八木沢里志のレビュー一覧

  • 新装版 続・森崎書店の日々

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    前作を読み切って即続きを買いに行って1日で読み切っちゃった
    前作に続き、主人公 貴子を軸に森崎書店の日常と周りの人たちを描いた物語

    前作のあとがきを読んで少し予感はしていたが、周りの人たちとの話に加えて生命の話も

    人は絶望してもなお、「居場所」があるだけで前を向けるし再び生きようと思えるよなと改めて思った

    「森崎書店で過ごした日々は、私にとって必要な時間でした」
    わたしにとっても本当に必要な時間で、また戻ってきたくなる居場所のような一冊だった

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    2025年11月27日
  • 新装版 森崎書店の日々

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    ネタバレ

    2010年に刊行されて世界中で翻訳されているらしい一冊、気になって購入

    恋人から突然結婚すると告げられ、仕事も辞め、恋人と仕事を一気に失った貴子に古本屋を営んでいる叔父のサトルから連絡があり、古本屋で暮らすことになるところから始まる物語

    前半は貴子のお話、後半はサトル叔父さんの妻の桃子さんのお話
    どちらもとっても優しいお話でだいすきになった

    「わたし、、、、こんなふうに何もしないで、時間を無駄にしてるかな、、、」
    叔父は、わたしを見つめて優しく微笑んだ。
    「そんなことないと思うよ。時には人生、立ち止まってみることも大切だよ。これはまあ、人生という長い旅における一休みさ。ここは波止場であり

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    2025年11月26日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    全体的にあっさりした内容で頭も心も空っぽにして読むことができた。
    どの話にもつっこみたいところはあるのだけれど、それは置いといて出てくる夜食はどれも魅力的!
    深夜のラーメンは罪悪感すらスパイス!健康とか美容とか何もかも捨てて1年に1度は食べたくなる魔性の食べ物だと思う。寒い中外であったまって食べるのもよし、家でこっそり鍋に火をかけるのもよし…食べたくなってくる!でも個人的に1番印象に残った食べものは「ペンション・ワケアッテ」のてんつゆてんかすおにぎり(合ってる?)早速自分でつくって食べたくなってる。

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    2025年11月14日
  • 純喫茶トルンカ 〈新装版〉

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    ネタバレ

    純喫茶で繰り広げられる人間模様。
    みんなそれぞれ後悔している過去があってやり直せないからこそ悩んだり辛くなったりする。

    個人的に忙しくてこの小説を読むのにすごく時間がかかってしまったが読むたびにスッと喫茶店に座って登場人物が会話しているのを盗み聞きするようなそんな感覚になれてしまう。
    『再会とは、人生における一番身近な奇跡である』ある登場人物のセリフ、これこそがシンプルだけどこの小説の核の部分だなと思った。

    これがシリーズ化されていると知りすぐに読みたくなった。

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    2025年10月31日
  • 純喫茶トルンカ 〈新装版〉

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    喫茶店を舞台にした心温まる短編集。
    難しいひねりやどんでん返しもないし、
    殺人事件が起きることもないけれど笑

    ほっこり、こころがじんわり温かくなる。
    コーヒーの香りのする本。

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    2025年10月30日
  • しあわせの香り 〈新装版〉

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    前作から結構時間経ってしまって「どんな話だったっけ?」と慌てて前作読み返すw。
    千代子ばあちゃんのお話から。今年は戦後80年という節目の年でもあったから、余計に響いた。千代子ばあちゃんの想い人がPTSDに苦しめられていたというのも、まさに今年よく記事や番組で目にしたワードだった。
    ヒロさんが戻ってきて、彼に〈再会とは、人生における一番身近な奇跡である〉という言葉を送られたとおり、千代子ばあちゃんに奇跡が起きた時は、私も身内のように「良かったね〜千代子ばあちゃん〜」と思わず口走っていたw。
    この言葉が最後の絢子姉ちゃんの話まで繋がっていくとは。
    浩太も等身大に色々抱えていたんだね〜。苦労人だね彼

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    2025年10月17日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    バイト帰りに読んで、コンビニに吸い込まれました。お腹空いちゃう短編集怖い。暗号を知る人だけが神社でひっそりいただくお鍋、冬森 灯「ひめくり小鍋」がお気に入り。ラーメン話が多いけれど、ラーメン食べないので深夜ファミレスの大沼紀子「夜の言い分。」方が分かる!

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    2025年09月17日
  • 純喫茶トルンカ 〈新装版〉

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    ずっと積読にしていた本。
    3篇からなる小説で、登場人物につながりはある。
    話がうまく出来過ぎていると感じた。
    話の筋とはそれるがネルドリップがでてきた。
    私も最近、湊かなえの山女日記に感化され
    ネルドリップでコーヒーを淹れているが、本当に美味しい!
    最後に解説に書いてあったが、3篇のテーマは
    再会。
    再会とは、人生における一番身近な奇跡である。
    なるほどと思った。

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    2025年09月05日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    友井羊 深夜に二人で背脂ラーメンを

    ストーリーも好きだったけどそれ以上にめちゃくちゃ飯テロされた!

    大沼紀子 夜の言い分。

    読み始めの違和感が、終盤ではそういうことだったのか、と楽しく読めた。

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    2025年07月06日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    作家さんによって味わいが色々で楽しい。
    近藤史恵さん、冬森灯さんの作品が特別好きでした。

    「ひめくり小鍋」冬森灯
    冬森さんらしい心に小さな明かりが灯るような温かな読後感。クスリとなるシーンもあって楽しく元気をもらえました。
    私には絶大な安心感のある著者です。

    「ペンション・ワケアッテの夜食」八木沢里志
    不器用なペンションオーナー夫妻が好ましい。夜食を食べるシーンは、捕らわれていた苦しさからの解放感と安心感に包まれました。ハッとするシーンや、じんわり染みるストーリーがいい。

    「正しくないラーメン」近藤史恵
    料理研究家の苦悩を描いた本作が断トツに好きでした!!食べ物描写も美味しそうだし、スト

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    2025年06月14日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    どのお話も好き、どのお話に出てくる夜食も魅力的〜!!特に「ペンション・ワケアッテの夜食」と「ひめくり小鍋」が好きだった。

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    2025年06月14日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    夜食って、罪悪感あるけどいつも頑張ってる自分にご褒美だとかたまにだからいいかなって甘やかしちゃって食べてしまう。ラーメンの話は美味しそうだった!最後の韓国のインスタントラーメンも美味しいだろうな〜

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    2025年05月25日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    ほっと温まる短編たち。
    夜に読むと必ずお腹が空く。
    総じて気を使いすぎて自分を偽っても
    良いことは起きないなと思えた。
    特に最後のお話は
    ラストでクスッとこの夫婦が愛おしくなる。
    愛おしい夫婦といえば、ワケアッテの夫婦も。
    こんなペンション止まってみたいなー!
    夜食の会、ちょっと切ないけれど、そんな仲間が私にもいたらなと思う。
    未来に期待。
    この人の本読んでみたい!ってなる作家さんにも出会えて
    とっても楽しかった!

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    2025年05月13日
  • 純喫茶トルンカ 〈新装版〉

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    小さな喫茶店をめぐる3つの話。
    雫ちゃんのまっすぐさが眩しかった。
    最後は浩太の優しさにほっこりした。

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    2025年05月06日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    どれも美味しそうな夜食がいっぱいでそれぞれ美味しそうに食べてたり罪悪感を感じていたりしていて読みながら自分も、食べたいな〜って気持ちになりました。
    特に『深夜に二人で背脂ラーメンを』と『ペンション・ワケアッテの夜食』の話が特に好きだった。

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    2025年05月03日
  • 純喫茶トルンカ 〈新装版〉

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    東京の路地裏にある「純喫茶トルンカ」にまつわる人々のハートフルな物語。大学生のアルバイト修一と父の浮気相手の娘だった千夏さんの再会を描く、「日曜日のバレリーナ」。酒に溺れる転落人生を歩む沼田がかつて過ごした街に戻ってきて思い出の恋人の娘絢子と出会い、その交流を描く、「再会の街」。そして、マスターの娘である雫の姉の元恋人荻野さんとの再会と、荻野さんに対する初恋を描く、「恋の雫」。最後の話が良かったな。まっすぐな雫ちゃんの初恋と失恋が描かれて、面白かった。雫ちゃんは、浩太とくっつくのが良いと思うんだがな。

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    2025年03月31日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    ネタバレ

    旅のお共として。夜中のご飯というテーマでのアンソロジー。初読みの作家さんも多かった。友井羊のが一番良かったな。しかし、元彼に未練たらたらな女子が出てくる話が2つもあったぞ。若いからってそんな恋愛するかね。全然好きになれない。男も女も。大沼紀子「夜の言い分。」は年が近いからか身に染みた。こういう夜食会が私もしたいわ。

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    2025年03月18日
  • 純喫茶トルンカ 最高の一杯

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    トルンカシリーズの最終巻。最後のマスターの話が良かったなと思う。常連客の優しさに包まれ、家族の再生につながるもので心も温まる。最後の格言はトルンカを表すものだなとしみじみ思う。

    再会は、人生にとって一番身近な奇跡である。

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    2025年02月24日
  • しあわせの香り 〈新装版〉

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    ひっそり佇む、純喫茶「トルンカ」。
    ゆったり好きな曲を聴きながら、マスターの淹れる香り高い珈琲を飲む。そんな時間に憧れます。
    様々な想いを抱えるトルンカに訪れる人たちの雰囲気、しあわせの香りとはこういうものかと感じるから、美味しい珈琲を飲みながら読みたくなります。
    特に、「午後のショパン」に心を掴まれました。優しい文章からも、千代子さんの強い想いが伝わってきます。
    誰の人生にも奇跡みたいな一瞬がある、と、光を見させて頂いたようです。
    浩太の複雑な心境。人との出会いでさらに成長した浩太が頼もしいです。
    表紙が可愛く、前編と一緒にジャケ買いした本です。
    偶然の出会いですが、ひとりひとりに、貴重な物

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    2025年02月19日
  • 純喫茶トルンカ 最高の一杯

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    トルンカシリーズの最終章。

    安心して読める。

    相変わらず浩太がいいやつすぎて、彼の真っ直ぐさに胸がキュンとなる。

    みんなそれぞれに「人生」「思い」があるんだなあ。

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    2025年02月16日