八木沢里志のレビュー一覧

  • 新装版 森崎書店の日々

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    優しくて、じんわりと心が暖かくなる作品だった
    神保町の古本屋が舞台で、そんなに特殊な出来事が起こるわけではないが、読後感の良い本だった

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    2026年06月23日
  • ペンション・ワケアッテ

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    ペンション・ワケアッテ
    ワケアリの人たちが行き着くペンション
    (タクシー運転手キクチさん曰く)
    実在するなら行ってみたくなるペンションで
    ご夫婦や自然にも癒されたくなった。

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    2026年06月07日
  • 純喫茶トルンカ 最高の一杯

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     借金の取り立てやとかタクシー運転手など様々な職歴を持つ喫茶店のマスターが、キャバレークラブで働いていた妻の敏子さんとの出会いとの出会いなどを振り返り、17歳で病死した長女菫は本当はマスターと結婚する前に妻の敏子さんが前の彼氏との間に出来た子である事を学校の階段から落ちて入院している次女雫にどうやって伝えるべきか?悩んだり、女優として働いてみると裏で様々な噂が飛び交い、本当にこの世界でやっていけるのか?疑問を持った女性がこの喫茶店でやり直す気力を貰ったりする物語です。

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    2026年06月07日
  • ペンション・ワケアッテ

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    小吉と楓の夫婦が営む山奥のペンションを舞台にした6つの物語。

    さまざまな事情を抱えた客がペンションを訪れる。
    四季折々の自然、夫婦の温かな心遣いが客たちの心のわだかまりを解きほぐしていく。

    小説というより自己啓発本。
    沁み入る。

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    2026年05月29日
  • ペンション・ワケアッテ

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    短編集。みんな訳ありだが、ペンションオーナーのお陰で元気になる。「他人とつながることが優先されている昨今、大事なのは自分の声を聞くこと。人は皆、自分の内側に帰る道を探し続ける旅人」なるほど

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    2026年05月29日
  • ペンション・ワケアッテ

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    可愛らしい北欧風のペンションにやってくるのはワケアリの旅人。でもこのペンションで一晩過ごせば悩みや心のモヤモヤがスッキリして帰っていく。
    最後にその後がお礼の手紙として綴られていてスッキリ。こんなペンションでデジタルデトックスしたいなぁ〜。

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    2026年05月26日
  • 新装版 続・森崎書店の日々

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    本当に良いお話でした、物語に出てくる人達全員が良い人ばかりで悪い人がいないので素直に安心して物語の中に入って読むことができました。
      
    読み始めのほうで、ジロウはどこだとおじさんが馬鹿でかい声で大騒ぎして、どうしちゃったんだろうと思いながら読んでると、その正体が明らかになって大笑いしてしまった、それで読む意欲が高まり、まんまとやられたと思ってしまいました。

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    2026年05月24日
  • ペンション・ワケアッテ

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    ペンションはホテルや旅館と違って、オーナーとの距離が近い。この物語ではちょっと近すぎるかなと思ったけど、心を癒やすにはあってもいいかなと思いました。

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    2026年05月21日
  • 新装版 続・森崎書店の日々

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    ネタバレ

    貴子が森崎書店で過ごした日々から、3年も経っている。しかし普通に仕事をしつつ、何かと森崎書店を訪れる。第二の家とも言える。

    貴子は和田さんとちょい一波乱あったけど、いい感じになっている。サトル叔父と桃子さんも相変わらず。トモちゃんと高野くんは…トモちゃんの悲しい過去が語られて、一筋縄ではいかない関係性だ。高野くん、がんばれ!

    そしてそして…うっすら予感はしてたけど、桃子さんが亡くなってしまう。貴子が、サトルから桃子さんの病状を聞いた時の衝撃。桃子さんが亡くなった後のサトルの様子。私はどちらも経験があって、身につまされた。サトルがやっと、悲しみを解放して号泣する場面は、涙なくして読めない。サトルと桃子さんの、一見サバサバしているのに実はこれでもかってくらい、思い合っている描写が、とても良かった。

    主人公は貴子だけど、貴子の周りの人たちが魅力的過ぎてちょっと霞んでるかも?
    でもラストで、和田さんとの結婚が決まり、幸せな貴子が見られて良かった!

    ちなみに、物語の中に出てくる近代文学、私がちゃんと読んだことがあるのは「陰翳礼讃」くらいで、ちょっとした敗北を感じている…。ホラーもミステリーも好きだけど、たまには近代文学も、とちょっとだけ考えたりして。

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    2026年05月19日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    どの話も良かったです!

    「バター多めチーズ入りふわふわスクランブルエッグ」標野凪
    「ひめくり小鍋」冬森灯
    「深夜に二人で背脂ラーメンを」友井羊
    「ペンション・ワケアッテの夜食」八木沢里志
    「夜の言い分。」大沼紀子
    「正しくないラーメン」近藤史恵

    ひめくり小鍋とペンション・ワケアッテが特に好き。
    冬森さんは初読み作家さんなので追いかけてみます。

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    2026年05月15日
  • 新装版 続・森崎書店の日々

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    ネタバレ

    心優しくピュアな人たちばかりで、とても穏やかな空気感の物語。
    貴子もサトル叔父さんも、和田さんも、トモちゃんも高野くんも、自分の本当の気持ちと向き合うことで前に進んでいく。
    ちょっと元気になれた気がする一冊。
    何より桃子さんの手紙が素敵でした。「私はあなたに笑っていてほしいのです。あなたの笑顔が好きなのです」。最愛の人の背中を押す言葉を、最期にそっと残す深い愛情に感動しました。

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    2026年05月14日
  • 新装版 続・森崎書店の日々

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    本好きにはたまらないタイトルや物語…♡

    物語の中で特に印象的なのは
    実在する小説たちが
    登場人物たちの心にそっと寄り添うシーン!

    叔父の悟(さとる)が大切にしている
    室生犀星の詩集は
    犀星の綴る繊細な言葉が
    不器用な悟の心の奥底にある
    優しさや悲しみと共鳴し
    読んでいるこちらまで胸が熱くなりました!

     

    また劇中で触れられる林芙美子の『放浪記』では
    「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」という有名なフレーズが 神保町という街に積み重なった時間やそこで生きる人々のままならない人生と深く重なりました

     

    「 たとえ遠回りをしたとしても
    その時間は決して無駄じゃない 」

     

    森崎書店に並ぶ本たちは
    何十年も前から変わらず
    そこにあり続けているけど
    それを受け取る私たちは
    日々少しずつ形を変えて生きている…

     

    本を介して誰かの過去に触れ
    それも含めて受け入れていくことの尊さを
    改めて教えてもらった気がしました!

    本が好きで本当に良かった…!!
    いつか神保町で書店巡りをしてみたいなぁ♡

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    2026年05月06日
  • 新装版 続・森崎書店の日々

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    本を通して自分の内側を見つめ直すきっかけになる一冊だった。

    ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ☽ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖

    前作のはじまりの頃と比べて、主人公にしっかりとした“芯”を感じた。
    森崎書店とそこで関わる人々という「安全基地」を見つけたことで、周囲の評価に振り回されなくなっていたことも大きな変化で、人と本の力を感じた。

    今回は続編ということで、主人公の周りの人々にフォーカスを当てた物語になっていて、
    登場人物の人間らしさが見えた。
    前作ではスマート、可愛い、頼りない、など一言で表現できていたキャラクターに血が通ったような感じがした。
    主人公も他の登場人物たちも、自分の中にある目を背けていたいものと向き合って、壁を乗り越えていく。
    結局はどんな問題も、自分の心のあり方次第なのかもしれないと考えさせられた。

    特別に好きな本だからこそ何度も読んで価値をすり減らしたくない、という主人公や、
    本を読んで心を落ち着けるという友達に
    同じ本好きの匂いを感じるのが嬉しい。

    作中ではさまざまな本が紹介されているのも魅力のひとつ。
    『智恵子抄』や『陰翳礼讃』、『夜明け前』など、
    登場人物たちの言葉を通して語られるそれらの作品は、
    あらすじを読むより鮮やかな感情を帯びてて、自然に「読みたい」という気持ちになる。
    とりわけ『阿房列車』の紹介が本好きの心をくすぐる巧みさだった。

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    2026年04月30日
  • 純喫茶トルンカ 〈新装版〉

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    3つの恋の物語
    1作目
    前世で恋人だったって、どういうこと?と先が知りたくて一気読み

    2作目
    しみじみと昔を懐かしむ大人の恋心
    夕焼けのシーンが胸に沁みる

    3作目
    若い10代の恋
    目の前にいる大切な人にまだ気づかない、恋に憧れ一生懸命な姿が可愛い

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    2026年04月20日
  • 新装版 続・森崎書店の日々

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    続編も良かった。
    生きているといろんなことが起こるし、
    歳もとる。
    過去の自分と向き合って、前に進もうとする姿勢に成長を感じた。
    いつもそこにいた人が居なくなる。
    悲しくて寂しい。
    辛くてどうしようもない。
    それでも森崎書店は続く。
    営業再開してくれてよかった。

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    2026年03月28日
  • 新装版 続・森崎書店の日々

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    森崎書店のその後の物語。
    読者の私は、森崎書店と喫茶店〈すぼうる〉に集う人たちが大好きです。

    前作よりも
    サトル叔父さんと桃子さん
    貴子と和田さん
    トモちゃんと高野くん
    それぞれがお互いを思う気持ちが、痛いほど伝わってきました。その人のことを思うからこそ、色々と悩むんですよね。自ら壁を作ったりして。

    それを周囲の人が心配してくれて、その助けもあって前向きになっていく様子が、読者の私にも伝わってきました。今回はとても悲しい出来事があったけれど、その悲しみを背負って前を向いていけるようになったことが良かったです。

    大切な人にはきちんと想いを伝えて、自分のことを知ってもらうこと。相手の想いも伝えてもらうこと。普段は冗談を言い合っていても、いざというときは心配してくれる人が周りにいるっていいですよね。そんな良さを伝えてくれる小説でした。作中に出てくる近代小説にも興味が湧いてくるかも。





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    2026年03月05日
  • 純喫茶トルンカ 最高の一杯

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    やっと最終巻を読みました。

    今までの話を総括したような
    そして、マスターと雫ちゃんの家族について。マスターの家族に対する秘めた苦悩と思いも描かれていてとても良かったです

    1巻から読み直したい気持ちになりました

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    2026年02月28日
  • 純喫茶トルンカ 〈新装版〉

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    どの短編も温かい気持ちになれる作品だった。

    こういう作品って、喫茶店のマスターが主人公なことが多いけれど、この作品は違う。一人称が毎回変わっていく。トルンカで働いていたり、お客さんだったり。
    トルンカで出会った人たち、トルンカがあったから出会えた人たちが少しずつ成長していく姿が素敵。

    谷中商店街、行ったことないけど行ってみたい。森鴎外記念館とかも本当にあるのかな?

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    2026年02月19日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    ネタバレ

    「泣きたい午後のご褒美」の続き気分で読み出したが、今回はミステリー要素もあり、なかなか楽しい。

    それぞれおもしろいのだが、秀逸だったのが、「ペンション・ワケアッテ」。
    いやいや、日本語って奥深いとつくづく思う。
    主人公は訳あり旅行に出てきて、なんだか感じ悪さMAXだったけど、いつの間にか前を向いていた。
    一方的に別れを告げた男との唯一の繋がりの象徴である手紙を、愚かだと思いつつも大事にしてしまう切なさは伝わってくる。
    だけど、一番大事な話を一方的に手紙で済ませようとしたつまらない男の幻想から目が覚めて、本当によかった。

    どの作品も、とてもおいしそうなお夜食ばかり。
    読んでいておいしくて楽しい。最高である。



    2025/09/19 11:42

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    2026年02月13日
  • 純喫茶トルンカ 最高の一杯

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    あ〜読み終わってしまった。
    最後のマスターの過去は少し泣きながら読んだ。
    前々作からのキャラクターが出たりすると『お!懐かしい!』と自分もトルンカで一緒にその光景を見ているような感覚。
    『再会とは、人生における一番身近な奇跡である』この言葉が最終巻になるとすごくグッとくる感じ。
    読んだ後、こんな温かい喫茶が近くにあればいいのにって心の底から思った。

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    2026年02月06日