【感想・ネタバレ】だらしない夫じゃなくて依存症でしたのレビュー

あらすじ

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「お役所による依存症啓発マンガ」なのに、夢中で読んで泣いてしまう。
―能町みね子

あなたが病気だと知ってよかった。
だって、私たちは家族だから。

WEBで話題沸騰!
あの依存症啓発漫画が待望の書籍化!

アルコール依存症の夫と、その妻。
苦悩と葛藤の日々、
回復への道のりをすべて描いた
感動の長編コミック。


アルコール、薬物、ギャンブル。
依存症は誰もが経験しうる病気であり、
そして回復できる病気です。
もしも大切な人が依存症になったら、
あなたはどんな言葉をかけますか?

◎書籍化特典
【著者渾身の描き下ろし50p超!】
WEB版では描き切れなかった「家族の対応」「スリップ時の対処法」等を盛り込み、
描き下ろし総ページ数は50p超!

【全国の依存症相談窓口/自助グループのご紹介】
全国の依存症相談窓口/自助グループの連絡先を収載しています。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

当事者、家族それぞれの心情がよくわかった。依存症は本人の気持ちの問題だと思われがちだが、そうではなく脳の病気であるということが繰り返し説明されている。支援する側の対応もスマートでよかった。

1
2020年05月29日

Posted by ブクログ

依存症当事者と家族の心情を軸に、どう対処したら良いかが示されてるいる。

圧巻の全編フルカラーだが優しい色合いでくどくなく読みやすい。

制作秘話が思わぬところに隠してあったりと遊び心もある。

巻末の依存症相談窓口一覧や参考文献は貴重な資料だ、困っている人には大いに力になるだろう。

何度読んでも涙があふれてくる。背景の細かいところまで工夫して描き込んであるので繰り返し読んでも飽きない。

これはオススメの良書である。

1
2020年03月04日

Posted by ブクログ

久しぶりに読み返しました。依存症の人の家族をケアするにはどうしたらと思って。
ちらりと見て内容思い出そうどしたんだけども、ぐんぐん引き込まれて最後まで読みました。
当事者も家族も苦しくて、でも一日一日を積み重ねていく。涙しながら味わいました。

0
2025年10月16日

Posted by ブクログ

心の穴は依存物で塞がらない 依存症やうつ病家族がいるので、忘れないための家に置いてる。自助グループの利用はしてないけど。やめ続けてる。
イネイブラーにならないように。線引きもわかりやすい1冊。

0
2025年12月02日

Posted by ブクログ

依存症の目線 家族の目線

友達や同僚の目線

さらには巻末には 作者自身の

依存の経験まで載っています



改めて 依存症を書いたものを読んで

確かに依存する人間には

自分に空いた穴を埋めるために

依存症になっていたという確信
それを支えたいと思った家族の

心の穴を 依存症の家族が開けてしまう

という 非常に厳しい真実に気が付きます

芋づる式に 苦しみを広げてしまう

恐ろしいです

0
2021年08月24日

Posted by ブクログ

いい本だった。最後はグッと来てしまいました。漫画としてはコマ割りが少し細かいかなと思いましたが、患者さん本人にもご家族にも勧めようと思える内容。ということで3冊買っておきました。

0
2020年09月01日

Posted by ブクログ

厚労省の依存症啓発事業で企画された漫画。Web版でも少し読んでいたが、書籍化して一気読み。アルコールだけでなく、サラリとギャンブル、薬物にも触れているあたりがかゆいところに手が届く感じ。また押し付けがましくなく、家族や本人の気持ちの変化や心のありようについて描かれているところも好感。番外編の「心の穴を埋める旅」が一番良かった。

1
2020年04月12日

Posted by ブクログ

ステキな物語であった。それでいて依存症に対する学びにもなった。私はカフェイン依存症だが治す気はない。

0
2025年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

依存症の恐ろしさを痛感した。
アルコール依存症、薬物依存症、ギャンブル依存症。
自分とは無縁の世界だと思っていたがいつ誰がなってもおかしくないんだな…。
やり場のないストレスに苦しんだり、同調圧力に負けたり、入り口は些細なこと。
ただ一度手をつけてしまうと悪循環に陥り、本人の力だけじゃなかなか抜け出せなくなる。
またアルコールや薬物は脳だけじゃなく身体全体に負担がかかる。
(ギャンブル依存症は身体的な負担はないがそれ故に表面化しにくい)

依存症によって脳が変質し犯罪に手を出してしまう人は少なからずいる。
そうなってしまう前に周りがいち早く気づき本人の事情と向き合いながら改善していくことが重要だと思った。
依存症の人に必要なのは反省ではなく治療。

0
2024年10月18日

Posted by ブクログ

お酒をやめても現実のしんどさは変わらない 
~自分の人生に向き合うために酒をやめる~
 
酒は薬物であり、現実逃避のツールである。暴言やイラつきは家族を嫌な気分にさせ、場合によっては離婚に至らしめる。時間、精神的、肉体的、金銭的にも費用対効果が非常に低いものである。
 報酬系の仕組みにより、離脱症状によりキレたり暴言を吐き家族を傷つけるが、病気であるので自分のせいではない。ただ、そのまま改善することなく飲み続けることは、人生の多くを無駄にすることになる。人生に真正面から向き合うことなく、逃げて暮らすことになる。そんな自分は嫌だ。依存症であれば、保健所で相談するなど、他者の力や外部に頼ることも必須だと感じた。
 飲むことに囚われて酒(薬物)に人生を支配されるのではなく、自分の意志でこれからの人生を歩んでいきたい。本書で最後に主人公が感じた、まず自分のために、次に誰かのためにという考え方のバランスをとり両立させることで、酒を介さず、充実した人生を送りたいと思う。

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2024年03月02日

Posted by ブクログ

アルコール依存症であることに気付き、理解し、歩んでいく夫婦の物語。

こんなふうにサポーティブなつながりがどこにでもある社会が実現していくといいな、と思いながら読みました。

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2024年02月17日

Posted by ブクログ

ウェブにあるものとほぼ同じです。実際の苦悩のがかかれていますが、端的に纏まっているのがよくもあり悪くもあるかと思います。

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2020年09月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これもすすめられて。
アルコール依存を中心として、薬物・ギャンブルなどいろんな依存症を取り扱っていて、出てくる人の立場も様々で、幅広い読者層に訴えかけられるのはもちろん、依存症という病の本質をはっきり示そうとしているのが伝わってきた。
作者自身がサバイバーでありながら、この漫画では家族を主人公として描いているところもバランスの良さに寄与しているだろう。
単一の依存症を扱ったものと比べて読み応えがあるので、一気読みは大変かも。でも当事者、家族、支援者(やいずれそうなるかもしれない人)の入門として役に立つ一冊。

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2020年04月27日

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