守屋洋のレビュー一覧
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前にも書いたが、貞観政要とは、貞観の治で知られる唐の太宗の政治の要綱である。この太宗は、中国の歴史上、特出した治世を行った皇帝の一人である。家臣からの諫言を奨励したことでも良く知られる。家康の言った通り、諫言は難しい。部下からの正しい指摘をあるべき姿勢で聞くことが出来る人は少ない。言い訳や、無視はま...続きを読むPosted by ブクログ
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時代は、秦が滅んで群雄割拠へ逆戻り。この混沌の中、覇を競い合う項羽と劉邦と、彼らと関わりあう多く英傑たちが織り成す人間模様を描く。漢が中国を統一した後の、功臣たちの粛清は悲しいものがありますが、それ以外は非常に面白い。さすが司馬遷と思わせる一作。Posted by ブクログ
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列伝のなかで紹介されている思想家にスポットを当てる。司馬遷が友人に当てた手紙は彼の怒り、悲しさを強く感じ、涙なくしては読めない(司馬遷は、匈奴討伐の失敗の責任を取らされた将軍を擁護したため、求刑に処せられた)。Posted by ブクログ
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覇者が、覇者になる過程とそれによる国の隆盛、その位置から転げ落ち、衰退していく様は、現代における企業のそれとまったく同型。人の営みにほとんど進化が無いことがわかる。しかし2000年以上変わらないとは...Posted by ブクログ
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漢が安定してからの政治闘争を描く。どこかの上場企業の内情と同様、醜悪があるものの、骨のある人物も多く、彼らの思考を垣間見るだけでなかなか意味深い。しかし、いつの時代にも糞みたいなやつは生きているのね。Posted by ブクログ
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秦の始皇帝を中心に、「六国から秦へ」、「秦の安定期」、「秦から、内乱状態へ」、「内乱状態から、漢の入り口へ」を描く。さすがに史記だけ、掘り下げ方が半端ではない。Posted by ブクログ
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史記は、本紀と列伝からなる。このため紀伝体とよばれる。この本は列伝の中で紹介されている人物にスポットを当てている。かなり濃いキャラクタぞろいで面白い。Posted by ブクログ
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以前から史記を読んだみたいと思っていたので、とりあえず読んでみた。呉越の戦いが心に残った(臥薪嘗胆という言葉の発生元)。Posted by ブクログ
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比較的知名度の高い代表的な中国古典が、要点の抽出と平易な解説を以て、コンパクトにまとまっている。コンセプトをキャプチャしてビッグピクチャを得るのに格好。Posted by ブクログ
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孫子、論語、孟子、荀子、老子、荘子、韓非子、史記、三国志、大学、中庸、呻吟語、菜根譚、貞観政要からビジネスに、あるいは人生に効く教えをピックアップしており、それぞれの書の成り立ちなどが分かりやすい。
難解という第一印象の四書五経の類も、要はこんなことが書かれているのだと思うと、少し齧ってみたい気持ち...続きを読むPosted by ブクログ -
この巻では特に「貨殖列伝」に興味がわいた。経済、経済人のことを扱った列伝である。
ただ単に「富」について書いているわけではなく、庶民や官僚の徳を高めたり、争いをなくしたり、人びとが楽しい生活を送るには、経済の正しい活性化が必要だと説いている。
「史記」という歴史書が、このようなことまで記しているとは...続きを読むPosted by ブクログ -
こうした中国古典や帝王学本に書かれていることが大体同じだ。「鍛錬し謙虚に奢る事勿れ」。本書も概ね同じことが説かれている。
では読む価値がないかといえばもちろんNOである。共通するということは国や時代、体制が変わっても普遍的な要素といえるのである。松下幸之助氏の『道をひらく』のように、自己の行動を定...続きを読むPosted by ブクログ