山崎元のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
思い起こせば投資に興味を持った際に最初に出会ったのが山崎元さんの書籍でした。自分の資産形成、お金へのマインドは山崎さんからの影響を多大に受けておりますね。
そんな山崎元さんが子どもにも理解できるよう分かりやすく、お金の普遍的な本質(あくまで現在のシステムに沿ってですが)を伝えてくれるありがたい内容です。
直前に読んだ本とは少し意見が異なる、マイホームは投資という観点で購入するべし(別本では住宅は投資ではない、投資とは保有することで利益を獲得するものであり、売買を念頭に置いたものではない)という。
もう一つ、個人的に妄信していたドルコスト平均法は株価が下がった後に上がりやすい(上がった後は下がりやすい)という確固たる傾向があれば有利だが、そんなことはなく結局同等のリスクを負うだけで、逆に投資期間の機会損失なのだとか。
人によってものの考え方は多様なのだなと思うところです。
後は、必要貯蓄率の方式を挙げてくれていおり簡単にシュミレーションしてみて今後の貯蓄額が感覚的を掴めたのが、具体的な収穫ですね。いやー、おすすめです。 -
Posted by ブクログ
私のお気に入りの経済評論家のお一人である山崎元さんの著作です。
山崎さんの著作の本を読むのは『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください』に続いて二冊目となります。
今回の『お金で損しないシンプルは真実』は、新書サイズのハードカバーで、常に机上の目につくところに置いて、投資やお金に関して迷いがでたり、初心に返るときに振り返り、何度も読む本だと感じました。
お金の教科書としての入門書であり、長きに渡り通じるお金の常識や気をつけることが書いてある説明書でもあります。
あとがきに、本書は年月が経っても内容が古くならないようにシンプルで分かりやすいお金の本にしたいと、編集者の方から依頼があったとありましたが、まさにシンプルで明確な指南書となっています。
この本の企画をした編集者の人は本当にえらい!と思います。
2021年現在、どんな立場の人でも資産運用からは、もう逃れられない世の中になったと私は実感しています。
私自身、住宅ローンの借り換えをしたら、800万円ほどローン残高が減ったのですが、つまり、それだけ低金利の世の中で、例えば、銀行に定期預金を100万円しても数円しか利息がつきません。あれ?おかしいな?定期預金ってこんなに低金利だったっけ?と不思議に思い、色々調べて、私もとうとう資産運用を初めることになったのが数年前です。
最初は右も左も分からず、各証券会社の記事やWebの個人ブログを読みました。
最近は特に総資産数億円を達成した「億り人」の記事が目立ちますが、それは全て成功した「その人の自伝」です。
確かにやり方や銘柄が書いてあったり、資産運用はこうあるべきだと心得が書いてあるのですが、それはあくまでも著者が成功した後に書いた内容なので、成功した体験記でしかなく、これから資産運用しようとする人の道しるべにはなり得ません。
憧れの対象にはなりますが、指導者とはちょっと違うのではないか?と個人的には感じることが多々あります。
そうは言っても、ちょっと運用方法をマネしてみたりはしていますが、あくまでも、『億り人になった人の成功自伝』だと、○○円から始めて○億円系の本を数冊読んで感じましたし、マネっこ運用をする場合は、あくまでも「成功人の歴史をなぞる練習だ」と自分に言い聞かせています。
では、本当の初心者はどうしたらいいのでしょうか?
その疑問の前に、お金とは? 世の中の仕組みはどうなっているのか? 知る事がとても大切で、その問いに答えてくれるのが本書だと思います。
もちろん、シンプルな資産運用の仕方もはっきりと書いてあります。
投資信託に関しては、自分の運用中商品群と比べてみて「あ、本当だ!」と思う事がいくつかあったため、本著を読み終わった直後に投資信託の断捨離を少ししました。
具体的には、信託報酬が高かった「三菱UFJ国際eMAXIS Neo自動運転」を解約しました。
購入したときの理由は、「AIが出始めた頃に試しに買ってみただけ」でしたので、ほんのちょっとの口数しか保有していませんでしたが、+11.85%の損益で解約することにしました。
このように、直ぐ具体的に行動に出る事ができる学びが、本著にはいくつかあったので、読んで本当によかったと思います。
実用書は読んで一度目だから気がつく点と、何回か読み返すと気がつく点、さらに経験を積んでから読むと気がつく点があると思いますが、本著はお金に関する初心者から熟練者まで、読めば何かしらの気づきがある良書だと思います。
読み終わったばかりですが、また繰り返し読んでみたいと思います。
本著の冒頭部分を小学二年生の息子に読み聞かせましたが、しっかりと内容を復唱して『ママぁー!つまりこういうことでしょ?』と話してくれたのはうれしかったです。小学二年生でもちゃんと理解してくれたようです。
小学校で早く金融関係が義務教育になるといいなと強く思いました。
生きるために絶対必要なことを、なぜ教えないのか疑問でしょうがないですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者の山崎元さんは資産運用についての本をたくさん出している。10年以上前にAssocieを定期的に読んでいた頃、1ページの経済コラムを書かれていて、その頃には「ふーん」と読み流していたのだが、家族ができてからは自分の資産をどうするか、縮退していく可能性が高い日本経済の中で家族が生き残っていくためにはどんな財務管理をしていくべきか、みたいなことを考えるようになり、改めてこの人の本を読むようになった。
著者は20冊以上の本を出しているが、主張は基本的に一緒で、本のターゲットや性質によって文体の硬軟を書き分け、詳しく書くか概説で留めるかを決めている、といった感じ。その中でもこの本は、著者の基本的な考え方がコンパクトにまとめられていて、まさに「シンプル」な指南書と言える。
まずはこの本で山崎さんの理論に触れて、しっくり来るならばより専門性の高い(NISAや確定拠出年金に特化した著作もある)本に手を広げるのが効率的だと思う。
逆に、山崎さんの理論が肌に合わなければ、他の論者を探してみるのもいいと思う。資産運用に関する本はピンからキリまでやたらにあるので、「読んでしっくり来る」「その人の言い分を参考に資産運用して失敗しても後悔しない」ことを判断基準にするのがいい。
個人的には、山崎さんの「お金はなにかを叶えるための手段であり、稼ぐことを目的にすべきではない」「お金に色はついていないので、特定の支出目的のために貯蓄や資産運用を縛るのは間違い」という理論が好き。 -
Posted by ブクログ
読みやすく勉強になります!
新築マンションや生命保険のこと、FPのことなど、その商品を売って利益を得ている人に”相談”してはいけない。というのは参考になりました。
売る側もそれで飯食ってるわけだから、その人たちが悪いというわけではないです。
なんでもそうですが、自分の頭でもしっかりと考えて、それから行動することはとても大事だよねと考えさせられました。良書だと思います。何より、著者の山崎元さんが前書きで書かれている、お金のビジネスの世直しをしたい。という部分には心惹かれました。
外に出るときにペットボトルにハイボール入れて持ち歩くのはちょっとヤバいんじゃないかと思いましたが(笑) -
ネタバレ 購入済み
株式投資の基本
一部ご紹介します。
・株式投資はギャンブルである。ただし、平均回収率が100%を超す有利なギャンブルだ。
そして、この「有利さ」は、投資対象企業に資本と時間を与えることで作り出される。
。株式投資をやめるべき時は二つある。
一つは、自分が株式投資のために借金をしてしまった時(信用取引の利用含む)。
もう一つは、株式投資のことが四六時中、頭から離れなくなった時。
そうなった時に潔くやめる事が出来ない場合、依存症として、医師や家族に相談をすること。
・人生経験に伴って情報が多いことは有利とも思えるが、思考がパターン化しやすい弊害もあり、過信は禁物だ。
投資で重要なのは、知識やデータよりも、客観的な状況把握と合理的な思考である。
・個々の企業の利益予想の新規発表と、その後の変化と、これらに対する市場の反応(変化の前後の株価や出来高の動き)とを見続けることが、「基本動作」となる。
・基本動作、長期金利、為替レート、内外の株価指数を追って、その背景を理解しておく。
・いったん買った株式を売却する大まかな原則は、投資銘柄をめぐる条件が変わって「買った理由が消えた時」である。
それ以外は、運用計画の前提条件が変わった時、あるいは、極端な値上がりでリスクのバランスが狂った(幸せな)時、ということだ。
前提条件に変化がないかぎり、投資した株式は保有し続けて良い。
・運用期間が長くなるとともに、保有銘柄数が増えるのは、合理的な選択であり、自然な現象である。
・テクニカル分析は無益である。株価の動きは情報のごく一部に過ぎない。
・リスクがTOPIX(東証株価指数)に近いポートフォリオの作り方
1)業種を分けて
2)原則として東証一部で
3)時価総額の大きな銘柄で
4)市場平均のPER、PBR(株価純資産倍率)から上方に大きく離れないもの
5)なるべく多くの銘柄を持ち
6)一銘柄に大きく投資しないように数銘柄以上投資する
7)新たに投資できるお金ができたら、銘柄を増やす
・ナンピン買い(自分の買値よりも値下がりした銘柄を買い増すこと)は望ましくない。追加投資できる資金があるなら、現在持っていない有望銘柄を買うのが、得である。
・買いたい銘柄を買いたいと思う株価以下で買い、「安く買ったと思って、上がるのを待つ」だけだ。