孔子(性善説)韓非子(性悪説)
性善説のよさを確認しつつかけた点を性悪説で補っていく
孔子
論語とは修己治人の学。修己とは己をおさめる。治人とは人をおさめる。治人のためには修己が必要。
修己の最重要点は徳を身につけること。これを身につけ高い地位についたらこれを下のものに広めていく(徳治主義) 15
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徳のなまで最も重視したのが仁
韓非子
人を動かしている動機は何か?仁などではなく利益。
孔子
■朋あり遠方より来る、また楽しからずや
友達を作ることにもっと熱心に!
■君子重からざれば威あらず
態度が重厚でなければいけない)
軽はずみな発言と行動をしない
■学びて思わざれば則ち暗し。思いて学ばざれば則ちあやうし
読書ばかりで思索しないと知識が身に付かない
思索ばかりで読書ばかりだと独断になる
■訥言敏動
■徳は孤ならず。必ず隣りあり。
徳があれば人々の指示をあつめられる
■老者はこれを安んぜしめ、朋友はこれを信ぜしめ、少者はこれを懐かしめん
年長者は安心、同僚は信頼、年少者はなつく
■為さざるなり、能わざるに非ざるなり(弟子の孟子)
仕事ができないのはやろうとしないからである
■その善なる者をえらびてこれに従い、その不善なる者にしてこれを改めむ
誰からでも学べる。いい点は学び、悪い点は反面教師に。
■歳寒くして、然る後に松柏のしぼむに後るるを知るなり
冬に寒さになってはじめて松や柏が寒さに負けずにしぼまずにいるのを確認できる
真価は逆境のときに現れる
■その身正しければ、令せずとも行なわる。その身正からざれば、令すともいえども従わず
まず我が身をただせ
■速やかなるを欲するなかれ。小利をみるなかれ
■和して同ぜず
■君子もとより窮す。小人窮すればここに濫す
君子でも窮することがあるが小人は窮すると取り乱す。それが違い
■君子に侍するが三けんあり
そう/いん/こ(躁:さわがしい 隠:かくす こ:相手の表情をよまない)
韓非子
■明主のよってその臣を制する所のものは、二柄(にへい)のみ
賞と罰の二つの刀のさやで部下を制することができる
■上下、一日に百戦す
■禍いは本福(もとふく)あるに生ず。故に曰く、福は禍いの伏す所なり
不幸は幸福から生まれる。よって幸福の中には不幸のが芽が隠されてる
■智の目のごとくなるを患うるなり。能(よ)く百歩の外をみるも、自らその睫毛を見る能わず
人の知恵は目のようになってはいけない。目は外をみることができるが自らの睫毛をみれない。自分のことはわかりにくいものだ。
■淵中の魚を知るは不祥なり
他人の秘密を知ると、我が身のためにならない
■人を恃(たの)むは自らを恃むに如かず
他人を恃むより自分を恃め
■下君は己の能をつくし、中君は人の力を尽くし、上君は人の智を尽くす
下君は自分の能力で仕事をする。中君は人の力量(体力ややる気)を使える。上君は人の智力を引き出して使う
智力の中でも自分よりも上の智力を使いこなすのが上君
■人が吾が為に善なるを恃まず
人の善意をあてにするな