し文・注釈・解説が書かれている。こうやって古典を対比させて読んでみるのも面白い。

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    2012年07月17日
  • [決定版]菜根譚

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    400年くらい前に洪自誠が記した処世術的な書物。仏教・儒教・道教の考えを取り混ぜながら君子の生きる方法を説く。全体的には「世の中は所詮馬鹿ばかりだから、あまり馬鹿に関わらず、関わらないようにしよう」という趣旨。

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    2012年04月29日
  • 右手に「論語」左手に「韓非子」 現代をバランスよく生き抜くための方法

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    孔子と韓非子をバランスよく読めという事。しかし法家の思想は好きになれない。現実的には韓非子なのかもしれないが、理想は徳で世の中を治める。それを理想としてとことん追求してゆく、法家の思想は安全弁的に用意しておいて、できれば使わずにすめば良い。

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    2012年04月10日
  • [決定版]菜根譚

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    人に指摘されると頭にきてしまうようなことも、すんなり受け入れられる。素直に胸に収められる。

    辞書のようにパラパラと読んでいくだけで楽しい。

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    2011年10月07日
  • 右手に「論語」左手に「韓非子」 現代をバランスよく生き抜くための方法

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    副題 現代をバランスよく生き抜くための方法

    性善説を前提とする論語と、真逆の性悪説を前提とする韓非子。

    そのどちらが正しいかではなく、淡々とそれぞれのコトバを紹介、解説していく本です。

    あえて言うなら、その配合バランスは、読者に任せます、といったところ。

    論語に関する書籍は、何冊か読んでいるし、自分の目指している方向性に近いものがあるので、すんなり入ってきます。

    生き方として、マネジメントの在り方として、かく在りたいと思う。

    しかし、韓非子は、いちいち引っ掛かりますw。

    守屋氏の解説がなければ、到底受け入れられない説が多い。

    いや、だから、むしろ一冊の中に、まとめて紹介

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    2011年09月13日
  • 完本 中国古典の人間学

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    500ページ近くある分厚い本ですが読む価値大です!読み継がれてきた歴史書のエッセンスがまとまっている感じですので、その中でも興味のある書物のものを一冊買って読まれるとベターかと思います!

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    2011年03月09日
  • 中国古典の名言・名句 三百選

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    ネタバレ

    中国古典の名言が沢山収録されています。すでに知っている名言でも解説を読むと、少し理解が違っていたり、再度心に刻むことができます。どれも素晴らしい示唆を含んだ名言であり、いくつかは今の自分にぴったりの言葉であったりします。また時を置いて読むと、その時の自分の状況で違う言葉に感じ入るのだと思います。常に手元において少しずつ繰り返して読む本なのかもしれません。

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    2011年02月05日
  • 右手に「論語」左手に「韓非子」 現代をバランスよく生き抜くための方法

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    性善説(孔子)か性悪説(韓非子)かを問う人間学の本。
    哲学書とも言えるかもしれない。

    自分はどちらかと言えば性悪説に拠って立つ人間だと思っていたが、如何に自分が、もっと言えば日本の教育が孔子の論語に影響されているかを実感。
    でも、共感するのが多かったのはやはり韓非子w

    そうは言っても、韓非子みたいな考え方の人ばかりでは殺伐とした世となり嫌だし、私自身、友達になれる方を選べるなら是非とも孔子となりたいw

    やはり世の中大切なのはバランスと気づかせてくれる本。
    著者もそう思っているからこそ、副題に答えを書いてくれていた。
    この本のまとめはこの副題である。

    中国古典を読みやすくまとめた良書。

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    2011年05月05日
  • 「貞観政要」のリーダー学――守成は創業より難し

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    貞観政要とは、貞観の治で知られる唐の太宗の政治の要綱である。この太宗は、中国の歴史上、特出した知性を行った皇帝の一人である。過信からの諫言を奨励したことでも良く知られる。家康の言った通り、諫言は難しい。部下からの正しい指摘をあるべき姿勢で聞くことが出来る人は少ない。言い訳や、無視はまだいいほうで、逆恨みさえされる。自分はそうでないと言い切れるマネージメントをしようと心に深く刻み込みました。

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    2010年06月30日
  • 孫子に学ぶ12章 兵法書と古典の成功法則

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    孫子関連の一連の書をもっと掘り下げて読んでみたいと思うようになりそうな一冊。
    さらっと読めて、よく知っているものも多いので一家に一冊あるといいかも。

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    2009年10月07日