守屋洋のレビュー一覧
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試し読み
Posted by ブクログ
【読書その39】
今年初めての読書日記。
年末年始、平日の休み時間、通勤時間、休日などに読み漁り、実はこの本で39冊目。最近は小説や哲学書も含め、幅広いジャンルを読んでます。
とはいえ、なかなか読書記録を書いていなかったので、今後は、できるだけ書きたいと思います。
さて、本書は、中国の古典「菜根譚」。
以前から読んでみたいと思っていましたが、ついに読んで非常に得るものが多かったです。
心に残ったのは以下。
一苦一楽、相磨練し、練極まりて福を成すは、その福始めて久し。
一疑一信、相参勘し、勘極まりて知を成すは、その知始めて真なり。
(口語訳)
時には喜び、時には苦しみながら、その果てに築 -
Posted by ブクログ
儒教は誤解されているから始まり本編へと進みますが儒教が誤解されているよりも儒教そのものを理解されていない現代人が日本をはじめ東アジアの地域でもあるように思える
その儒教も中国が発でも日本・韓国・台湾・香港・シンガポールでは受け取り方が微妙に違ってくるだろうし時代とともに儒教文化圏の功罪が当然でてくる
儒教のせいで近代化に遅れをとった・・・等
ただ儒教を無理解のまま否定や批判するのではなく知ることにより理解したことで・・・儒教のせいで近代化に遅れをとるってことはなく普遍の真理がそこにはあったことに気付く
本編は大学・中庸だけでなく「易経」「礼記」「書経」「左伝」についても書かれています
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Posted by ブクログ
人間不信の哲学たる韓非子です。ちなみに同じ訳者で新しいのが出版されています。
古典を引用し訳と解釈を付けているものですが、非常に面白い。人間は己の利する所に依って行動する、と。徳を以って~と言った論語と反対の内容ですが、学ぶ所が多い。個人的には韓非子の方がしっくり来ます。
上に立つ者が部下をどう操るか、制御するか、また下に立つものがどのようにして上の人間とやっていくか、それぞれが個人の立場から利を追求するという概念に於いてその解を出しています。
語るべき事は序章に記されています。ベースと成るのは、「法」を貫徹し、「術」を駆使し、「勢」握ること。
信賞必罰。「刑」と「名」の一致。心の内を -
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