守屋洋のレビュー一覧

  • 世界最高の人生哲学 老子

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     孫子、韓非子、論語などのはるか過去より語り継がれる有名な名著の内容について学びたく、こちらの著者の解説本を読み進めています。
     老子はかなり達観した教えになりますね。現代で生きるにおいて、まだ30代の私は老子のすべてを真似することはできませんが、必要以上に敵を作らないようにするなど、これから組織の中で役職がついてくる中で、頭に入れておきたい内容がたくさんありました。こちらのシリーズは定期的に読み直したいと思います。

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    2024年09月29日
  • [決定版]菜根譚

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    特別ではない、でもとても大切なことばかりが記されている。
    思考の言語化がいかに大切なのかを再確認 。
    大切なことほど忘れてしまいがちなので、バイブルとしてこれからもそばに置いておきます。

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    2024年09月07日
  • [決定版]菜根譚

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    【概要】

    儒教・仏(禅宗)・道教の教えがミックスされた処世訓。中国古典の一つ。

    人間社会で災いを避け健やかに生きるコツとしてバランスの重要性を説く。

    自分を大事にする事と他者や
    社会をだいじにすることの両立、
    社会的な成功や評価を求める事と
    内的な充実の両立、
    利益や成果を独り占めせず、
    一部を人と分かち合い譲る事を心掛けるなど。

    【感想】

    全体的に読みやすくマイルドな印象。
    短いフレームの集まりなので、好きな所から読めるのも良い。

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    2024年06月04日
  • 貞観政要

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    人材集めの箇所
    礼につくして、謹んで教えを受ける。これは自分より100倍すぐれた人材がくる。

    頭ごなしに怒鳴りつけ叱りとばす。これでは下僕のようなものしかあつまってきません。

    など、人材の箇所は気づきが多かったです。

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    2024年05月19日
  • 貞観政要

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    ビジネス系の雑誌でたびたび紹介される帝王学の名著。何度も登場するとなると気になる。

    人事は大事、とか、ダメなところを指摘してくれる人がいる環境を持て、とか、上に立つ人は自分を律して、足るを知るということを覚えろ、とか(だいぶ平たく言っているので、本当はこの100万倍は含蓄がある)様々な教訓が大宗のエピソードと共に語られている。
    別に人の上に立つ立場ではないけれど、良いことが書いてあるし、背筋が伸びるので時々、本棚から取り出して読みたい。語られる内容からは太宗の人柄が出ており、とにかく謙虚で実直で誠実。かといって、完璧な人ではない事もエピソードや解説を見るとわかる。それがこの本を「皇帝という遠

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    2024年02月14日
  • 世界最高の人生指南書 論語

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    論語の有名な文をピックアップし、それを著者が現代と結びつけながら解説していく構成。
    とてもわかりやすかった。
    孔子のような有名な人物であっても機会に恵まれず、成果を出すことに苦労したことに驚いた。逆に、孔子でもそれだけ苦労したのだから、私たちが君子となるためにはそれほどの努力を要するということだろう。それを踏まえても本書は必読書だと思う。

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    2023年11月18日
  • 貞観政要

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     唐の二代目太宗(李世民)が臣下らとのやりとりから政治の要諦を、呉兢が編纂したもの。太宗と部下との問答で、それぞれが短めにまとめられており、また本書は訳文の後に原文、書き下し文とも登載してくれているので分かりやすい。
     名君の誉れ高い太宗は、勿論ある程度美化と言おうか、後世の人々に読まれることを意識されたところもあろうが、唐の時代がまだ成立して間もないことから如何に政治を安定させ、長期政権化させるのに苦心しているところが見受けられ、まとめられたのはこの文量であるが、太宗は政治について、どういう風に治世を行なっていくかをよくよく部下と語らっていることが滲み出ていよう。
     単に政治だけの話しだけで

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    2023年10月29日
  • [新装版]全訳「武経七書」3 六韜 三略

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    六韜三略は初めてよみました。
    孫子と似たところはありますが今日のリーダー論やビジネス、生活に通ずるところがあります。

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    2023年10月22日
  • 貞観政要

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    唐は隋の煬帝、秦の始皇帝の悪政、漢の高祖のいい面悪い面を分析し、反面教師にしたから、栄えた。創業から事業継続へのスイッチもうまく転換した。1400も前の中国の国政が今に通じるのは、人間って思ったより変わってないってことか。

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    2023年07月02日
  • 韓非子―強者の人間学

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    戦国時代の思想家韓非の著作。諸葛亮孔明が劉備の亡き後、2代目劉禅読むように勧めた本でもある。徹底した人間不信の哲学。

    ずっと読んでみたいと思いながら、やっと手にした。凄い。何が凄いって、全く人を信頼しない、いつでも殺されかねないという自己防衛の論理。イヤミスのような読後感。時代も時代、国も国、自らの子供を丸焼きにして提供するなんていう挿話もあり、臓腑に来る。

    相手がそむかないことに期待をかけるのではなく、そむこうにも背けないような態勢を作る。ペテンを使わないことに期待をかけるのではなく、使うにも使えないような態勢を作る。ふむ。完全な性悪説、素晴らしい。

    法と言う概念で人々を制度やルールで

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    2023年03月20日
  • 「老子」の人間学――上善は水の如し

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    最高の善は水のようなものである。
    万物に利益をあたえながらも、他と争わず器に従って形を変え、自らは低い位置に身を置くという水の性質を、最高の善のたとえとしたことば。

    この老子のことばが理想で
    水のように争わずやわらかくしなやかに
    生きていきたいと思っています。

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    2022年09月22日
  • 貞観政要

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    リーダーシップについて普遍的な内容が書かれていて素晴らしいと思うが、恐らく実在の本人像を美化して書かれたのだろうなと思う。
    これを読んでこんな聖王がいたのだと思い込むのはマンマとこの皇帝に騙されてます。

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    2022年04月16日
  • 貞観政要

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    難しそうで敬遠していたのですが、いざ読んでみると結構面白かったです。

    李世民と魏徴の関係性がとても良いなぁと思いました。

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    2022年01月02日
  • 「貞観政要」がやさしく学べるノート――組織を「安定軌道」に乗せるにはどうすべきか?

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    上に立つリーダーが持つべき姿勢や注意点を、中国の歴史から学びながら生かした、屈指の名君と言われた、唐王朝2代目の太宗李世民の話。人の上に立つものは一度は読むべき本。

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    2021年11月10日
  • 貞観政要

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    部下の言葉に耳を傾ける、自らの欲望を抑える、など一つ一つの教えはシンプルですし特別真新しいものでもありません。
    けれどこの貞観政要が説得力を持つのは、太宗がそれらを上から目線で語るばかりではなく、ときに踏み外しそうな太宗をまさに部下が諫め諭す姿がそのまま書き記されているところだと思います。

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    2021年08月14日
  • 貞観政要

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    リーダーシップについて学ぶために、古典の名著を選書。

    中国史に名を残す名君(最高のリーダー)太宗が、
    部下からおもいっきりダメ出しをされて、それを改めるという事例集。
    ダメ出しを素直に受け入れる懐の広さが後世に名君として名を残すことになった。たとえ君主に昇り詰めたとしても、そこからの平安〜繁栄は未知の領域。

    名君太宗が部下から辛辣なダメ出しを受けたり、葛藤をする様は、親近感があり、命を賭けた部下のダメ出しは説得力のある内容となっている。
    1400年前から人間は大きく変わっていないな、と思った。

    自分の自制心だけで自分の欲望を制御したり、
    問題に気づく事は難しい。

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    2021年08月16日
  • 世界最高の人生指南書 論語

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    『論語』にあるものを中心に、七十三本の言行を紹介している本。
    『荘子』や孟子の言行、リーダー論や仕事の心得、善行のススメなども紹介されていて面白かった。
    温故知新、後世おそるべしなど、よく聞く言葉も載っている。

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    2021年05月29日
  • 世界最高の人生戦略書 孫子

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    ついつい戦ってしまう。気づいたら戦っていたり、戦わされていたり。『戦わずして勝つ』の本当の意味を考えるいい機会になりました。常に冷静に。時には逃げる事も戦略。

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    2021年02月19日
  • 「貞観政要」のリーダー学――守成は創業より難し

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    貞観政要は、唐王朝の二代目 太宗李世民626〜649年のお話。帝王学、トップの心得をまとめたもの。

    この本は、遣唐使で伝えられて、明治天皇、昭和天皇や尼将軍の北条政子、徳川家康も愛読していたほど。歴史ロマンがある。

    いつの時代にも、トップやリーダーは重い責任を背負っており、それなりの覚悟が必要で、本書から学んできた歴史がある。

    本編は、全十巻もあるそうで、それを筆者が編集してくれた親切な本となっている。

    いずれもシンプルなメッセージで、事柄ではなく人に向けた教訓で、心に響く。

    ◇創業か守勢か。

    創業、守勢とも、それぞれで大変であるが、築き上げたものを、守りながら繁栄させていくことは

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    2020年12月31日
  • 「孫子の兵法」がわかる本 「駆け引き」「段取り」「競争」……に圧倒的に強くなる!

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    まさにタイトルどおり、孫氏の兵法がわかりやすく書かれた1冊。

    中国の2,500年前に書かれた書物であるものの、単純明快なシンプルな論理であり、現代に通ずるものがある、現代のビジネスだとこう置き換えられるーーとわかりやすく示されている本で面白かった。

    全然詳しくなかったので、すべてが初耳で面白かった。
    兵法というくらいだから、戦術が細かく仔細に記述されているのかと思い込んでいた。違う。戦いにおける原理原則、戦略である。

    簡単にまとめてしまうと、『戦わずして勝つ、勝算なきは戦わず』ということ。この本は中国と日本を対比で記載しているが、なるほど、と思ってしまう。日本人はどうやら逃げる、戦わない

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    2020年12月16日