松本俊彦のレビュー一覧
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ヘミングウェイの小説「誰がために鐘は鳴る」のタイトルから受け継いだであろうタイトル。調べてみるともともと、17世紀の詩人ジョン・ダンの言葉が最初で、「誰かの死は他人事ではなく、自分事である」という意味だそう。精神科医として患者の自殺も経験し葛藤しながらも、人に寄り添い続けてきた共感力・責任感のある人柄がうかがえる。
ヘミングウェイ自身、自身の執筆のためにスペイン内戦や第二次世界大戦に参加しつつも、晩年アルコール依存や精神を患っていたらしい。それらも踏まえて、「誰がために医師はいる」とつけられているのだろう。
まず医師とは思えないほどの文才に驚かされる。読書好きというのも納得できる。過去の歴史 -
Posted by ブクログ
主にアディクションについての、往復書簡であるが、精神医療や福祉についても幅広く語られていて、非常に興味深かった。保護者として子供達には薬物やギャンブルにはダメ・ゼッタイ方針で教育しているが、それはそれで場合によっては追い詰めてしまうのだな…と今のアディクション治療の考え方や、日本の法規制についても学びがあった。
私自身も、コレクション癖やハマると夢中になりすぎる面ではADHD的傾向があるのかもなあ…と我が身を振り返りつつ…。専業主婦という名のもと、かなり社会と切り離されている人間なので気をつけなければと思った。アディクション、私から遠い世界の話ではないぞ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりに一気読みした。面白かった、、、、、やはり自分の中にある切実な問いに向き合おうと思うと、自ずと興味関心が高く集中してしまう、、特に松本さんの著作は他にも勧められているのもあるし、読みたい。
私は自分が何かの依存症だとは思わないが、他の人と同じように何かに依存して、その依存先が少なくなることもあって、人間関係においては別れを経験し、なぜこうも別れが辛いのかと泣き悩むことがある。そしてなかなか手放せず、依存時間がダラダラとしたり、それがきっかけに自暴自棄になりそうな時だって、ある。そういった体験の理解を依存症の本は少し助けてくれるような気がするのだ。
以下線を引いたところ
「2、ヘイ、マ -
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無料版購入済み
保健所って、自殺にも対応されていたのですね。知らなかった。
それにしても毎回毎回、命のかかった人相手の仕事をするなんてすごく大変な現場だなと思います。でも死のうとしている方もいつも限界まで追い詰められている人ばかり。社会そのものを変えていかなきゃいけないよな、と考えさせられる漫画でした。 -
Posted by ブクログ
そんな彼女が、身近にいる。
ODの後、周りは彼女が腫れ物になったかのように接する。
にもかかわらず、彼女自身は何事もなかったかのように、むしろOD前よりもけろりと明るく「良い子」になる。
彼女の周りの多くの人が、そこに戸惑っていた。
「なかったこと」にはとても出来ない。でも今彼女は「落ち着いている」ようにみえる。どこに「ふとしたはずみ」が転がっているのかわからない。
彼女を大切に思う周りの人たちは、芯から安らぐという心の状態から果てしなく遠ざかってしまう。
この本を読んで、彼女のOD後の心情に、ほんの少しだけかもしれないが近づけたように思う。
今までのODやリスカの本とは明らかに異なる。
今 -
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困った子は困っている子
この言葉がすごく印象的だった。
昔教室で悪さばっかりして先生も泣かしてた子、学童終わりにお母さんがその子をおうちに一緒に車で送っても、いつもその子の家は夜になっても誰もいなかったのがすごくこわかったのを思い出した。
あの子は転校して行ったけどそのあとどうなったんだろう、シンナー吸って歯がボロボロだった先輩はどうなったんだろう、あの子は本当は摂食障害だったのかな、色んなことを思い出して考え直した本だった。
依存はいつも私たちの人生にぴったりくっついてはいるんだろうと思う。依存性になるか、嗜好で終わらせられるか、私だって危なかった時がたくさんあった
誰にでも起こりうるか -
Posted by ブクログ
【目次】
はじめに
第Ⅰ部 自分を傷つける生き方を理解する
1.死ぬためじゃないし、アピールのためでもない
2.「鎮痛薬」としての自傷
3.それで本当に問題は解決していますか?
4.「死への迂回路」としての自傷
5.「嫌なことを忘れたい」——物質乱用・依存と過量服薬
6.「食べるのがこわい」「食べるのがとまらない」——摂食障害
7.自分を傷つける関係性
第Ⅱ部 自分を傷つける生き方から回復する
8.自傷の状況を観察する
9.自傷にいたるパターンと対処法
10.現在の生活を見直す
11.もしも精神科医にかかるなら
12.自分を傷つける生き方から回復するためのヒント