松本俊彦のレビュー一覧

  • 世界一やさしい依存症入門 やめられないのは誰かのせい?

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    ネタバレ

    依存症なこと、「困った子は困っている子」のフレーズは印象的だった。
    薬をやっている人は1人になってはダメ。
    マウスの実験は興味深い、仲間がいれば依存症を改善できるの可能性があるのがすごいと思った。

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    2023年08月12日
  • 本当の依存症の話をしよう ラットパークと薬物戦争

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    「依存症」と「人との繋がり」。生きる中でのでのつらさ寂しさをどのように工夫して暮らしていけるか、考えるきっかけになる本。

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    2023年07月19日
  • 世界一やさしい依存症入門 やめられないのは誰かのせい?

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    依存症は 依存できない病。相談先があること、気軽に相談できる相手であること、今苦しみの中にいる人を頭ごなしに叱ったり遠ざける事なく話を聴ける体勢を整えておくこと。

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    2023年06月28日
  • 依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか

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    アルコール・薬物の依存症対策史。著者自身が重度のアルコール依存であった過去を持ち、時折そのエピソードが挿入されます。欧米の対策や依存症への差別などかなりしっかりとした内容が紹介されています。読み応えありますがエピソードがふんだんに盛り込まれており読みやすい。

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    2023年06月26日
  • 依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか

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    ネタバレ

    依存症当事者の精神科医著。
    自身の体験も絡めつつ、依存症を取り巻く治療の変遷、政策と問題点、依存症に対する社会的な価値観とそれらがどう作られてきたのかまで深く掘り下げて書かれていてとても面白かった。

    ↓特に好きだった所
    「依存症供給産業」が安全だと信じこませるために、その悪影響への疑いを持たせる。悪影響がある人と無い人がいて、薬物の影響ではなく個人の責任とした。p.35

    依存症者は病人であり、法が「病気を犯罪とし、病人が病気であるからと罰せられることを許す」とした。それは「残虐な行為」である。p225.1
    私自身が回復し始めたころ、特に問題はなかったが、それ以上ではなかった。p309.23

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    2023年06月17日
  • 世界一やさしい依存症入門 やめられないのは誰かのせい?

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    依存症という言葉に引っ掛かりがあるなら、まず手に取るべき書籍。
    動機としては自分自身依存していると自覚のある行為をやめたいモチベーションがあって、依存症について調べたかったのがきっかけ。

    結局依存は治療するものではなく、いかに上手に人生のパートナーとして付き合っていくかということに尽きるなと思った。
    一つの答えとして「別のものに依存する」こと。語弊があるかもしれないが、シンプルに言うとそういうことだと思った。
    社会生活を営むのに支障が出るような依存には、医療の力を借りながら周囲の人間がチームで向き合っていくしかない。ゆえに孤独は一つ大きな障害になるのだなと思った。

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    2023年05月31日
  • 世界一やさしい依存症入門 やめられないのは誰かのせい?

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    めちゃわかりやす〜い
    易しいし優しい

    実際に依存している/しそうな人にも
    周りにそういう人がいる人にも
    どちらの人にもおすすめできる良書

    中学生に理解できる語彙に砕いて話されているのも大変良い

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    2023年03月17日
  • 誰がために医師はいる――クスリとヒトの現代論

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    薬物依存症患者の治療を専門とする精神科医である松本氏による著書。
    薬物依存症の真の姿を知る意味でも、また、人間としての医者を知る意味でも、とてもよい本だと思います。

    覚せい剤や大麻よりも、アルコールの方が薬物として悪質、というのは、みんなが知っておくべきことだと思いました。
    この本にもある「世界最古にして最悪の薬物」という表現は、そのことを浸透させる意味で、とてもよい表現だと思います。

    「困った人」は「困っている人」とか、「人間は薬を使う動物」とか、「ダメ。ゼッタイ。」では絶対ダメとか、示唆に富む言葉も多く、とても勉強になりました。
    「薬物依存」は、なかなか重いテーマだと思うのですが、そう

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    2023年03月05日
  • 自傷・自殺する子どもたち

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    非常にためになる内容だった。
    今後の勉強にぜひ活かしたい。

    ✏「自傷は他者に対するアピール的意図から行われる」といったことを支持するエビデンスなどどこにもない。
    エビデンスが明らかにしているのは「自傷の96%は、ひとりぼっちの状況で行われ、しかも、そのことを誰にも報告しない」ということである。

    ✏自傷は、わが国の10代の若者のおよそ1割に見られる、ありふれた現象であるが、周囲の大人はそのことに気づいていない。

    ✏自殺とは「苦痛しか存在しない世界からの脱出」であり、自傷とは「苦痛に満ちた世界に耐え忍ぶこと」である。
    その意味では、自殺を考える者の脳裏にはもはや絶望しかない一方で、自傷を考え

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    2023年02月17日
  • 世界一やさしい依存症入門 やめられないのは誰かのせい?

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    読み始めてから子供向け(14歳の世渡り術シリーズ)と気づく。でも大人こそ読んだ方が良い。
    後半泣けてきた。10代の1割がなんらかの自傷経験があるという。

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    2023年01月19日
  • 誰がために医師はいる――クスリとヒトの現代論

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    松本医師とはほぼ同世代なので経験してきた事が似ていることにまずはびっくり。我々が中学高校生の頃はお酒も煙草もハードルが低くて、「嫌煙権」なんて考え方すら無かった事を考えると世間の評価も変われば変わるもの。たしかに、事件、事故を引き起こす頻度や直接の死因となればクスリよりもお酒の方がはるかに危険なのかもしれない。今のところ我々世代のお酒は野放しだけど、若い人は飲まなくなって来ているのも自然な流れなのかな。

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    2022年12月16日
  • 世界一やさしい依存症入門 やめられないのは誰かのせい?

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    依存症について学びたいと思いこの本を読みました。
    読み始めてから、思春期の世代(14歳)に向けた本であることに気づきました。
    そのため、その世代に語りかけるような、わかりやすい言葉を選んでいるため読みやすいです。

    どんどん量が増えていく、やめようとすると禁断症状が出るといった依存症の怖さや、ドーパミンの仕様についてはすでに知識がありました。
    しかし、依存症がどうして起きるかの根っこの部分である「孤独」「悲しみや怒りを抱えながらもどうしようもできない状況」「今の自分を否定する気持ち」といった部分が依存症を引き起こすということはこの本で知りました。

    そこに関連した楽園ネズミと植民地ネズミの実験

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    2023年07月06日
  • 自分を傷つけてしまう人のためのレスキューガイド

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    ネタバレ

    自傷行為が起こる背景、家族や本人にできること、医療との連携などなど、ぐるっと網羅されています。

    が、本当に要点がよくまとまっていて分かりやすい。読みやすい。

    支援者の方、当事者の方、ご家族の方…どの立場の人が読んでも参考になると思います。

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    2022年11月20日
  • 世界一やさしい依存症入門 やめられないのは誰かのせい?

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    ゲーム依存だなって思って買ったこの本。
    自分のゲーム依存に対してもそうだけど、それ以上に自分以外の依存症に対する人への目線が変わった。

    依存症になる人って、心が弱い人なのかなってそう思ったけどそうじゃないんだって分かった。そりゃあそうか。
    「困った子は困っている子」本書に書かれていた言葉ですごく好きな言葉。

    何かに依存しないとやっていけないくらい、現実が苦しい。それは孤立してしまっている現状なんだと。自分のことを誰も分かってくれなくて、誰も理解してくれないことからくる孤独感が、依存へと繋がっているんだと知った。

    僕は僕で、ゲームをやり過ぎてしまうことを重く受け止めすぎるのではなく、気軽に

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    2022年11月08日
  • 誰がために医師はいる――クスリとヒトの現代論

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    アディクションの対義語はコネクション。薬物依存よりアルコール依存の方が深刻みたいなのだが、なぜ合法なのかしら。

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    2022年11月06日
  • 世界一やさしい依存症入門 やめられないのは誰かのせい?

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    『14歳の世渡り術シリーズ』

    ほんと自分が14歳のときに出会いたかった本。笑

    とても読みやすく分かりやすい!
    依存症について理解したい中高生はもちろん、身近な支援者の方にすすめたい本。

    きっと依存症へのイメージがかわると思う。

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    2022年11月05日
  • 死にたいと言ってください ―保健所こころの支援係― : 1

    購入済み

    国立精研の松本俊彦先生が監修!

    これはすごい!
    保健所の精神保健に関する漫画は、今まで無かったと思います。
    保健所の同じような部署にいる身としては、かなりリアルだと思います。
    なんと、あの国立精神神経医療研究センターの松本俊彦先生が監修しています。
    個人的にも、出てくるキャラの対応方法も、勉強になるな〜と見ております。

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    2022年11月04日
  • アディクションの地平線 越境し交錯するケア

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    臨床心理学誌に連載されたものをまとめたもの。臨床心理分野にアディクションが取り上げられること自体が画期的なことである。信田さんが公認心理師の会長になった影響なのか、もしくはトラウマとアディクションの関係が言われるようになり興味を持たれたのか。いずれにせよ、「鬼っ子」だったアディクションが、この様に取り上げられるのは好ましい。本書は全般的にアディクション関連事象いついても取り上げられており、入門書としても最適である。

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    2022年10月30日
  • 誰がために医師はいる――クスリとヒトの現代論

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    学術書みたいだしみすずだし難しそうだったが
    すごい面白い

    よい薬物悪い薬物はない
    よい使い方悪い使い方があるだけ

    コーヒーやアルコールも客観視して
    ドラッグとして見る本に触れたことはあるが
    精神科医からの視点で見るととても説得力がある

    日常生活で役立つかというと
    そうでもないけど
    マスコミが薬物について報道するとき
    少しだけ上から目線で見ることができそうだ

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    2022年09月06日
  • 誰がために医師はいる――クスリとヒトの現代論

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    一気に読み終えた。著者が悩みながら、自身も依存症を自覚しながら、薬を処方する立場の精神科医としてどう患者と対峙しているのかを赤裸々に綴っている。素晴らしい一冊。

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    2022年06月24日