山崎元のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私の周りには経済にも金融にも詳しい人間がいないので、このように細かに説明してくれる本を読み目から鱗なことばかりだった。特に「経済の世界はリスクを取ってもいいと思う人が、リスクを取りたくない人から利益を吸い上げるようにできている」と何度か繰り返していたが、私はリスクを取りたくない側の人間だったのでこの本には私の考えの根本を動かされた。
投資については参考になるものばかりだったので、自分でも沢山調べてこれからやっていきたいと思う。またお金のことだけでなく、自分のキャリアや人間関係の基本、幸福論などこれから社会に出て働く人間にとって生き方を考えさせられる本だった。これから生きていく中で何度も見返した -
Posted by ブクログ
【目次】
第一章 働き方・稼ぎ方
第二章 お金の増やし方と資本主義経済の仕組み
第三章 もう少し話しておきたいこと
終 章 小さな幸福論
【感想】
本書は、著者が大学入学したご子息に宛てた手紙が基となっています。読者には、お金を効率よく稼いで正しく増やし、気持ちよく使うための考え方と具体的な方法を伝えることが目的で書かれたものであるそうです。
自分への投資、適度なリスクを積極的に取って、リスクの対価を受け取るというのが、新しい時代の稼ぎ方のコツのようです。経済にうとく、株式を持つや起業などは自分には縁遠い話ですが、安定でなく、適度なリスクを取って対価を得るというマインドセットは、心に響きま -
Posted by ブクログ
普段経済評論家や学者の本を読んで不思議に思うのが、誰に向けて書いているのだろうと言うことだ。
確かに一般の読者はいるのだろうけれどもそれは私ではない、それに対して本書は著者の18歳になる息子に向けて書かれており多少の脚色はあるかもしれないが本心から書かれているとわかる。
SNSにあるよく分からない言説と異なり12回も転職した、外資系金融も勤めてアガリとしての評論家であり、言葉に温度がある。
人生の幸せと、お金の稼ぎ方、増やし方は明快であり、株式的な稼ぎと自由、仲間内の承認感が幸せであると言う本質的な事象も詰め込まれている。
個人的に良い本だと思える。
ちなみに文字も大きく読みやすい。 -
Posted by ブクログ
実際の著者の息子さんへの手紙がきっかけで出版に至った本です。山崎元さんの本はいくつか読んできましたが、お金に関する難しいことを分かりやすく、かつユーモアある文章でまとめられていて、勉強になりますし、たまにフフッと笑ってしまうフレーズもあったりします。
息子さんの大学合格にあわせて書かれた手紙なので、これから大学や社会にでる方々や、そういうお子さんがいらっしゃる親御さんなど、色んな人にためになる本だと思います。
本書もお金のことにもちろん触れられていますが、働き方や副業、幸せについてなど、人生論というか、山崎元さんのこれまでの集大成が詰まっている作品のように感じました。 -
Posted by ブクログ
金融のプロフェッショナルである著者が、息子に宛てて「どう生きるか」「どうお金と向き合うか」を語る、等身大で温かい人生書です。
経済評論家としての知識を背景にしながらも、難しい金融理論ではなく、人としての幸せと自由を軸に語られるのが本書の魅力です。
山崎氏は、「お金は幸せになるための道具であって、目的ではない」と明言します。
貯蓄や投資の具体的な考え方に触れながらも、本質的には“自分の価値観を大切にして生きること”を息子に伝えています。
特に印象的なのは、「人間関係と仕事の選び方」「結婚とお金」「自由と責任のバランス」といった、人生の節目に直結するテーマを誠実に掘り下げている点です。
語り口 -
Posted by ブクログ
ネタバレ3か月前に聞きおえたaudiobook
人生単位・家庭単位・個人単位における資産設計のシンプルな考えを自分の息子に宛てた手紙、もうまさに息子に宛てた手紙そのものを書籍化したもの
読者は自分が息子になったのではと錯覚する
この方はがんになって絶命するその直前まで「保険は不要だった」と話す。生命保険は不幸の宝くじなのだという主張はよく耳にした。
資産設計業を行うにあたり、この意見はかなり影響を受けた。何より、ド正論に感じる。
資産運用するなら本質だけ学び、あとはオルカンにつっこんでおくといい、という話も面白い。まさにFPとしての第一歩だった -
Posted by ブクログ
投資にすべての人が受け入れられる正解はないと思います。
若く、本業での稼ぎも十分にある野心にあふれた人ならリスクの高い単元株に大金つぎ込むのも正しいでしょう。
逆に、70歳で年金以外に収入がない場合、投資の失敗は取り返し困難ですしリスクを拾う意味がない。
本書は老後の資産を作るための必要なリスクプレミアムの取り方を教えてくれます。『あらー、失敗しちゃった、まぁ次頑張ろう』ではだめな人向けの、人生の最後を幸せに過ごすための資金の作り方を教えてくれます。
だから、本書を『オルカンなんて投資じゃなく貯蓄だ』とか、『リスクを取ってこそ投資家だろう!』とか言う批判は的を射てないんですよ。
リスク取れ -
Posted by ブクログ
私は日々サラリーをもらって生活し、人的資本の拡大とやらには今ひとつ縁のない人生を送っている。本書を読みながら、ところどころで耳の奥がじんわり痛くなったのは、そのせいである。
本書の中で特に印象に残ったのは、「リスクを取りたくない人間から、リスクを取ってもいい人間が利益を吸い上げるように世の中はできている」という指摘だ。ここで言うリスクとは、胴元が必ず儲かるギャンブルに身を投じることではない。そうではなく、振れ幅の大きさそのものを引き受けられるかどうか、という話である。
下振れに耐えられる資本を持つ者は、振れ幅の大きなプラスサムゲームに参加でき、さらに資本を増やしていく。一方、その耐久力を持たな