あらすじ
諸葛孔明が座右に置いた帝王学の書『韓非子』。それは人間の実態を冷徹に見据え、権力や組織のあり方を説く。性善説で生きるか、性悪説で生きるか。リーダーはもちろん競争社会を生きる上で必読の叡智をわかりやすく解説。【主な内容】韓非とその思想(人間不信の哲学/強者の組織管理/韓非の生涯)/第一章 なぜ政治は乱れているのか(へつらい者が幅をきかせている)/第二章 どう政治を立て直すのか(「公」と「私」のケジメをつけよ)/第三章 リーダー学の要諦(臣下を使いこなすコツ/トップの心すべきこと)/第四章 「術」による統治法(トップは七つの「術」を心得よ)/第五章 組織管理のポイント(六つの「微」とは何か)/第六章 トップが自滅する原因(トップが身を滅ぼす十の過ち)/第七章 仕える側の論理(仕える者の心くばり/仕える者の苦心と論理)/第八章 現実を生きる人間学(人間学の機微/人間関係の現実/現実に対処する知恵)
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Posted by ブクログ
人の上に立つものは人を使える人物
そのために「賞と罰」をもつ
そして人を見抜く
人の本質は「悪」そして「利」
この二点を活用することが支配できる
Posted by ブクログ
公と私のケジメをつけよ。「私」は、みずから(ム)を囲むもの、「公」はみずから(ム)に反するもの。
儒家のいう恩恵を尊重したり、ぼ墨家の主張する兼愛を信じるのは国を滅ぼす。
法と術による政治をめざせ。
君主は心のなかをみせるな。
刑徳、刑は罰を加えること、徳は賞を与えること。
トップは信賞必罰。えこひいきはダメ。公平。
部下の忠誠をあてにしてはならない。人は自分の利益のために動くもの。相手が背かないことを期待するのではなく、背こうにも背けない態度をつくりあげる。ペテンを使おうにも使えないような態度を作り上げる。これが大事。
君主と、臣下ではあきらかに立場が違う。それぞれの立場を守るためにどうするか。
適材適所に登用すること。法に抜け道を作らない。罰を必とすること。情け深いのは考えもの。
君主と臣下は利害を異にするから臣下の忠誠に期待をかけてはならない。
夫婦でも利害が対立する。神様からの賜り物があまりにも多いと妾をもつことを心配して、妻は多くを求める祈りをしない。
好きだからのめり込む、というのは人間的な弱さ。庶民はともかくトップには禁物。自らに厳しい自己コントロールを課さなければならない。
利益の追求は人間活動の源泉である。それによって人類は進歩した。しかし、やり過ぎることのマイナス、他とのバランスも必要。
「過ちて改めざる、これを過ちという」