山崎元のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
転職周りのいろいろな出来事の考えを話す本
自分を自分という会社と認識するという考え方は良い。正社員はある意味派遣業でもある。
あと一度目でいい職種に出会える確率は低いという考えには同意。
初めは会社で、転職からは職種でというのも良い。
会社と個人は対等で社員個人の自由は会社都合に優先する。
勤務先の会社は自分の仕事という商品を買ってくれる主たる取引先
転職とは取引先の変更
転職できる正社員は派遣やフリーターと同等に自由であり、経済的な条件はよく、仕事のトレーニングにも条件が良いし、他人が評価する際のキャリアとして有利
転職する場合には会社の単位ではなく、仕事の単位で選択を行う
直属の上司に伝 -
Posted by ブクログ
良くまとまっていて参考になった。高齢の両親に薦めたい。金融機関の話法が沢山載っていて、それに乗ってはいけない、と。で、真に考えるべきはこういうこと…という構成。
以下、参考になった箇所の引用。
お金を運用する際には、まず自分がどれくらいのリスクをとっても大丈夫かを考えてから、始めるのが鉄則です。先に必要な達成額を決め、そこから逆算して運用計画を立てるのは不適切な手順であり、危険です。
仮にそれが人生のある時点においてどうしても必要なお金ならば、運用ではなく、働いて稼ぐか、現在の支出を我慢して貯蓄をするなどして、今の支出と将来の支出のバランスを取ることを考えるべきであり、これこそが正しいアド -
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ネタバレ12回転職経験がある筆者の経験に基づく転職の考え方、仕事への意識の持ち方などを述べている。 一般的な職務経歴書の書き方や会社を辞める時の伝え方、仕事を辞めるときに転職先になにを持っていくかなど所謂ハウツーについてはエッセンスのみ述べられている。
特筆すべきと感じた点は、転職の際に自由・お金・時間の何を求めるか(目的)を明らかにすべきという点と、自分自身が会社のようなものであり、働く企業は取引先であると考えられるという考え方。
今まさに転職を考えつつも二の足を踏んでいる自分としては、今の会社にいても、将来どうなるかはわからないのに、「絶対に今の会社より良くなるのでなければ、転職するなんて馬鹿馬 -
Posted by ブクログ
転職に関する心構えが書いてあり、転職をしたことのない人は読んだ方がいいと思う。著者みたいに十何社というパターンはよほど優秀でないと無理だと思うが、3〜4社に勤めることは現実的だと思う。自分も転職して、時間をかけて実感したことが多く書かれているので、若い頃にあればと感じた。
著者と真逆に感じたのは、会社の近くに住むという点と、家族よりも仕事を優先するという点。読書をする人だったら、その時間をインプットに強制的に使えるし、遠いからと帰りやすくなるメリットもある。後者については、どちらかを優先ではなく、フラットに扱い、自分なりに考えていくことが重要だと思う。そもそも、結婚しなきゃいいになってしまうの -
Posted by ブクログ
運用の基本的な考え方。
取り得るリスクの範囲の中で、リスクと期待リターンのバランスを考え、出来るだけ無駄なコストを省く。
お金は信用である。
お金があると自由が広がる。
お金があると不幸を避けられる。
お金だけでは幸せになれない。
お金は備えになる。
お金は手段であり、目的ではない。
お金はそれ自体で新たなお金を稼ぐことができる。
まず自分の人材価値を高める。豊かな生活を得るためには、まず稼ぎを増やすことを考える。
天引きして貯蓄をする方法は行動ファイナンスから説明可能とのこと。
金持ちからは手数料、貧乏人からは金利を取ることが昨今のリテール向け金融ビジネスモデル。
手取りの1/4 -
Posted by ブクログ
投資の専門家による確定拠出年金についての解説本。教科書と言うにふさわしい、よくまとまった本だと思う。確定拠出年金とはどういうもので、どのように活用すればいいかがよくわかった。
「日本航空が破綻したときは、現役社員で給付額の5割、既に退職したOBで3割にあたる企業年金額が減額された」p28
「厚生労働省は、厚生年金基金制度を将来的に廃止する方針を既に決定している。ピーク時には全国に1800以上あったが、経済的に余力のある大企業の基金を中心に代行返上や解散が相次ぎ、今や基金の数は245まで減っており(2016年4月1日時点)、残っているのは主に、解散等に掛かる損失処理の負担に母体企業が耐えられな