松本俊彦のレビュー一覧

  • 自分を傷つけずにはいられない 自傷から回復するためのヒント

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    ロジックが明快。絶対に当事者を責めない・裁かない暖かな文章も特徴的。困っている当事者にも安心して勧められる良書。

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    2020年04月02日
  • だらしない夫じゃなくて依存症でした

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    依存症当事者と家族の心情を軸に、どう対処したら良いかが示されてるいる。

    圧巻の全編フルカラーだが優しい色合いでくどくなく読みやすい。

    制作秘話が思わぬところに隠してあったりと遊び心もある。

    巻末の依存症相談窓口一覧や参考文献は貴重な資料だ、困っている人には大いに力になるだろう。

    何度読んでも涙があふれてくる。背景の細かいところまで工夫して描き込んであるので繰り返し読んでも飽きない。

    これはオススメの良書である。

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    2020年03月04日
  • 薬物依存症 【シリーズ】ケアを考える

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    長年薬物依存症と向き合ってこられた著者の実体験や各種データから論理的に導き出された、依存症患者に対して望まれる対応策などがまとめられている。
    この本を読むのと読まないのとでは、以降の依存症患者に対する認識が変わると思う。
    長めだが分かりやすいので、薬物に興味を持ち始めるような年齢の子供たちにも読んで貰いたい。

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    2020年02月11日
  • 自分を傷つけずにはいられない 自傷から回復するためのヒント

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    自分を傷つけずにはいられない 自傷から回復するためのヒント。松本俊彦先生の著書。自傷問題の専門家である精神科医の松本俊彦先生だからこそ書ける素晴らしい一冊。自傷問題を起こす自傷者を問題視したり敬遠したりするのではなくて、自傷者に親身に寄り添う松本俊彦先生の精神科医としての誠実さが伝わってきます。松本俊彦先生のような精神科医の先生が世の中にもっと増えると、患者さんやその家族も安心できるはず。

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    2019年07月19日
  • 薬物依存症 【シリーズ】ケアを考える

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    薬物依存症についての最新の知見を、網羅的にまとめた本。この本で書かれている「薬物依存症」の姿は、一般の理解とはあまりにかけ離れている。著者のインタビューやコラムを読んだことがある自分も、初めて知ることが多かった。例えば、日本で2番目に乱用されている薬物は睡眠薬・抗不安薬で、特に多いのがデパスであるそうだ。自分も処方されていたことがあるよ!薬物依存症は「孤立の病」であり、依存者は人生の痛みを緩和するために薬物を使っているという視点は、目から鱗。自分も含めた社会の側が、認識を更新する必要があると強く感じた。

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    2019年07月08日
  • 薬物依存症 【シリーズ】ケアを考える

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    我が国の第一人者による一般向け著書であるが、専門家が読んでも十分に読み応えがある。著者の本が優れているのは、臨床現場に即した記述がされており、それが、依存症者の姿をリアルに映し出すと同時に対応の工夫も具体的に考えやすいところである。偏見が強い薬物依存症者の理解に役立つ好著であり、これまで著者が発信してきたことの集大成と思う。最後に、先進国の認識を示して筆を置きたい。「アディクションは孤立の病であり、その対義語はコネクションである」。本書はこの精神であとがきまで貫かれていた。

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    2018年10月13日
  • 自傷・自殺のことがわかる本 自分を傷つけない生き方のレッスン

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    痛いのは苦しいし一人は寂しいね。
    でもだからって誰かを傷つけて良い訳じゃないんだよ。
    そして、その、誰か、には自分も含まれるんだよ。

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    2018年08月12日
  • 自分を傷つけてしまう人のためのレスキューガイド

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    自分を傷つけてしまうメカニズムをコントロールのしずらさや鎮痛作用、アディクション化、悪循環などと説明
    家庭でできる工夫や置換スキル、支援の求め方など具体的に記載されている
    支援者も当事者も役に立つと思われる良著

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    2018年03月30日
  • 自分を傷つけずにはいられない 自傷から回復するためのヒント

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    非常に興味深かった。自傷と自殺の本質的な違い、自傷と過食拒食の関連性、自傷の傷の部位による本人の深層心理の違いなど、臨床から得られたことが書かれていて、なおかつ、それが自傷者本人と周囲援助者に向けて書かれている本でほかにない本ではないかと感触を感じた。

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    2016年04月17日
  • 自分を傷つけずにはいられない 自傷から回復するためのヒント

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    ネタバレ

    素晴らしい本だった。
    当事者は勿論、当事者と関わる人々にも読んで欲しい一冊。

    自傷が持つ一般的なイメージではなく、自傷の本当の意味を文字にしてくれている。
    そして、それを否定することなく、柔らかい口調で対処法等を綴ってくれている。

    自傷で悩む人々にとって、救いの一冊となると感じた。

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    2016年02月19日
  • 自分を傷つけずにはいられない 自傷から回復するためのヒント

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    自分を傷つけてしまう、ご本人に向けて書かれた本。

    自傷の現実、その傷の意味、リスクなどを、決して責めることなく、教えてくださっています。

    自傷をしている方の、まわりにいる方々にも紹介したくなる一冊です。

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    2015年03月31日
  • アルコールとうつ・自殺 「死のトライアングル」を防ぐために

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    アルコールとうつと自殺の関係を説得力のある文章で述べられている。かつ、文章もわかりやすく、読みやすい。ただブックレットの関係か字が小さいのが老眼には辛いところである。エッセンスのように述べられる一言一言が今後の臨床でも使えそうである。この本はアルコール依存症という否認の病を否認する臨床家にまず読んでいただきたいものである。

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    2014年06月25日
  • 自傷・自殺する子どもたち

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    子どもの自傷・自殺について、わかりやすく、丁寧に紹介されている一冊。

    自傷はどんな状況で行われているのか、
    自殺と自傷の違いは何か、
    自傷をする子どもの身の回りではどんなことが起こっている可能性があるのか、
    等々、まさに支援者が知りたいことについて紹介されています。

    注意を要するのは、
    「リストカットでは死なない」としても、
    「リストカットする奴は死なない」とはいえない
    という点。
    自傷を自殺関連行動と見て、どのように接していけばよいのかを、
    視点の持ち方、
    声のかけ方のポイントとともに、
    具体的に紹介されています。

    一番大切なことは、
    子どもが「助けを求められる人」になっていけるよう、

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    2014年04月13日
  • 酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話

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    これは面白い。確かに、、と思わされるのが、「快楽のために依存」するわけではなく、「回避のために依存」する、という点。何かの苦しみから逃れるために依存してしまう。これは目鱗、、

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    2025年12月07日
  • オーバードーズする子どもたち なぜ、「助けて」が言えないのか?

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    『オーバードーズ』『リストカット』…辛い気持ちを抑制する為にこういった行動に走る子どもへの寄り添い方が書かれている本です。昔のように『ダメ、ゼッタイ。』といういわゆる人に寄り添わない態度ではなく、『してもいいから相談もしてみよう』というソフトな対応をしていこうという著者の考えに感銘を受けました。市販薬の濫用やリストカット…突然見たら思わずギョッとしてしまうような行為ですが、それが短期的といえどその人の命を守っている保護因子であるということにも驚きです。
    辛く苦しい事ではありますが、そういった人々を支えるには長期的に考えて計画を立てていかなければならないという現実をしっかりと書いた本となっていま

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    2025年12月04日
  • 身近な薬物のはなし タバコ・カフェイン・酒・くすり

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    精神科医の著者による、ビッグスリー(アルコール、カフェイン、タバコ)を中心とした身近な薬物を臨床的立場から考察している一冊。
    薬物依存が広がる仕組みの解説から始まり、ストロング系チューハイの凄まじさを皮切りにアルコールについて、歴史は浅くとも浸透したカフェインについて、ODなどの社会的課題を抱える市販薬について、撲滅されつつあるタバコについて、良い薬物と悪い薬物について…が語られています。
    それぞれの章が独立して光る内容ですが、当事者として語られているタバコについては更に重みが加わります。
    読者が読み進めるとともになんとなく思い描いていた答え、薬物に良し悪しはなく使われ方次第であるという結論に

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    2025年10月14日
  • 誰がために医師はいる――クスリとヒトの現代論

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    YouTubeで薬物依存症者への捉え方が目から鱗で、書籍を読みたくなって、辿り着いた。文章もとても面白かった。困った人は困ってる人なんだよなって、困った人への気持ちが変わるかも。そして自分も切羽詰まってる時、周りに優しくしてもらっているんだろうな。

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    2025年10月12日
  • 依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか

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    昨今フェンタニルが悪い意味で有名なのでオピオイド依存症が気になったので読んでみた。
    オピオイド依存症だけでなくアルコール依存症などいろいろ出てくるが依存症の歴史を広く浅く読みたいならおすすめ。
    オピオイド依存症だけ、アルコール依存症だけなど狭く深く知りたいなら別の本がいいと思う。
    かなりボリュームがある本なので読み進めるのに根気がいる。

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    2025年09月02日
  • 世界一やさしい依存症入門 やめられないのは誰かのせい?

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    依存症とはどんなきっかけで始まるのかということに興味があり、読みました。
    それに加え、10代の娘が精神的に不安定になることがあるため、今の若い人の生きづらさや困難なこと、心の動きがわかるヒントになれば、と思いました。

    正直、親の立場で読むと、自分は子供にとって良い親であるか、良い関係であるかどうか、悩み、落ち込んでしまいました。
    例えば、子供がスマホばかり触って、ダラダラしていることにイライラして、頭ごなしに叱ってしまいます。本にあるように、自分が10代の頃はどうだったか?同じようにダラダラしていました。頭ごなしに叱っても、意味がないことはわかっているのですが…
    親として、反省することばかり

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    2025年08月19日
  • 自傷・自殺のことがわかる本 自分を傷つけない生き方のレッスン

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    対応の仕方がイラスト付きで載っていてわかりやすいため、辛い人や支える立場の人たちにも読んでもらいたい。

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    2025年08月12日