守屋洋のレビュー一覧
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本棚の奥に眠っていたのを引っ張り出して再読。ただ、内容は全然覚えていなかった。
儒教の経典である四書五経のうち、『大学』『中庸』『易経』『礼記』『書経』『左伝』から、編者が選ぶ名言200が抜粋されている。原文と現代語訳、解説が1ページにまとまっているため、読みやすく分かりやすい構成になっている。
儒教の核心は、「修己治人」である。特に「修己」の部分に興味を持って読んだ。書いてある内容を、今の自分自身が置かれている状況の中で、いかに実現させていくかは、自分で考えなくてはならないのだろう。
一番好きな言葉は「己を修めて人を責めざれば、則ち難より免る」、このような生き方を目指したいと思った。
抜粋形 -
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公と私のケジメをつけよ。「私」は、みずから(ム)を囲むもの、「公」はみずから(ム)に反するもの。
儒家のいう恩恵を尊重したり、ぼ墨家の主張する兼愛を信じるのは国を滅ぼす。
法と術による政治をめざせ。
君主は心のなかをみせるな。
刑徳、刑は罰を加えること、徳は賞を与えること。
トップは信賞必罰。えこひいきはダメ。公平。
部下の忠誠をあてにしてはならない。人は自分の利益のために動くもの。相手が背かないことを期待するのではなく、背こうにも背けない態度をつくりあげる。ペテンを使おうにも使えないような態度を作り上げる。これが大事。
君主と、臣下ではあきらかに立場が違う。それぞれの立場を守るためにどうする -
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・きっかけ
トップの紹介
・感想
4年前に読んだ本。
当時は読書習慣がなかった時期であった。
読書習慣が身に付いた今読み返すと、現代の名著に記されている内容と同じことが述べられていることに驚かされる。
時代が変わっていくなかでも、リーダーに求められる態度は変わらないものであると知った。
心に残ったフレーズはこれ。
知ることの難きに非ず、行うこと惟れ難し。
行うことの難きに非ず、終うること斯れ難し。
知ることはむずかしくない。実行することがむずかしいのである。
実行することはまだやさしい。最後までやり通すことがむずかしい。
その通り。
原理原則を学んだ人でも、実践し続けられている人 -
- カート
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試し読み
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[ 内容 ]
「人間を信頼してやっていこう」という『論語』。
これに対し「人を動かしているのは、ただ一つ利益である」と見なした『韓非子』。
これまで日本の社会は、『論語』が説く「性善説」の側に立って運営されてきた。
『韓非子』が唱える「性悪説」は、馴染みが薄くあまりの厳しさに目をむく人もいるかもしれない。
しかし社会が激変しているいま、「日本人も韓非子流を取り入れることが必要だ」と、著者は一石を投じる。
この対照的なふたつの中国古典から実践的な生き方を学ぶ。ふたりの思想家の名言それぞれ40を厳選。
[ 目次 ]
第1章 性善説か性悪説か(性善説は脇が甘くなる 『論語』の人間学 『韓非子』の統 -
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20/7/17
刑名参同(韓非子)
小人の過つや、必ずかざる
学びて思わざれば則ちくらし、思いて学ばざれば則ちあやうし
徳は孤ならず、必ず隣あり
文質ひんぴんとして、然る後に君子
暴虎馮河、死して悔いなき者は、吾与にせざるなり
未だ人に事うる能わず、焉んぞ能く鬼に事えん
その身正しければ、令せずして行なわる。その身正しからざれば、令すれと雖も従わず。
窮すれば変ず、変ずれば通ず(易経)
(韓非子)
知の難きに非ず。知に処するは則ち難し。
禍は愛する所に在り
禍福は門なし、唯だ人の招く所なり(左伝)
衆人の功を成さんと欲して反って敗を為す所以は、道理を知らずして、あえて知 -
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孔子(性善説)韓非子(性悪説)
性善説のよさを確認しつつかけた点を性悪説で補っていく
孔子
論語とは修己治人の学。修己とは己をおさめる。治人とは人をおさめる。治人のためには修己が必要。
修己の最重要点は徳を身につけること。これを身につけ高い地位についたらこれを下のものに広めていく(徳治主義) 15
徳のなまで最も重視したのが仁
韓非子
人を動かしている動機は何か?仁などではなく利益。
孔子
■朋あり遠方より来る、また楽しからずや
友達を作ることにもっと熱心に!
■君子重からざれば威あらず
態度が重厚でなければいけない)
軽はずみな発言と行動をしない
■学びて思わざれば則ち暗し。思いて学ば -
ネタバレ 購入済み
日本人らしさがあると良い
日本の先人達が行なった事に対して批判的な考察が多かったと思われる。日本の偉人達が命をかけ、ことを進めた事により今の日本がある。その事と上手く両立して書かれてあると尚良いと思った。
だが、上手くまとめて書かれてあったと思う。