守屋洋のレビュー一覧
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中国の春秋戦国時代(日本における縄文・弥生時代)に、軍事思想家・孫武によって著された『孫子の兵法書』。2500年以上前の書物でありながら、今なお世界中で語り継がれる理由は、これが単なる武力戦の記録ではなく、本質を突いた「競争戦略の書」だからだ。
現代社会を生きる私たちは、ビジネス、スポーツ、さらには日々の対人関係にいたるまで、常に何らかの競争や選択に直面している。本書に記された戦略や心理戦のノウハウは、驚くほど現代の縮図として機能してくれる。
「この兵法は、今のプロジェクトにどう応用できるだろう?」「あの勝負どころでどう活きるか?」と、自らの環境に置き換えながら読み進めることで、古典は最高 -
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ネタバレ唐代の名君の誉れ高い太宗(李世民)の言行録。
このちくま学芸文庫版は、全280篇のうち70篇のみを収録したダイジェスト的なものですが、「貞観の治」と言われた平和な時代の臣下達との問答から学ぶところが多い古典です。
日本においても徳川家康や明治天皇が強い関心を寄せた帝王学のテキストなのですが、あまりに面白いので連続2回一気に読み切ってしまいました。
まず、中国には諌議大夫という諫言専門の役職があったのが驚き。
中には諫言が過ぎて彼らを殺してしまう皇帝もいる中で、太宗は臣下の諫言を素直に聞き入れて、我が身を正そうとするのが素晴らしくもあり、微笑ましくも思えてしまいます。
そこいらのビジネス書では -
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西の「君主論」東の「貞観政要」
ともに君主としての要諦を後世のためにに書き記したものではあるものの、「君主論」は他者を支配するのための書であり、「貞観政要」は他者を治めるための書、といった印象であった。
もちろん両方とも長年語り継がれてきただけあって名著である。なので、両方のエッセンスをしっかりと頭に入れておく必要はあるものの、今の時世から見ると「君主論」よりも「貞観政要」の方がリーダーの書として役立ちそうに思う。
本書は貞観政要の内容がすべて書かれているわけではないが、漢文書き下しの他現代語訳も用意されており、古典を読んだことがない人でも理解できる内容となっている。ただ、、例えば、出口 -
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