八木沢里志のレビュー一覧

  • きみと暮らせば〈新装版〉

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    また素敵な本に出会ってしまった。
    のんびり屋の兄としっかり者の妹の兄妹の物語。
    読み心地がよくて、読後感もGood!
    作品から幸せが滲みでていて、自然と顔がほころぶ。いいなぁ、もっと読んでいたいなぁって思いながら読みました。

    親同士が再婚し兄妹になった陽一とユカリ。ところがわずか数年後、両親が揃って事故にあい兄妹が残されてしまう。大学を辞めて陽一が働き、ユカリが家事を担う。
    そんなかたちで始まった二人の暮らしですが、血が繋がらなくても紛れもない兄妹。
    “あるある”な日常なのに(だから?)、二人の暮らしぶりや会話にほっとします。
    日常のなかにも小さなドラマがあって、それが降り積もって人生になっ

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    2023年05月21日
  • しあわせの香り 〈新装版〉

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    絢子とヒロさんの雰囲気がとても好き。というかヒロさんみたいな人に私も出会いたいと思う。これは私が父親コンプレックスを抱いているからかなとも思った。
    千代子さんのストーリーも心が痛い。そういえばもうリアルな戦争の話をできる人が減ってきているなぁ。
    コーヒー飲みたい

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    2023年02月28日
  • 純喫茶トルンカ 〈新装版〉

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     様々な事情を抱え、それだからこそ、どこまでも優しく、明るく、前向きに生きている人たちの物語。この物語世界のなかに、もう少し留まりたいと思わせてくれる。

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    2025年12月07日
  • ペンション・ワケアッテ

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    小吉と楓の夫婦が営む山奥のペンションを舞台にした6つの物語。

    さまざまな事情を抱えた客がペンションを訪れる。
    四季折々の自然、夫婦の温かな心遣いが客たちの心のわだかまりを解きほぐしていく。

    小説というより自己啓発本。
    沁み入る。

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    2026年05月29日
  • ペンション・ワケアッテ

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    可愛らしい北欧風のペンションにやってくるのはワケアリの旅人。でもこのペンションで一晩過ごせば悩みや心のモヤモヤがスッキリして帰っていく。
    最後にその後がお礼の手紙として綴られていてスッキリ。こんなペンションでデジタルデトックスしたいなぁ〜。

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    2026年05月26日
  • 新装版 森崎書店の日々

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    第3回ちよだ文学賞受賞作。世界50ヵ国で翻訳され話題となり、日本でも新装版が発売された。初版は2010年。主人公の貴子は、同じ職場の恋人から別の女性と結婚すると告げられ、ショックから退職し、引き籠る。神保町で古書店を営む叔父のサトルは、そんな彼女を店舗の2階に住むように誘う。サトルの不器用なまでの優しさ、神保町と言う街、そこに住む人々との交流に癒され、成長する貴子の様子が丁寧に描かれていて、ジンワリと心に沁みる優しい小説だった。後書きによると、続編を以て作品が完成するという。続編も読もうー。

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    2026年05月26日
  • 新装版 続・森崎書店の日々

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    本当に良いお話でした、物語に出てくる人達全員が良い人ばかりで悪い人がいないので素直に安心して物語の中に入って読むことができました。
      
    読み始めのほうで、ジロウはどこだとおじさんが馬鹿でかい声で大騒ぎして、どうしちゃったんだろうと思いながら読んでると、その正体が明らかになって大笑いしてしまった、それで読む意欲が高まり、まんまとやられたと思ってしまいました。

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    2026年05月24日
  • ペンション・ワケアッテ

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    ペンションはホテルや旅館と違って、オーナーとの距離が近い。この物語ではちょっと近すぎるかなと思ったけど、心を癒やすにはあってもいいかなと思いました。

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    2026年05月21日
  • 新装版 続・森崎書店の日々

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    ネタバレ

    貴子が森崎書店で過ごした日々から、3年も経っている。しかし普通に仕事をしつつ、何かと森崎書店を訪れる。第二の家とも言える。

    貴子は和田さんとちょい一波乱あったけど、いい感じになっている。サトル叔父と桃子さんも相変わらず。トモちゃんと高野くんは…トモちゃんの悲しい過去が語られて、一筋縄ではいかない関係性だ。高野くん、がんばれ!

    そしてそして…うっすら予感はしてたけど、桃子さんが亡くなってしまう。貴子が、サトルから桃子さんの病状を聞いた時の衝撃。桃子さんが亡くなった後のサトルの様子。私はどちらも経験があって、身につまされた。サトルがやっと、悲しみを解放して号泣する場面は、涙なくして読めない。サ

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    2026年05月19日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    どの話も良かったです!

    「バター多めチーズ入りふわふわスクランブルエッグ」標野凪
    「ひめくり小鍋」冬森灯
    「深夜に二人で背脂ラーメンを」友井羊
    「ペンション・ワケアッテの夜食」八木沢里志
    「夜の言い分。」大沼紀子
    「正しくないラーメン」近藤史恵

    ひめくり小鍋とペンション・ワケアッテが特に好き。
    冬森さんは初読み作家さんなので追いかけてみます。

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    2026年05月15日
  • 新装版 続・森崎書店の日々

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    ネタバレ

    心優しくピュアな人たちばかりで、とても穏やかな空気感の物語。
    貴子もサトル叔父さんも、和田さんも、トモちゃんも高野くんも、自分の本当の気持ちと向き合うことで前に進んでいく。
    ちょっと元気になれた気がする一冊。
    何より桃子さんの手紙が素敵でした。「私はあなたに笑っていてほしいのです。あなたの笑顔が好きなのです」。最愛の人の背中を押す言葉を、最期にそっと残す深い愛情に感動しました。

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    2026年05月14日
  • 新装版 森崎書店の日々

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    ネタバレ

    恋人に振られ、仕事を辞め、どん底にいたアラサーの貴子。神田神保町で古書店を営む叔父のサトルから、「住み込みで仕事を手伝って欲しい」と連絡があり、引っ越すことに。

    古書店で本に囲まれ、叔父行きつけの喫茶店でコーヒーを飲み、店の常連や喫茶店のマスター、叔父の妻で、5年前に出て行ってから突然戻ってきた桃子さんとの交流を通して、少しずつ自分を取り戻していく貴子の様子が、はがゆくもあり、応援したくもあり…。充電期間を神保町の古書店で、なんてすごく贅沢!うらやましい!

    貴子が古書店での生活に終わりを告げ、新たな一歩を踏み出すのは、物語の半ばくらい。意外と早い。その後は、桃子さんや、古書店や喫茶店のお客

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    2026年05月13日
  • 新装版 森崎書店の日々

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    傷ついた主人公が叔父の勧めで神保町にある古書店を手伝いながら再生していく物語
    優しい神保町の仲間達と出会って心癒されていく主人公に涙
    神保町舞台の物語はやっぱり好きだなぁと

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    2026年05月11日
  • ペンション・ワケアッテ

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    ネタバレ

    めっちゃ読みやすかった。作者様、なんだか聞いたことが…と思ったら純喫茶トルンカと森崎書店の方だった!!!どちらも読もう読もうと思っていたのですが、先にこちらを読んでしまいました。

    プロローグの『働け、僕の側頭葉!』で思わず吹き出してしまってからわりと一気に読みました。

    しんどい気持ちの宿泊客たちが、お2人と1匹と自然とご飯に癒されていく(ついでにキクチさんにも)。

    小吉さんも楓さんも素敵ですね。
    こうやって周囲に優しくなれたらなぁ。
    私も自分でいっぱいいっぱいになってたり、恩着せがましい考え方とかしてたり、反省しないとなぁと思いました。変わるための一歩を踏み出せたみんなは本当に素敵。

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    2026年05月10日
  • 新装版 続・森崎書店の日々

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    本好きにはたまらないタイトルや物語…♡

    物語の中で特に印象的なのは
    実在する小説たちが
    登場人物たちの心にそっと寄り添うシーン!

    叔父の悟(さとる)が大切にしている
    室生犀星の詩集は
    犀星の綴る繊細な言葉が
    不器用な悟の心の奥底にある
    優しさや悲しみと共鳴し
    読んでいるこちらまで胸が熱くなりました!

     

    また劇中で触れられる林芙美子の『放浪記』では
    「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」という有名なフレーズが 神保町という街に積み重なった時間やそこで生きる人々のままならない人生と深く重なりました

     

    「 たとえ遠回りをしたとしても
    その時間は決して無駄じゃない 」

     

    森崎書

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    2026年05月06日
  • 新装版 森崎書店の日々

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    サラッと読めるお話

    こんなお節介な叔父さんが自分にも
    居たらなー!と思う気持ち
    いやでも、多分実際居たら煩わしいかも..笑
    神保町、いつか行ってみたい

    登場人物たちの恋の行方が気になる
    続編が出てるので近日中に読みたい!

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    2026年05月06日
  • ペンション・ワケアッテ

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    本当の自分を知って、相応しい人生を始める。

    宿泊する人たち、必ず一人は自分と同じ経験をしたことがあるのではないかと。
    自分なりに生きていきたいのに、悲しいかな世の中の価値観や先入観に苛まれ生きていかなければいけない窮屈な時代に埋もれてしまい、見失ってしまうこと。

    個人的に残ったのは、小説家として売れなくなって、スランプに陥った小説家・孝弘。ニュースのコメントを書くことで集客を集め優越感に浸りたい自己顕示の塊が、どこかでもう一度日の目を見られたい。焦りと不安が自分のスペースを埋めていく、そんな彼に小吉さんの助言が刺さってしまった。否が応でも「内面の自分と向き合ってないな」「ゆとりのないまま過

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    2026年05月04日
  • 新装版 森崎書店の日々

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    ネタバレ

    叔父との約束。心が温かくなった一説。
    「人を愛することを恐れないでくれ。好きになれるうちに、いっぱい人を好きになってほしい。
    たとえ、そこから悲しみが生まれようと、誰も愛さないで生きるなんてさみしいことはしないでくれ。僕は、今回のことで貴子ちゃんがもう人を愛するのをやめてしまったりするのが、とても心配なんだ。愛することは素晴らしい。それはどうか忘れないでほしい。人を愛した記憶というのは、絶対に心の中から消え去らない。それは、いつまでも人の心をじんわりと温めてくれる。
    僕のように年をとるとね、それがわかるんだよ」

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    2026年05月03日
  • ペンション・ワケアッテ

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    なんか癒された。小吉さんが掛けてくれる言葉は、ハッとされるし、染みる。

    ずっとそこにいて欲しい、2人でした。

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    2026年04月30日
  • 新装版 続・森崎書店の日々

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    本を通して自分の内側を見つめ直すきっかけになる一冊だった。

    ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ☽ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖

    前作のはじまりの頃と比べて、主人公にしっかりとした“芯”を感じた。
    森崎書店とそこで関わる人々という「安全基地」を見つけたことで、周囲の評価に振り回されなくなっていたことも大きな変化で、人と本の力を感じた。

    今回は続編ということで、主人公の周りの人々にフォーカスを当てた物語になっていて、
    登場人物の人間らしさが見えた。
    前作ではスマート、可愛い、頼りない、など一言で表現できていたキ

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    2026年04月30日