菜根譚よりは骨がある言葉が多くて、仕事への気持ちを上げてくれる気がする。のだが、フォントが大きくて、空欄も多くて、80条しか引用されてなくて、なんだか薄っぺらい気がする。
これを読んだ後同じPHP【新訳】新書の菜根譚(同じ守屋洋訳)を読んだのだが、値段は同じだが、密度が全然違う。
...続きを読む呻吟語 菜根譚
原書 2000条弱 357条
守屋前著 236条 357条
PHP新訳 80条 159条
PHP新訳 183ページ 190ページ
PHP新訳 原文なし 原文あり
PHP新訳 950円 950円
PHP新訳 2012年 2011年
フォントも菜根譚の方が小さい。
というわけで、原書からの引用は呻吟語は菜根譚の半分しかない。その分訳者の解説が多いとも言えるのだが、解説そんなに必要ないと思うのだが。。。呻吟語は菜根譚より内容が薄いということか。
菜根譚はこれ一冊で十分という気になれたのだが、呻吟語はもう少し原書からの引用が多い本を買うべきなのかなあ。それとも元々内容が薄いのだろうから、そんな必要もないのか。