帯にもある通り完結巻なんだな。
間が空きすぎて大分忘れていたが読みながら思いだして来る。
滝田じい、どうしようもない爺さんのようであったけど、(実際あまり褒められないが)マスターの言葉通り後悔とともに生きていく、が残る。
誰しも大きなものから小さなものまで後悔があるもの。忘れられない引っかかりはどうしようもないものだ。前向きにとらえれる良い言葉。
この物語のテーマであろう再会と和解もマスターが主となる章で締めくくられる。案外すっとまとまった感があったが悪くなかったが、長く待った新刊だったのでやはり終わってしまうのは惜しい。