山崎元のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ3か月前に聞きおえたaudiobook
人生単位・家庭単位・個人単位における資産設計のシンプルな考えを自分の息子に宛てた手紙、もうまさに息子に宛てた手紙そのものを書籍化したもの
読者は自分が息子になったのではと錯覚する
この方はがんになって絶命するその直前まで「保険は不要だった」と話す。生命保険は不幸の宝くじなのだという主張はよく耳にした。
資産設計業を行うにあたり、この意見はかなり影響を受けた。何より、ド正論に感じる。
資産運用するなら本質だけ学び、あとはオルカンにつっこんでおくといい、という話も面白い。まさにFPとしての第一歩だった -
Posted by ブクログ
投資にすべての人が受け入れられる正解はないと思います。
若く、本業での稼ぎも十分にある野心にあふれた人ならリスクの高い単元株に大金つぎ込むのも正しいでしょう。
逆に、70歳で年金以外に収入がない場合、投資の失敗は取り返し困難ですしリスクを拾う意味がない。
本書は老後の資産を作るための必要なリスクプレミアムの取り方を教えてくれます。『あらー、失敗しちゃった、まぁ次頑張ろう』ではだめな人向けの、人生の最後を幸せに過ごすための資金の作り方を教えてくれます。
だから、本書を『オルカンなんて投資じゃなく貯蓄だ』とか、『リスクを取ってこそ投資家だろう!』とか言う批判は的を射てないんですよ。
リスク取れ -
Posted by ブクログ
私は日々サラリーをもらって生活し、人的資本の拡大とやらには今ひとつ縁のない人生を送っている。本書を読みながら、ところどころで耳の奥がじんわり痛くなったのは、そのせいである。
本書の中で特に印象に残ったのは、「リスクを取りたくない人間から、リスクを取ってもいい人間が利益を吸い上げるように世の中はできている」という指摘だ。ここで言うリスクとは、胴元が必ず儲かるギャンブルに身を投じることではない。そうではなく、振れ幅の大きさそのものを引き受けられるかどうか、という話である。
下振れに耐えられる資本を持つ者は、振れ幅の大きなプラスサムゲームに参加でき、さらに資本を増やしていく。一方、その耐久力を持たな -
Posted by ブクログ
もっと早く知りたかった!“ほったらかし”が最強である理由
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良かれと思って、やってたんですよ。本当に。
投資を始めたばかりの頃、毎日ニュースをチェックして、気になる会社の情報を追いかけて、チャートとにらめっこして…。でも、頑張れば頑張るほど、日々の値動きに心が揺さぶられて、気づけばヘトヘトに。「投資って、こんなに疲れるものなの…?」と途方に暮れていた時に、この本と出会いました。
ページをめくるたびに、もう「え、嘘でしょ!?」の連続。
あんなに頑張っていた私の努力は、一体なんだったんだ…と、思わず天を仰ぎました(笑)。
この本が教えてくれたのは、投資の常識を覆す、あまりにもシンプル -
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山崎さんの考え方がやっぱり自分は好きだなと再確認できました。終活のお話の中にあった、子育てが終わったら小さい家に移ること(出来たら便利な場所)、お寺や檀家と縁を切ることは、実践したいと思います。また、早期fireが自分の人的資本を小さくしてしまうことにも共感しました。そして、「怒り」が損得勘定から抜け出すスイッチになるというのも今まさに自分が体感していることです。ただ、この怒りの状態を長く続けることは良くないとのことなので、上手く沈めて共感と信用を得ることを心がけたいです。最後に、癌宣告を受けた中で、自分の持ち時間を冷静に計算し、目的を最大化させた山崎さんに改めて敬意を表します。お母様と死の順
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Posted by ブクログ
ネタバレわかりやすさが最大の魅力
本書の最大の特徴は、難解な金融用語を極力避け、シンプルな言葉で本質を突いている点である。タイトル通り「難しいことはわかりませんが」と前置きしつつも、読者が直感的に理解できるように解説されている。金融の専門書は、時に読者を突き放すような難解な内容になりがちだが、本書はあくまでも「わかりやすさ」を追求している。
例えば、株式投資について「個別株ではなく、インデックスファンドを買うべき」と明確に結論を提示しており、初心者が迷わず実行できる内容になっている。このシンプルな指針は、投資のハードルを下げ、多くの人が実践できる環境を作り出している。
貯金と投資のバランス
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Posted by ブクログ
ネタバレそろそろ老後資金をどうしようかと思っていたところ、投資関連のポッドキャストの話し手さんがオススメしていたので読んでみた。素晴らしかった。目から鱗。結論。ネット証券会社に口座を開き、百数十万円預金に残して今すぐ残額を売買手数料なしで信託手数料0.2%未満の全世界株インデックス投信に注ぎ込むべし、とわかりました。イデコ、ニーサも活用すべきもわかりました。あとは放置で何もしなくても良いと。年間では最悪注ぎ込んだ額の30%ダウンもあるかもしれないが、平均4%の上昇期待で10-20年後からの老後資金に使っていけば良いと。気分的にも知識的にもためになりました。ドルコスト平均法は、分割して購入することの理論
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Posted by ブクログ
「「人の行く裏に道あり花の山」という有名な投資格言があります。株式市場で利益を得るためには、他人とは逆の行動をとらなくてはならないという格言です。一般的な投資の常識では、他人の先回りをしたり、裏をかいたりする必要があるとされています。」
—『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術 (朝日新書)』山崎 元, 水瀬 ケンイチ著
「FIREを目指す若い人には、金融資産の形成ばかりを重視して、自分の人的資本に対して過小投資になっていないかという可能性が心配になることがあります。また、お金には有効に使えるタイミングというものがあります。 旅行、趣味、スポーツ、美味しいワイン、芸術鑑賞など、若い時分 -
Posted by ブクログ
著者の文章に最初に接したのは、著作ではなく、
村上龍氏のメールマガジンだっただろうか。
龍さんが用意したお題に、何人かの著名人が回答するのだが、
山崎さんもその中にいた。
内容はむろん覚えてはいないが、理路整然とした、
わかりやすいものだったという記憶がある。
そんな山崎さんが2024年1月1日にのどの癌で亡くなった。
ベストセラーになった「経済評論家の父から息子への手紙」は当然読ませてもらった。
これもまたわかりやすい、愛のある文章だった。
そして今回手にしたのがこの本。
息子向けではなく、自分の考えを記しておこうと残した内容になっている。
経済評論家らしく、自分の癌を経済用語で語っている