八木沢里志のレビュー一覧
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相田陽一とユカリは、再婚同士の両親と共に暮らしていたが、事故によりその両親は亡くなってしまう。
陽一は大学を辞めユカリを養うために会社員に。
ユカリも中学生という年齢ながら、陽一のために家事全般を担う。
非凡な環境の中、道を外れることなく温かい家庭を築いていくふたりの姿はとてもたくましく感じた。
そこへ加わるハチワレ猫の「種田さん」がいつもいい位置で相田家を彩る。
学校や会社の友人、近所の人たちの温かさも素敵だった。
終盤で、ユカリは生みの母と会ったり、陽一に恋人ができたりとふたりだけだった家庭が少しずつ変化していく。
ユカリの「いつか全ての記憶が曖昧になってしまった -
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ネタバレ午後のショパン
・美味しいとか、楽しいとか、心躍るとか、そういう感情は大切。年をとると、それがよくわかります。生きる上で、明るい気持ちほど日々の支えになってくれるものもない。
・かつて私はこの人の背中ばかりを眺めていた。それに比べたら、いまこうして向き合っていられるのが、どれほど素敵なことか。
シェード・ツリーの憂鬱
・浩太を傷つける奴はわたしが許さない、だって? 俺がおまえを守るんだよ。俺がおまえのシェード・ツリーなんだ。なのに、なのに──。
旅立ちの季節
・「絢子、気をつけて行ってこい」 ヒロさんの言葉に、マスターが続いた。「絢子ちゃん、君が無事帰ってくるのをみんな祈ってるよ。 -
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夜食をテーマにした6つの短編集
標野凪さんの「バター多めのチーズ入りふわふわスクランブルエッグ」
コレはかなりの元彼への未練たらたらストーリー
スクランブルエッグは無理矢理こじ付けた感がありました
冬森灯さんの「ひめくり小鍋」
終電を逃した為に初めて会った人とたとえ同じ女性でも行動を共にするか?それも深夜にお寺
たどり着いた店は合言葉が必要だったり占い要素もあったり、でも実際は新聞販売店と言う、いろんな要素満載の話しだった
友井羊さんの「深夜に二人で背脂ラーメンを」
自分が事故死した人の原因になったかもしれないと思った2人の話し
事故死ではなく真犯人がいるかのようなミステリータッチでドキ