あらすじ
ビジネスマンのための中国古典の読み方・生かし方
リーダーをめざすなら知っておきたい必読古典のエッセンスと名言が満載!
中国古典には、現代のビジネス社会でも
十分に通用する戦略・戦術の極意がつまっています。
東洋思想研究の第一人者が、
日本人になじみ深い名著14篇を選び、
三千年の風雪に耐えた
古典の精髄をわかりやすく説き明かします。
【著者紹介】守屋 洋(もりや・ひろし)
著述家(中国文学者)。1932年生まれ。
東京都立大学中国文学科修士課程修了。
主な著訳書に『孫子・呉子』『「老子」の人間学』
『【新編】論語の人間学』(以上、プレジデント社)。
『[決定版]菜根譚』『韓非子』『[新訳]大学・中庸』(以上、PHP研究所)。
『呻吟語』(徳間書店)『貞観政要』(ちくま学芸文庫、筑摩書房)など多数。
【目次より】
第一章◆『孫子』勝つためのエッセンスを凝縮
第二章◆『論語』人間学の教科書
第三章◆『孟子』と『荀子』「性善説」VS「性悪説」、人間の本性は?
第四章◆『老子』万物の根本原理を説く
第五章◆『荘子』饒舌に語られる「達観の思想」
第六章◆『韓非子』始皇帝が採用した性悪説の帝王学
第七章◆『史記』異彩を放つ最初の「正史」
第八章◆『三国志』現代にも通用する戦略戦術
第九章◆『大学』と『中庸』近世日本の礎を築いた「儒学の原点」
第十章◆『呻吟語』リーダーかくあるべし
第十一章◆『菜根譚』読みつがれてきた処世指南の決定版
第十二章◆『貞観政要』徳川家康も愛読した帝王学の原点
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Posted by ブクログ
とても読みやすく要点を纏めた内容でした。
まだまだ古典初心者ですが、時折知らない単語などを調べながら読み、学びやすい構成でした。
ここから次に何を学ぶかと足がかりになりました。
悩んだ時にはこの本に戻れば原理原則にたち戻れそうです。
Posted by ブクログ
比較的知名度の高い代表的な中国古典が、要点の抽出と平易な解説を以て、コンパクトにまとまっている。コンセプトをキャプチャしてビッグピクチャを得るのに格好。
Posted by ブクログ
孫子、論語、孟子、荀子、老子、荘子、韓非子、史記、三国志、大学、中庸、呻吟語、菜根譚、貞観政要からビジネスに、あるいは人生に効く教えをピックアップしており、それぞれの書の成り立ちなどが分かりやすい。
難解という第一印象の四書五経の類も、要はこんなことが書かれているのだと思うと、少し齧ってみたい気持ちにもなる。
本当は解釈が分かれるようなものもあると思うが、本書では異説などの説明はなく、一つの解釈で平明に説明することに力点が置かれているようだ。
16-150
Posted by ブクログ
中国古典なんてこれまで全く読んだことないんですが、
ようやく読む機会が強制的に訪れ手に取った本。
最初の一冊としては、読みやすくてなかなか良いです。
孫子とか孔子とか韓非子とか、聞いたことはあるけど、
何だか難しそうな中国古典のエッセンスがコンパクトにまとまっています。
ざっとこの本を読んで、自分の探求したい(自分にフィットする)中国古典を探すのが良いと思います。
冒頭に書籍の書かれた歴史的背景なども著者が説明してくれるので、
その後の説明に思い入れを持って入っていきやすかったです。
しかし、2000年以上も前に、こんな古典をたくさん残す国って、
本当にスケールがでかいですねぇ。。
その辺の自己啓発書に書かれていることが
ほぼ全て中国古典に書かれているような気がしてなりません。