山崎元のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
転職に関する心構えが書いてあり、転職をしたことのない人は読んだ方がいいと思う。著者みたいに十何社というパターンはよほど優秀でないと無理だと思うが、3〜4社に勤めることは現実的だと思う。自分も転職して、時間をかけて実感したことが多く書かれているので、若い頃にあればと感じた。
著者と真逆に感じたのは、会社の近くに住むという点と、家族よりも仕事を優先するという点。読書をする人だったら、その時間をインプットに強制的に使えるし、遠いからと帰りやすくなるメリットもある。後者については、どちらかを優先ではなく、フラットに扱い、自分なりに考えていくことが重要だと思う。そもそも、結婚しなきゃいいになってしまうので。
身近な感じの転職論として『僕が18年勤めた会社を辞めた時、後悔した12のこと』という本も合わせて読んでおくと、いい感じに対比できると思う。 -
Posted by ブクログ
運用の基本的な考え方。
取り得るリスクの範囲の中で、リスクと期待リターンのバランスを考え、出来るだけ無駄なコストを省く。
お金は信用である。
お金があると自由が広がる。
お金があると不幸を避けられる。
お金だけでは幸せになれない。
お金は備えになる。
お金は手段であり、目的ではない。
お金はそれ自体で新たなお金を稼ぐことができる。
まず自分の人材価値を高める。豊かな生活を得るためには、まず稼ぎを増やすことを考える。
天引きして貯蓄をする方法は行動ファイナンスから説明可能とのこと。
金持ちからは手数料、貧乏人からは金利を取ることが昨今のリテール向け金融ビジネスモデル。
手取りの1/4程度を着実に貯蓄・運用し残りのお金で生活すると、基本的に老後の生活はそれほど心配いらないとのこと。
お金の保管の仕方。
普通預金には月々の生活費2、3ヶ月預けておく。という目安を著者は述べている。
お金と安心して付き合うために一つの銀行に1000万円以上預金を持たないようにする。
銀行預金より安全なお金の置き場として、個人向け国債(10年満期変動金利タイプ)とMRF(マネーリザーブファンド)を知る。
但し、これらの安全な運用手段は金融機関に嫌がられる。
銀行との付き合い方。
銀行はお金を運用するところではない。
ネットで不要なリスクを避ける。
お金のアドバイスを受ける相手から買わない。金融機関の仕事は客から儲けること。
お金の運用は利回りで考える。
借金を先に返すことが大体の場合、正解。
同じ投資信託で年一回の分配コースの方が毎月分配コースよりお得。計算より明らかだが、毎月分配コースを選ぶ人が多い。
生命保険はなるべく入らない。が第一原則。
必要最小限で契約する。
安い保険に加入する。
外貨預金は最悪な商品ではないかもしれないが、ダメなことが最もハッキリひている商品。として距離を置くべきとのこと。
自分が支払っているお金にもっとよく知るべきだ。 -
Posted by ブクログ
投資関係で著名な山崎元氏によるキャリア指南書。
山崎氏は12回転職しており、結果として年収アップとスキルアップを経験できている。
その転職の考え方などに関して示されている。
山崎氏の本は投資関係では結構読んでいたがキャリアの進めに関する本は始めて、いかが参考になったポイント
日本における収入階層は「エクイティ階級(資本家)」「ボーナス階級(ボーナスが非常に大きいスペシャリスト的な職業)」「サラリーマン階級」「フリーター階級」の4つ
収入にかかわる要素は「リスク」と「代替性のない仕事をしている(需給的な要因)」こと
会社は個人の面倒を見れるほどの能力はなく、数十年先のことなどほとんどわからない
2年は会社の先を何とか見ることができ、個人の能力アップということから考えても程よい期間
転職先とは自分を買ってくれる取引先の変更
転職時に重要になる考え方は「顧客」「スキル」「企業から見た取り換えの容易さ」「個人からみた職場の確保のしやすさ」
収入に関して大事なのは「収入とは自分の仕事への評価なのでおおきに関心を持つこと」「他人と比べないこと」
一般的に年齢と人材価値が連動すると思われるので年を取ること自体がリスクでもある
若いときは目先の収入や会社のランクよりも仕事内容できめたほうがいい
投資関係の本同様、転職に関しても非常に理論的なので投資関係の本をよんで彼の文章に好感をもてるなら読んで損はないと思う。
本書でも年長者がいいがちな「石の上にも3年」のような精神論は一切なく、非常に転職というものを合理的にとらえているし、石の上にも3年の代わりに「時は金なり」と言っている点も非常にクレバー。彼自身が12回転職しているのでこういった考え方を好意的に見るバイアスもあるが・・・
スキルアップやキャリアの方向性を大まかに考えるにはいいと思うが、転職12回は一般的には多すぎだろう。またスキルなどが目に見える仕事でないと彼のように転職し、かつ給与を上げていくのは難しい。彼はキャリアコンサルのプロではなく、あくまで自分の経験談を話しているに過ぎない点も注意しておきたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ気になった点を下記に記載
・「TOPIX連動型上場投資信託」と「SMTグローバル株式インデックス・オープン」への投資比率は「大まかに半々」で結構だ。四対六から六対四の間に入っていればいいというくらいの大らかさで構えていてもらっていい。
・解約には、儲けの場合も、損の場合もあるが、それらはしょせん過去に起きたことの結果であり、現在の判断が重要なのだ。この点を心から納得できると素晴らしい!
・過去に自分が持っていた情報と判断力では、これを改善することができなかったからだ。改善できないことについては、諦めてもいい。そう思って生きると人生は楽になるし、改善できることに集中する結果、パフォーマンスが向上することを期待できる。
・珍しいとか、新しいとか、厳密にベストであるとかにこだわらずに、「ほぼベストで、無難」な運用ならいいではないか、という考え方を再度強調
・NISAではTOPIX連動型のETF(上場投資信託)を持ち、確定拠出年金では外国株のインデックス・ファンドを中心に持つのが、全体のリスクとして最適で、手数料コストが最小な運用になる可能性が大きい。
・短期金利がほぼ〇%、長期金利でも〇・八%程度の現状では、これだけ有利な運用のオプションは世の中にまずない。ローンを返すということは「確実に得な、逃すことのできないチャンス」だということができる。
・PERは株価収益率とも呼ばれる株価の高・安を判断する尺度として最も有名なもので、「一株当たり利益」に対する株価の倍率だ。たとえば、年間の純利益が一〇〇億円で発行株式数が一億株の会社の一株当たり利益は一〇〇円だ。この会社の株価が千円ならPERは一〇倍であり、一五〇〇円なら一五倍だ。PERは、より小さな倍率である方が、「利益に対して、株価が割安なのだから」、これから投資する上では好ましい。これが第一の原則だ。 -
Posted by ブクログ
経済評論家で専門は資産運用の山崎元さんと、資産・家計の相談などを専門とする女性ファイナンシャルプランナーの岩城みずほさんの共著。
お金の考え方ではありますが、お金に留まらず人生の問題と深く結びついています。
・夫婦の金銭感覚のズレ
・恋愛と結婚で何を見るべきか
・保険の選び方、プランの見直し
・高齢者の資産運用で考えるべきこと
・転職するべきか
・子どもの教育費が正当か
・奨学金は何のため ○目標 ×夢
※読み終えて心に残った箇所のメモ
本書では様々な質問者からの共著者の2人が回答していくわけですが、男女の価値観が違うので同じ悩みの解決でも深みがあります。
「お金の考え方」というタイトルの作品を手にする場合は、お金に興味があったり悩みがあるからでしょう。
本書では予想以上に幅広い相談が持ちかけられていて、1〜2回読み返せば悩みや迷いがスッキリするのではないでしょうか。