八木沢里志のレビュー一覧

  • しあわせの香り 〈新装版〉

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    絢子とヒロさんの雰囲気がとても好き。というかヒロさんみたいな人に私も出会いたいと思う。これは私が父親コンプレックスを抱いているからかなとも思った。
    千代子さんのストーリーも心が痛い。そういえばもうリアルな戦争の話をできる人が減ってきているなぁ。
    コーヒー飲みたい

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    2023年02月28日
  • 純喫茶トルンカ 〈新装版〉

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     様々な事情を抱え、それだからこそ、どこまでも優しく、明るく、前向きに生きている人たちの物語。この物語世界のなかに、もう少し留まりたいと思わせてくれる。

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    2025年12月07日
  • 新装版 続・森崎書店の日々

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    ネタバレ

    他の読者も書いているのですが、文章が非常にうまくて読みやすいので感情移入してしまい、読んだ後は満足感でいっぱいになります。一点だけ、痔瘻 (じろう) は痔核 (じかく) と違って手術をしないと治りません。ほうっておくと癌になることもあります。なまじ知識があったので気になってしまいました。

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    2025年12月26日
  • しあわせの香り 〈新装版〉

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    やっぱりあたたかい感じの話で、良い作品だった
    三話とも面白かったが、中学生男子の話が感情が揺さぶられる感じがあり、特に気に入った

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    2025年12月24日
  • しあわせの香り 〈新装版〉

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    前作よりこちらの方が好きかな。
    今回の主役は3人。
    それぞれが心に引っかかっているものを解いていくのですが、、、。
    高校生の男子のお話はちょっと読んでいて辛かったな。自分の悪い部分を認めて、自分がどうしていきたいのかを見つけていくお話で良かったのですが。彼の周りの高校生にも同じように考えられれば良いなと思いました。彼がこれで良しと出来て確かに良かったとは思えましたが…。
    いつの時代もどの年齢も生きるって大変…。

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    2025年12月21日
  • 純喫茶トルンカ 〈新装版〉

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    最初は、いきなり前世で恋人だったというところから始まり、どうなることかと思ったら、読み進めていくと凄く面白くて、完全にはまってしまいました
    こういうあたたかい小説は大好きです

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    2025年12月18日
  • 新装版 森崎書店の日々

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    初めての、八木沢里志さん。
    いろんなところでこの本をオススメされていたのを目にし気になったので買ってみました。

    個人的には森崎書店の常連さんや神保町界隈で出会う人たちとの人情物語か、文豪の言葉から紡ぎ出す物語と思ってた。
    が、物語として森崎書店の店主のサトル叔父さん、そして主人公の貴子の心の変化と成長を描いた、ヒューマンドラマでした。意外だった…。

    サトル叔父さんや神保町界隈にいる人たちの温かさも変化させた大きなきっかけになったと思ったので、この物語の軸は「自分と対話すること」だったりするのかなと。

    結構人間は行動と本音が食い違うことが多く厄介だなと改めて思う。
    物語の中に出てくる文豪た

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    2025年12月18日
  • 新装版 森崎書店の日々

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    古本屋を舞台にした作品。本好きにはたまらない一冊。柔らかく緩く流れる神保町の不思議な空間にすぐに入り込めてしまう。この世界観に引き込まれる没入感がある。

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    2025年12月12日
  • 新装版 森崎書店の日々

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    始まりは暗いけど、全体的にはほのぼのとしたヒューマンドラマ系。

    傷ついた主人公が、叔父の経営する書店で住み込みで働いて本や人と関わっていくうちに回復していくお話し。

    大きな展開はないけれど穏やかな読書の時間を楽しめました。

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    2025年12月11日
  • 新装版 森崎書店の日々

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    新装版と書いてあり、調べてみると10年ほど前の作者のデビュー作だった。あとがきで作者は "拙い文章" と謙遜しているが、本作品のところどころにちりばめられた何とも言えない表現、文章はなんどとなく私の琴線に触れました。"新装版 続・森崎書店の日々" も絶対読みます。

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    2025年12月05日
  • 新装版 続・森崎書店の日々

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    前作を読み切って即続きを買いに行って1日で読み切っちゃった
    前作に続き、主人公 貴子を軸に森崎書店の日常と周りの人たちを描いた物語

    前作のあとがきを読んで少し予感はしていたが、周りの人たちとの話に加えて生命の話も

    人は絶望してもなお、「居場所」があるだけで前を向けるし再び生きようと思えるよなと改めて思った

    「森崎書店で過ごした日々は、私にとって必要な時間でした」
    わたしにとっても本当に必要な時間で、また戻ってきたくなる居場所のような一冊だった

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    2025年11月27日
  • 新装版 森崎書店の日々

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    ネタバレ

    2010年に刊行されて世界中で翻訳されているらしい一冊、気になって購入

    恋人から突然結婚すると告げられ、仕事も辞め、恋人と仕事を一気に失った貴子に古本屋を営んでいる叔父のサトルから連絡があり、古本屋で暮らすことになるところから始まる物語

    前半は貴子のお話、後半はサトル叔父さんの妻の桃子さんのお話
    どちらもとっても優しいお話でだいすきになった

    「わたし、、、、こんなふうに何もしないで、時間を無駄にしてるかな、、、」
    叔父は、わたしを見つめて優しく微笑んだ。
    「そんなことないと思うよ。時には人生、立ち止まってみることも大切だよ。これはまあ、人生という長い旅における一休みさ。ここは波止場であり

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    2025年11月26日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    全体的にあっさりした内容で頭も心も空っぽにして読むことができた。
    どの話にもつっこみたいところはあるのだけれど、それは置いといて出てくる夜食はどれも魅力的!
    深夜のラーメンは罪悪感すらスパイス!健康とか美容とか何もかも捨てて1年に1度は食べたくなる魔性の食べ物だと思う。寒い中外であったまって食べるのもよし、家でこっそり鍋に火をかけるのもよし…食べたくなってくる!でも個人的に1番印象に残った食べものは「ペンション・ワケアッテ」のてんつゆてんかすおにぎり(合ってる?)早速自分でつくって食べたくなってる。

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    2025年11月14日
  • 純喫茶トルンカ 〈新装版〉

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    ネタバレ

    純喫茶で繰り広げられる人間模様。
    みんなそれぞれ後悔している過去があってやり直せないからこそ悩んだり辛くなったりする。

    個人的に忙しくてこの小説を読むのにすごく時間がかかってしまったが読むたびにスッと喫茶店に座って登場人物が会話しているのを盗み聞きするようなそんな感覚になれてしまう。
    『再会とは、人生における一番身近な奇跡である』ある登場人物のセリフ、これこそがシンプルだけどこの小説の核の部分だなと思った。

    これがシリーズ化されていると知りすぐに読みたくなった。

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    2025年10月31日
  • 純喫茶トルンカ 〈新装版〉

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    喫茶店を舞台にした心温まる短編集。
    難しいひねりやどんでん返しもないし、
    殺人事件が起きることもないけれど笑

    ほっこり、こころがじんわり温かくなる。
    コーヒーの香りのする本。

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    2025年10月30日
  • しあわせの香り 〈新装版〉

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    前作から結構時間経ってしまって「どんな話だったっけ?」と慌てて前作読み返すw。
    千代子ばあちゃんのお話から。今年は戦後80年という節目の年でもあったから、余計に響いた。千代子ばあちゃんの想い人がPTSDに苦しめられていたというのも、まさに今年よく記事や番組で目にしたワードだった。
    ヒロさんが戻ってきて、彼に〈再会とは、人生における一番身近な奇跡である〉という言葉を送られたとおり、千代子ばあちゃんに奇跡が起きた時は、私も身内のように「良かったね〜千代子ばあちゃん〜」と思わず口走っていたw。
    この言葉が最後の絢子姉ちゃんの話まで繋がっていくとは。
    浩太も等身大に色々抱えていたんだね〜。苦労人だね彼

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    2025年10月17日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    バイト帰りに読んで、コンビニに吸い込まれました。お腹空いちゃう短編集怖い。暗号を知る人だけが神社でひっそりいただくお鍋、冬森 灯「ひめくり小鍋」がお気に入り。ラーメン話が多いけれど、ラーメン食べないので深夜ファミレスの大沼紀子「夜の言い分。」方が分かる!

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    2025年09月17日
  • 純喫茶トルンカ 〈新装版〉

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    ずっと積読にしていた本。
    3篇からなる小説で、登場人物につながりはある。
    話がうまく出来過ぎていると感じた。
    話の筋とはそれるがネルドリップがでてきた。
    私も最近、湊かなえの山女日記に感化され
    ネルドリップでコーヒーを淹れているが、本当に美味しい!
    最後に解説に書いてあったが、3篇のテーマは
    再会。
    再会とは、人生における一番身近な奇跡である。
    なるほどと思った。

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    2025年09月05日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    友井羊 深夜に二人で背脂ラーメンを

    ストーリーも好きだったけどそれ以上にめちゃくちゃ飯テロされた!

    大沼紀子 夜の言い分。

    読み始めの違和感が、終盤ではそういうことだったのか、と楽しく読めた。

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    2025年07月06日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    作家さんによって味わいが色々で楽しい。
    近藤史恵さん、冬森灯さんの作品が特別好きでした。

    「ひめくり小鍋」冬森灯
    冬森さんらしい心に小さな明かりが灯るような温かな読後感。クスリとなるシーンもあって楽しく元気をもらえました。
    私には絶大な安心感のある著者です。

    「ペンション・ワケアッテの夜食」八木沢里志
    不器用なペンションオーナー夫妻が好ましい。夜食を食べるシーンは、捕らわれていた苦しさからの解放感と安心感に包まれました。ハッとするシーンや、じんわり染みるストーリーがいい。

    「正しくないラーメン」近藤史恵
    料理研究家の苦悩を描いた本作が断トツに好きでした!!食べ物描写も美味しそうだし、スト

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    2025年06月14日