八木沢里志のレビュー一覧
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ネタバレ貴子が森崎書店で過ごした日々から、3年も経っている。しかし普通に仕事をしつつ、何かと森崎書店を訪れる。第二の家とも言える。
貴子は和田さんとちょい一波乱あったけど、いい感じになっている。サトル叔父と桃子さんも相変わらず。トモちゃんと高野くんは…トモちゃんの悲しい過去が語られて、一筋縄ではいかない関係性だ。高野くん、がんばれ!
そしてそして…うっすら予感はしてたけど、桃子さんが亡くなってしまう。貴子が、サトルから桃子さんの病状を聞いた時の衝撃。桃子さんが亡くなった後のサトルの様子。私はどちらも経験があって、身につまされた。サトルがやっと、悲しみを解放して号泣する場面は、涙なくして読めない。サ -
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ネタバレ恋人に振られ、仕事を辞め、どん底にいたアラサーの貴子。神田神保町で古書店を営む叔父のサトルから、「住み込みで仕事を手伝って欲しい」と連絡があり、引っ越すことに。
古書店で本に囲まれ、叔父行きつけの喫茶店でコーヒーを飲み、店の常連や喫茶店のマスター、叔父の妻で、5年前に出て行ってから突然戻ってきた桃子さんとの交流を通して、少しずつ自分を取り戻していく貴子の様子が、はがゆくもあり、応援したくもあり…。充電期間を神保町の古書店で、なんてすごく贅沢!うらやましい!
貴子が古書店での生活に終わりを告げ、新たな一歩を踏み出すのは、物語の半ばくらい。意外と早い。その後は、桃子さんや、古書店や喫茶店のお客 -
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ネタバレめっちゃ読みやすかった。作者様、なんだか聞いたことが…と思ったら純喫茶トルンカと森崎書店の方だった!!!どちらも読もう読もうと思っていたのですが、先にこちらを読んでしまいました。
プロローグの『働け、僕の側頭葉!』で思わず吹き出してしまってからわりと一気に読みました。
しんどい気持ちの宿泊客たちが、お2人と1匹と自然とご飯に癒されていく(ついでにキクチさんにも)。
小吉さんも楓さんも素敵ですね。
こうやって周囲に優しくなれたらなぁ。
私も自分でいっぱいいっぱいになってたり、恩着せがましい考え方とかしてたり、反省しないとなぁと思いました。変わるための一歩を踏み出せたみんなは本当に素敵。
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本好きにはたまらないタイトルや物語…♡
物語の中で特に印象的なのは
実在する小説たちが
登場人物たちの心にそっと寄り添うシーン!
叔父の悟(さとる)が大切にしている
室生犀星の詩集は
犀星の綴る繊細な言葉が
不器用な悟の心の奥底にある
優しさや悲しみと共鳴し
読んでいるこちらまで胸が熱くなりました!
また劇中で触れられる林芙美子の『放浪記』では
「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」という有名なフレーズが 神保町という街に積み重なった時間やそこで生きる人々のままならない人生と深く重なりました
「 たとえ遠回りをしたとしても
その時間は決して無駄じゃない 」
森崎書 -
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本当の自分を知って、相応しい人生を始める。
宿泊する人たち、必ず一人は自分と同じ経験をしたことがあるのではないかと。
自分なりに生きていきたいのに、悲しいかな世の中の価値観や先入観に苛まれ生きていかなければいけない窮屈な時代に埋もれてしまい、見失ってしまうこと。
個人的に残ったのは、小説家として売れなくなって、スランプに陥った小説家・孝弘。ニュースのコメントを書くことで集客を集め優越感に浸りたい自己顕示の塊が、どこかでもう一度日の目を見られたい。焦りと不安が自分のスペースを埋めていく、そんな彼に小吉さんの助言が刺さってしまった。否が応でも「内面の自分と向き合ってないな」「ゆとりのないまま過 -
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本を通して自分の内側を見つめ直すきっかけになる一冊だった。
⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ☽ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖ ⊹ ࣪ ˖
前作のはじまりの頃と比べて、主人公にしっかりとした“芯”を感じた。
森崎書店とそこで関わる人々という「安全基地」を見つけたことで、周囲の評価に振り回されなくなっていたことも大きな変化で、人と本の力を感じた。
今回は続編ということで、主人公の周りの人々にフォーカスを当てた物語になっていて、
登場人物の人間らしさが見えた。
前作ではスマート、可愛い、頼りない、など一言で表現できていたキ -
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失恋と失職が重なり、どん底に落ちた貴子。叔父が営む神保町の古書店に転がり込んだことで、少しずつ、少しずつ、本と人に救われていく。読み終えたとき、胸がじんわりあたたかくなる再生の物語。
世界中から翻訳オファーが殺到したヒーリング小説、という紹介文を見てから、ずっと気になっていた作品。読みながらずっと、世界中の人に愛され求められる理由を確かめていた。読み終えて、静かに納得した。
ドラマチックな展開があるわけではない。ただ、本に囲まれた日々の中で、少しずつ、少しずつ、深く傷つき閉ざしてしまった貴子の心が戻ってくる。
サトル叔父さんのキャラクターがとにかくよくて、べたべたしないのに、ちゃんと見守 -
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森崎書店のその後の物語。
読者の私は、森崎書店と喫茶店〈すぼうる〉に集う人たちが大好きです。
前作よりも
サトル叔父さんと桃子さん
貴子と和田さん
トモちゃんと高野くん
それぞれがお互いを思う気持ちが、痛いほど伝わってきました。その人のことを思うからこそ、色々と悩むんですよね。自ら壁を作ったりして。
それを周囲の人が心配してくれて、その助けもあって前向きになっていく様子が、読者の私にも伝わってきました。今回はとても悲しい出来事があったけれど、その悲しみを背負って前を向いていけるようになったことが良かったです。
大切な人にはきちんと想いを伝えて、自分のことを知ってもらうこと。相手の想いも伝