あらすじ
経済の低迷、失業者の増加、治安の悪化など、毎日のように流れてくるニュース。社会は今、その根幹となる規範まで揺らいでいる。こんな時代に大切なのは、周りに惑わされない、確固たる自分を持つこと。少々のことには動じないように自分を磨いていく必要があるのだ。では、どうすれば自分を磨くことができるのか? この問いにわかりやすく答えてくれるのが、儒教・道教・禅の教えを融合させた不朽の名著『菜根譚』だ。その名著を、現代におきかえた訳で、わかりやすく解説したのが本書である。
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Posted by ブクログ
【読書その39】
今年初めての読書日記。
年末年始、平日の休み時間、通勤時間、休日などに読み漁り、実はこの本で39冊目。最近は小説や哲学書も含め、幅広いジャンルを読んでます。
とはいえ、なかなか読書記録を書いていなかったので、今後は、できるだけ書きたいと思います。
さて、本書は、中国の古典「菜根譚」。
以前から読んでみたいと思っていましたが、ついに読んで非常に得るものが多かったです。
心に残ったのは以下。
一苦一楽、相磨練し、練極まりて福を成すは、その福始めて久し。
一疑一信、相参勘し、勘極まりて知を成すは、その知始めて真なり。
(口語訳)
時には喜び、時には苦しみながら、その果てに築き上げた幸福であれば、いつまでも持続する。
時には信じ、時には疑いながら、熟慮の上でつかんだ確信であれば、もはや動かしようがない。
人生の真理を言い当てているような気がしました。人生色々ありますが、前向きに生きていきたいと思います。