無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
秦の始皇帝に「これを書いた者に会えたら死んでもいい」とまで言われ、熱愛された異端の書、『韓非子』。以来、儒家による仁の教えを役に立たないものとして批判し、徹底した法術主義による冷徹な統治を説いたその書は、中国の為政者たちに密かに読み継がれてきた。儒教は体制維持の上では極めて都合のいい学問だと言われているが、為政者にとっては『韓非子』の方が現実的に役立つと思われる内容を持っているし、実際に読まれてきただろうと言われている。『三国志』の英雄、諸葛孔明も劉備の子劉禅に『韓非子』を筆写して献上したと言う。本書は、「矛盾」「株を守る」など豊かな比喩のあふれる『韓非子』の中から、名言を厳選し、書き下し文と現代語訳を付して分かりやすく解説したものである。弱肉強食の過酷な生き残り競争の中、理論面で中国初の天下統一に大きく貢献した韓非の主張から、現代の競争社会を生き抜く知恵を学ぶ。
...続きを読むPosted by ブクログ 2011年10月22日
古代中国の戦国時代の末期に、法術を完成させた。法は公明正大に天下に示すもので、術は君主がひそかに胸のうちで操作していくものだそうだ。この法と術にもとづけは、どんなに程度の低い君主でも、国を治めていくことができると韓非子は信じていたとのこと。上に立つ人が、ひそかに読む書物ということになる。小生には必要...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月06日
組織に一定割合で必ず存在するクズの制御法と組織体系化させる為の帝王学。
徹底的なリアリズムでファシストに通じる哲学。
非常に面白く読める。
セールスターゲットがビジネスマンなのか妙に浅薄な例えや語彙を用いたりしている部分には違和感を感じた。古典、哲学、思想として読みたい方は別の翻者がいいかと思う...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。