八木沢里志のレビュー一覧

  • しあわせの香り 〈新装版〉

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    喫茶トルンカにまつわる人の物語。20年来の常連客の千代子おばちゃん。マスターの娘の雫の幼なじみの浩太、フリーのイラストレーターの絢子さん。トルンカのコーヒーを通して、大切に誰かを思っていてほっこりさせられました。

    表紙に惹かれてよみましたが、これはシリーズ2作目だったんですね。でもちゃんと理解できました。
    いつかシリーズ1作目も読みます!

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    2023年07月07日
  • しあわせの香り 〈新装版〉

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    〈再会とは、人生における一番身近な奇跡である〉

    純喫茶トルンカ、レトロな雰囲気の珈琲が美味しい下町の喫茶店。

    読むとほろりと心がほぐれるやさしいお話。
    「午後のショパン」というトルンカの常連客千代子さんの初恋のお話が一番好きだった。

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    2023年05月31日
  • きみと暮らせば〈新装版〉

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    ☆4

    何気ない日常が、幸せなことなんだと気付かせてくれる…優しくて心温まる作品でした❁⃘*.゚

    浦上くん、長谷川さん、宇佐美のおじいさん、鹿野先生など、陽一とユカリの周りの人達が穏やかで素敵な人達ばかりなのも良かったです。

    陽一とユカリの兄妹の掛け合いが、読んでいてとても心地よくほっこり癒されました(*´˘`*)

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    2023年05月27日
  • しあわせの香り 〈新装版〉

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    ☆4

    前作がとても良かったので、再び「純喫茶トルンカ」を訪れてみました❁⃘*.゚
    今作では千代子ばあちゃん、浩太、絢子の3人が主役となった3編の物語でした。

    前作に引き続き、今作でも人との繋がりが心地よい素敵な物語ばかりで、心がほっこり温まりました。(マスターが淹れてくれたコーヒーを飲んだら、もっとポカポカ温まるんだろうなぁと)
    また続編が出てほしい、大好きな作品です(*´˘`*)

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    2023年04月04日
  • しあわせの香り 〈新装版〉

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    前作を知らずに読み進めたが、どの話も心を穏やかな気持ちにしてくれた。シェードツリーの憂鬱の浩太がいい感じ。トルンカのような喫茶店が欲しいな。

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    2023年04月02日
  • しあわせの香り 〈新装版〉

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     第一弾でも絢子のかっこよさは光っていたのだけど、今回もまた良い。他人のためにはすぐ動く。自分のことは後回しだったが、もがき悩み、身体を壊し、大好きな安住の地・谷中から出てみる決断の時がやってくる。
     まだ二十代で、「元カレ」とこんな良い距離感の、友情とも言い切れない関係になれるものなんだろうか、とも思うけど、理想的な関係だ。ヒロさんとの友情も和む。

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    2023年02月04日
  • 新装版 森崎書店の日々

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    神保町の古書店を舞台にした小説ということで期待したのだが、ちょっと期待外れ。小説としてまずまず面白いのではあるが、神保町古書店でなくても成り立つ話。だいたい後半のエピソード2は舞台がそこではない。
    たった10ページのエピソード3がいい。こんな話をたくさん読みたい。
    著者と編集者とで色々あったようだ。興味あるところ。

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    2025年12月28日
  • 純喫茶トルンカ 〈新装版〉

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    このお話のような喫茶店や商店街が近くにあればなあと、下町の良さを感じる作品でした。
    実際にはこの町のようにアットホームの付き合いは難しそうですが、行きつけのお店(喫茶店)は何年経っても憧れを持ったままです。
    「マスター!いつもの」とかみなさん本当に言うんでしょうか…。

    3篇に共通して「過去のわだかまりを持つ人」と「再会」がテーマにあり、偶然の再会で過去と向き合い、前向きになっていく姿は切なくも温かい気持ちになります。
    マスターの前職には驚きでした。笑
    いまだにコーヒーの違いがよくわからないので、トルンカでマスターのいれたコーヒーを飲んでみたいです。

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    2025年12月23日
  • 新装版 森崎書店の日々

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    とても優しい本だな。
    神保町は行ったことも、恐らく行くこともないだろうと思うのだけど、すごく行ってみたいなと思った。
    この物語に出てくる喫茶店に、買ったばかりの本を持ち込んで、コーヒーを飲みながら時間を過ごしたい。

    登場人物が優しくて、まわりの大人たちはまだ未熟な、経験の浅い主人公を包み込むように成長させてくれる。自分を見つめ、自分と対話する時間や機会を与えてくれる。
    そんな大人の方も、不完全なのだけれど。

    続編に当たる方とセットでひとつの物語、とのことなので、ぜひ、そちらも読みたい。

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    2025年12月22日
  • 新装版 森崎書店の日々

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    神保町の古書店を起点に色々と物語が進む。
    自分の読む時期が悪かったのか、
    内容としては面白いけど、まぁ、ありがちな内容と言うか。
    どこかほっこりする様なエピソードは求めてなかった様なのでまた気持ちが変わった時に読み直したい。
    叔父が姪のためによくしてくれるストーリーは出会ったことがなかったと思うので珍しかった。

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    2025年12月01日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    ネタバレ

    美味しいご飯が出てくるアンソロジー。タイトルと表紙に惹かれて手に取った。

    あくまで私の個人的感想なので好きな人には許して欲しいのだけど、1話目のスクランブルエッグの話はかなりビミョーだった。
    でも2話目の「ひめくり小鍋」がなかなか良くて、季節柄お鍋いいなー、しかも1人用のやつ!
    主人公の行動や、合言葉が必要とか、まあツッコミどころはあるのだけど。

    3話目の、背脂ラーメンの話がいちばん面白かった。途中まで、この人、殺人を犯したのでは?とドキドキしながら読んでいたら、違ってかなりホッとした。でも、自分のほんの小さな悪意が、ある人を事故死に追いやったのでは、と苦悩していた。その男性の友人もまた、

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    2025年11月09日
  • 純喫茶トルンカ 〈新装版〉

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    強面のマスターが営む喫茶トルンカ。アルバイト修一のちょっと変わった恋、トルンカに帰ってきた心臓に病を抱える自暴自棄の男性の忘れられない恋、マスターの娘しずく雫の初恋。コーヒーを飲みたくなった。

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    2025年11月05日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    6人の作家による短編作品。

    標野凪「バター多めチーズ入りふわふわスクランブルエッグ」
    冬森灯「ひめくり小鍋」
    友井羊「深夜に二人で背脂ラーメンを」
    八木沢里志「ペンション・ワケアッテの夜食」
    大沼紀子「夜の言い分。」
    近藤史恵「正しくないラーメン」

    夜中に読むとまずい本です、食べたくなってきます

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    2025年10月05日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    食事に関する短編集。
    個人的には近藤史恵さんの作品が好きだった。
    深夜の袋麺…悪魔的に美味しいに決まっている。

    友井羊さんは初めての作家さんだったけど、
    深夜に友人とラーメン屋に行く短い間のミステリーが面白く、しかもオチまで素晴らしい。他の作品も読んでみたい。

    あれ?二つとも深夜にラーメンの話…
    自分は文章に惹かれたと信じたい。
    決して、深夜のラーメンにではないと…

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    2025年10月04日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    夜食がテーマの短編集。
    短編集は知らない作家さんと出会えるのがいい。
    短編集きっかけで好きになった作家さんもいます。

    美味しそうな夜食が次々出てくるけれど、個人的に一番好きだったのは背脂ラーメン。
    大学生2人が夜中に背脂ラーメンを求めて歩きながら繰り広げられる会話の着地地点がすっきり見事。

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    2025年10月02日
  • 純喫茶トルンカ 〈新装版〉

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    例えば物語全体をアルバイトの修一目線とか、マスターの娘雫目線とかで読みたかったかも。 

    雫が可愛くて素直なところが良くて、不器用ながら、浩太とうまくいくといいな。
    南沢奈央さんの解説がエッセイを読んでいるようで良かった。

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    2025年09月18日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    さっくり読める本 いいかんじのも、いいかんじじゃないのも どちらかというとあまり後味が良くないのがおおかった印象

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    2025年09月17日
  • きみと暮らせば〈新装版〉

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    純喫茶トルンカが大好きな作品なので、すごく期待して読んだ。しかし、まったくの期待外れだった。
    再婚の両親が亡くなり、大学生の兄が学校やめて就職し、血のつながらない小学生の妹と2人で暮らすって、あり得ないし無理だと思った。また、父と娘を捨てて駆け落ちした、妹の実母が突然現れて、簡単に許してしまうと言うのも引っかかった。それと猫の名前に近所の家の人の名前の「種田さん」って。
    特にこの3つが、シラけさせられた。

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    2025年09月16日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    しおりが可愛いのと、近藤史恵さんの短編が入っていたから買ってみた。八木沢里志さんの「ペンション・ワケアッテの夜食」と、近藤史恵さんの「正しくないラーメン」が好き。こういう短編は、ほっこりした気持ちになりたい時に読みたくなる。

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    2025年09月15日
  • きみと暮らせば〈新装版〉

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     相田陽一とユカリは、再婚同士の両親と共に暮らしていたが、事故によりその両親は亡くなってしまう。
     陽一は大学を辞めユカリを養うために会社員に。
     ユカリも中学生という年齢ながら、陽一のために家事全般を担う。

     非凡な環境の中、道を外れることなく温かい家庭を築いていくふたりの姿はとてもたくましく感じた。
     そこへ加わるハチワレ猫の「種田さん」がいつもいい位置で相田家を彩る。
     学校や会社の友人、近所の人たちの温かさも素敵だった。
     
     終盤で、ユカリは生みの母と会ったり、陽一に恋人ができたりとふたりだけだった家庭が少しずつ変化していく。
     
     ユカリの「いつか全ての記憶が曖昧になってしまった

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    2025年08月17日