西野広祥の作品一覧

「西野広祥」の「史記」「新釈 荘子」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 中国古典百言百話11 史記
    -
    1巻510円 (税込)
    孔子や老子の活躍、戦国七雄の対立、項羽と劉邦の争い、北方の対匈奴遠征など、太古の伝説の時代から漢の初期に至るまで、英傑たちの活躍を鮮やかに描いた歴史書『史記』。司馬遷の眼を通して描かれる人間たちの営みは、時代を超えて現代の処世の道を語る。中国正史の筆頭に位置する不朽の名著から、二百の名言やエピソードをわかりやすく紹介する、全130巻のエッセンス。
  • 中国古典百言百話2 韓非子
    4.0
    孔孟の「仁」の教えが全盛の頃、人間不信の哲学に基づき、「利」で天下統治を説いた「韓非子」。希望的観測を一切捨て去ったその冷徹な思想が、現代のビジネス社会を生き抜く知恵として、我々に示唆するところは大きい。人間の本質を見すえた統率論の原点ともいえる名著のなかから、二百の名言を厳選しわかりやすく解説する。
  • [新訳]韓非子 騙し合いの社会を勝ち抜くための百言百話
    3.5
    秦の始皇帝に「これを書いた者に会えたら死んでもいい」とまで言われ、熱愛された異端の書、『韓非子』。以来、儒家による仁の教えを役に立たないものとして批判し、徹底した法術主義による冷徹な統治を説いたその書は、中国の為政者たちに密かに読み継がれてきた。儒教は体制維持の上では極めて都合のいい学問だと言われているが、為政者にとっては『韓非子』の方が現実的に役立つと思われる内容を持っているし、実際に読まれてきただろうと言われている。『三国志』の英雄、諸葛孔明も劉備の子劉禅に『韓非子』を筆写して献上したと言う。本書は、「矛盾」「株を守る」など豊かな比喩のあふれる『韓非子』の中から、名言を厳選し、書き下し文と現代語訳を付して分かりやすく解説したものである。弱肉強食の過酷な生き残り競争の中、理論面で中国初の天下統一に大きく貢献した韓非の主張から、現代の競争社会を生き抜く知恵を学ぶ。
  • 史記(1)覇者の条件
    4.3
    1~8巻1,257~1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【ご購入の前に】本電子書籍は固定レイアウト版です。文字の検索はできません。あらかじめご了承ください。 聖王伝説の時代から殷・周を経て、春秋末期を復讐劇で彩った呉越の死闘まで。徳治の黄帝に暴君紂。周草創期の文王と太公望。斉の桓公、秦の繆公。宋の襄公、晋の文公、楚の荘王ら春秋五覇。その他、会稽の恥を雪ぐ句践、伍子胥・范蠡ら多士済々。
  • 中国の思想(1) 韓非子(改訂版)
    4.2
    1~13巻1,980~2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【ご購入の前に】本電子書籍は固定レイアウト版です。文字の検索はできません。あらかじめご了承ください。 すべての人民が従うべき、唯一絶対の基準であるのは「法」である。基準としての法が徹底すれば国という機構が完備される。君主はその機構の頂点にあって運営につとめるだけでいい。それさえ心得ていればどんな凡庸な君主でも立派に政治を行うことができる。その法の運営の仕方を韓非子は諄々と説く。現代サラリーマン社会にも応用できる論理!
  • 新釈 荘子
    -
    地位、利益、知恵、名誉…世俗の価値を捨て去ったところに真の自由が存在する!人倫の規範を説くエリート哲学・儒教を批判し、己を主張せず無心に生きる庶民の姿を肯定した荘子。彼が理想とした何ものにもとらわれない自由な生き方とは何か。禅の根本思想「一切皆空」「以心伝心」の教えにも大きな影響を与えた無為自然の哲学が語る、厳しい現実をしなやかに生きるための超越の思想。

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  • 史記(7)思想の命運

    Posted by ブクログ

    全七巻を読み終えた。(第八巻は史記小辞典)
    それにしても、よくこれだけ壮大な史書を編めたものだと感心する。
    「表」八篇、「本記」十二篇、「書」八篇、「世家」三十篇、「列伝」七十篇の計百三十篇である。
    ただ歴史を伝えるだけの書ではないところに大変深い意味があると思える。
    この徳間文庫版の「史記」は全訳ではないが、とても分かりやすく書かれており初心者には良い書籍だと感じた。
    いずれ、ちくま学芸文庫版か明治書院版で全訳を読んでみようと思う。

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    2016年03月13日
  • 中国の思想(1) 韓非子(改訂版)

    Posted by ブクログ

    これまで、
    『老子』『孫子』『論語』『荘子』と読んできて、5冊目の中国思想本。


    ・法治国家と守らせる側のモラル

    前提として、この人は人間を、「利害で生きるもの」としている。
    つまり、
    利益があればそれをやるし、
    害があると思えばやらない、というのが人間だということ。

    だから、
    「いいことをした人にはご褒美をあげる」
    「悪いことをした人にはバツを与える」
    というきまりごと(法)をしっかり整備すれば国家は治まるとしている(法治国家)。

    それと同時に、守らせる側の責任を説いている。
    例えば、
    規定の手続きを踏まずにやってきた王子の馬車を通さなかった門番を王子が罰せ

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    2011年10月07日
  • 中国の思想(1) 韓非子(改訂版)

    Posted by ブクログ

    徳をもって法を司る──
    これが法家・韓非の基本的な考えであろうと思う。

    しかし、韓非は秦で毒をすすめられ自殺に追いこまれている。つまり、殺されている。秦王(始皇帝)の臣・李斯による策略だったとされるが、むろん王も承知の上だった筈だ。

    封建的な法治国家である秦が長続きしなかったのは、王に徳がなかったからと言われているのはさておき、秦の制度は民主的な法治国家とは全く異なる法治であったことを、しっかり覚えておきたい。

    追記:「信賞必罰」「虎に翼」などの出典は韓非子だそう。

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    2024年10月07日
  • 中国の思想(1) 韓非子(改訂版)

    Posted by ブクログ

    統治理論の名著。韓非子には、政治を実践する立場からの課題、解決策が書かれており、また現場のリアリティがふんだんに盛り込まれている。君主からすれば、先王の政、道徳による政治等の抽象的な儒家の説法より、富国強兵を真剣に考え、血なまぐさい政治現場を実際に見てきた韓の公子、韓非の法・術論を知りたかったのだ。だからこそ始皇帝の評価も高かったのだろう。しかし、法治では統治の正統性を担保できないのが欠点だ。この点では、韓非が馬鹿にした儒教の方が圧倒的に優れていたことに留意したい。秦が滅びた一因もまた韓非子にある。

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    2022年04月26日
  • 史記(7)思想の命運

    Posted by ブクログ

    列伝のなかで紹介されている思想家にスポットを当てる。司馬遷が友人に当てた手紙は彼の怒り、悲しさを強く感じ、涙なくしては読めない(司馬遷は、匈奴討伐の失敗の責任を取らされた将軍を擁護したため、求刑に処せられた)。

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    2018年10月23日

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