守屋洋のレビュー一覧

  • 孫子の兵法
    「孫子の兵法」の書籍は多数出版されていますが、中でもこの書は読みやすく、何度も繰返し読んでしまいましたけど
  • [決定版]菜根譚
    経営者の方々が、教えを示す読む本としてあげている菜根譚。SBIの北野会長は中国古典に教えを請う、菜根譚を良書にあげていた。45を超えた、熟年度を増して来た今、人として尊い生き方をしたいといっそう思うようになって来て読んだ。原文のままだと、深い理解は難しいと思う。守谷氏の解説がわかりやすい。前半は生き...続きを読む
  • 孫子の兵法
    孫子は何度読んでも、その度に新たな発見がある。その時々の私の立場の違いが、こちらの視点を変え、それに対して孫子が見事に追随してくるからだろう。だから、何度でも読む。ただし、同じ訳者、解説者のものでは、飽きてくるから、そこだけは毎回代える。 本書は、おそらく「孫子」系書籍7,8冊目だと思うが、なかなか...続きを読む
  • 「貞観政要」のリーダー学――守成は創業より難し
    前にも書いたが、貞観政要とは、貞観の治で知られる唐の太宗の政治の要綱である。この太宗は、中国の歴史上、特出した治世を行った皇帝の一人である。家臣からの諫言を奨励したことでも良く知られる。家康の言った通り、諫言は難しい。部下からの正しい指摘をあるべき姿勢で聞くことが出来る人は少ない。言い訳や、無視はま...続きを読む
  • 史記(4)逆転の力学
    時代は、秦が滅んで群雄割拠へ逆戻り。この混沌の中、覇を競い合う項羽と劉邦と、彼らと関わりあう多く英傑たちが織り成す人間模様を描く。漢が中国を統一した後の、功臣たちの粛清は悲しいものがありますが、それ以外は非常に面白い。さすが司馬遷と思わせる一作。
  • 史記(7)思想の命運
    列伝のなかで紹介されている思想家にスポットを当てる。司馬遷が友人に当てた手紙は彼の怒り、悲しさを強く感じ、涙なくしては読めない(司馬遷は、匈奴討伐の失敗の責任を取らされた将軍を擁護したため、求刑に処せられた)。
  • 史記(1)覇者の条件
    覇者が、覇者になる過程とそれによる国の隆盛、その位置から転げ落ち、衰退していく様は、現代における企業のそれとまったく同型。人の営みにほとんど進化が無いことがわかる。しかし2000年以上変わらないとは...
  • 史記(5)権力の構造
    漢が安定してからの政治闘争を描く。どこかの上場企業の内情と同様、醜悪があるものの、骨のある人物も多く、彼らの思考を垣間見るだけでなかなか意味深い。しかし、いつの時代にも糞みたいなやつは生きているのね。
  • 史記(3)独裁の虚実
    秦の始皇帝を中心に、「六国から秦へ」、「秦の安定期」、「秦から、内乱状態へ」、「内乱状態から、漢の入り口へ」を描く。さすがに史記だけ、掘り下げ方が半端ではない。
  • 史記(6)歴史の底流
    史記は、本紀と列伝からなる。このため紀伝体とよばれる。この本は列伝の中で紹介されている人物にスポットを当てている。かなり濃いキャラクタぞろいで面白い。
  • 史記(2)乱世の群像
    以前から史記を読んだみたいと思っていたので、とりあえず読んでみた。呉越の戦いが心に残った(臥薪嘗胆という言葉の発生元)。
  • ビジネスに効く教養としての中国古典
    比較的知名度の高い代表的な中国古典が、要点の抽出と平易な解説を以て、コンパクトにまとまっている。コンセプトをキャプチャしてビッグピクチャを得るのに格好。
  • 「老子」の人間学――上善は水の如し
    老子の思想にメインになる部分を解説してる。上善水の如しだったり、無為だったり、生き方を考えるのに1つのヒントになる。
  • ビジネスに効く教養としての中国古典
    孫子、論語、孟子、荀子、老子、荘子、韓非子、史記、三国志、大学、中庸、呻吟語、菜根譚、貞観政要からビジネスに、あるいは人生に効く教えをピックアップしており、それぞれの書の成り立ちなどが分かりやすい。
    難解という第一印象の四書五経の類も、要はこんなことが書かれているのだと思うと、少し齧ってみたい気持ち...続きを読む
  • 史記(8)『史記』小事典
    第八巻は「史記 小辞典」と題されており、「本紀」は1〜12までに「三皇本紀」を入れたもの、「表」が1〜10、「書」が1〜8、「世家」が1〜30、「列伝」は1〜70がそれぞれダイジェストで解説されている。
    更に「史記名言辞典」、「人物小辞典」や、主な時代ごとの略地図、世家を読み解きやすくする家系図など...続きを読む
  • 貞観政要
    帝王学というものを初めて知った。上に行くほど、おごらず、下からの苦言や提言をしっかり聞く必要がある。
  • 史記(6)歴史の底流
    この巻では特に「貨殖列伝」に興味がわいた。経済、経済人のことを扱った列伝である。
    ただ単に「富」について書いているわけではなく、庶民や官僚の徳を高めたり、争いをなくしたり、人びとが楽しい生活を送るには、経済の正しい活性化が必要だと説いている。
    「史記」という歴史書が、このようなことまで記しているとは...続きを読む
  • 世界最高の処世術 菜根譚
    こうした中国古典や帝王学本に書かれていることが大体同じだ。「鍛錬し謙虚に奢る事勿れ」。本書も概ね同じことが説かれている。

    では読む価値がないかといえばもちろんNOである。共通するということは国や時代、体制が変わっても普遍的な要素といえるのである。松下幸之助氏の『道をひらく』のように、自己の行動を定...続きを読む
  • 貞観政要
    明治天皇も元田永孚から進講を受けた書、唐の太宗と侍臣との問答集
    自分の根をどこに求め、花をどう咲かせるかを常に考え、ブレを少なくする自制心を持つことが肝要
  • 孫子の兵法
    今月に入り2冊目の「孫子」。

    訳文⇒読み下し文⇒解説の順で記述。
    十三篇の全文が訳出されている点が
    嬉しい。

    本書解説にもあるが、「孫子」は理想
    を語っている箇所はなく、全く偽善が
    無い。

    戦争は負けたら"死"あるのみの認識に
    立ち、勝つために「兵は詭道なり」で
    権謀術数を尽くし、戦わずして勝...続きを読む