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会社は一年で辞めてもいいし、何回辞めてもいい。ただ、一つのことを計画・実行するには二年くらいの単位で考えると具合がいい。二〇代のうちは、やり甲斐ある仕事を見つけ、スキルを身につけるのが最優先だ。二年先の自分をイメージして、自分に向かないとわかったら、早めに転職するほうが賢い。揺るぎなき「人材価値」の作り方から、会社の捨て方・選び方まで、収入とやり甲斐の両面から満足のいくキャリア戦略を徹底指南。
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Posted by ブクログ
必読のキャリア参考書の一冊。文字ばっかりで図がないけれど特に若い人、就職活動中の人は将来を考えるのに読んだほうがいいでしょう。もちろん若い人以外でもキャリアを真剣に考えている人にはおすすめです。時代は終身雇用、年功序列から、より自立したキャリア形成が必要とされ、実は逆年功序列、年をとれば経験が蓄積さ...続きを読むれ価値があがっていた時代が、年をとればどんどん今までの経験が陳腐化して価値が下がってしまう世の中です。自分や周りを見ていてもそう思います。自分の価値が下がっているのに給料が上がる人も結構いたと思いますが、それがここ最近の経済危機で悲劇的な状況になってしまうケースもあると思います。自分の生活を守るために、如何に世の中に必要とされる人間で居続けられるかを常に考えて行動する必要があります。そのための勉強であり、仕事であり、転職であり、副業ということでしょうね。
最近、事あるごとに人に勧めている書物。 タイトルから、転職を奨めるように感じますが、 中身は現状の企業の在り方や転職等におけるリスクなどが書いてあり、 企業の本質を知るにはおススメ。 就職活動前に、会社決定前にぜひ一読を。
転職指南の本というよりも、自己キャリアの考え方について記述された本。 28までに自分の仕事を決めること、35までに自分の仕事で成果を残すこと。 いろいろと参考になった。
私のお気に入りの経済や投資のスペシャリストである山崎元さんの著作です。 本著は、働き初めたばかりの20代、転職を考えている30代に入るかどうかの若い人達を対象にしたものです。 知らずに購入した私には、非常に手厳しいお説教本と化しました。(^o^;)> 仕事のプランというか自分の価値を高めるこ...続きを読むとに対し、すごく真っ当なことが書いてありますが、著者さんが経験した業界に偏りがあるため、考え方が広く一般的であるかどうかの感じ方は多々あると思います。タイトル通りに2年で会社を辞めることを推奨する内容ではありません。 仕事という手段を通して自分の存在価値を高めるためには、どう転職していくべきか?その筋道をつける指南書としてはとてもよいと思います。 できれば、学生のうちに就職前に必ず読んでおくべきだと強くお勧めできます。 この本は最近発売されたものではないですが、時代を超えても伝え続けることが大事な内容となっているので、これから就職を控えている世代にも役立つ内容だと感じました。 本書に書かれている内容ではないのですが、『世の中の仕事は2年を目処に入れ替わる』と言われています。 具体例をいいますと、IT革命がもてはやされたときには、パソコン教室が多くありましたが、今は大分淘汰されているという感じです。2020年頃から現在では、高級パンが流行り、色々なお店が増えましたが、どうなるかなと個人的に観察しています。 そのような流れがコロナ禍で急に起ったため、大分職種が淘汰されました。 生活に必要不可欠なエッセンシャルワーカーとそうではないお仕事についている人の落差が激しく起ったことはニュースで身近に感じていることでしょう。 厳しいことをいいますが、生命維持するための生活に絶対必要か?といわれると、不要なものだと言い切れる業種が痛手を負っています。日本で花形だと思われた職種の人が全く違う職種へ出向するように業務命令されているニュースを見ると、とても気の毒に感じます。(ちなみに、日本で花形の職種が、海外では低評価の場合もあるので、世界で活躍できると思って就職する場合はよく調べましょう。また逆もしかりですが、私もびっくりしたことがあるので、本当によく調べましょう!(私は反省しかありませんが。。。)) 昭和初期から比べると生活基盤が不安定な令和時代には、個々人が個性として、いくつか違う方向の得意分野を持っていないと生き難いと私個人も感じています。もしくは突飛した何か一つがあるといいですよね。 また、世の中がどんな方向へ行ったとしても、その生活スタイルに順応することも求められていると感じます。 なんだかダーウィンの進化論みたいですね。 人生は常に計画通りには行きません。 自分だけではなく、天災もあるため、なにが起るかもわかりません。 その中で、『ある程度コントロールできる部分は頑張るべきだ』という教えを本書の中でも説いており、そのために『若さは武器だ』ということも強く主張していると感じました。 じゃぁ、歳をとったら駄目なのか?というと、『確実に難易度は上がるけれど、方法がないというわけではない』ですよね。そうはいっても、大変は大変です。 勉強するにも頭に入り難いし、いままで培ってきた古い経験が悪い方へ邪魔することもあります。 勇気を出して進むべき場面で、慎重になりがちです。 逆を言えば、培ってきた経験を良い方向へ生かし、勇気を出して進めばよい!ということになります。ドヤァ。 私は本書を読んで凄く落ち込んだので(笑)、どうにか頑張って行きたいと思い、自分を鼓舞して行きたいと思います。
投資関係で著名な山崎元氏によるキャリア指南書。 山崎氏は12回転職しており、結果として年収アップとスキルアップを経験できている。 その転職の考え方などに関して示されている。 山崎氏の本は投資関係では結構読んでいたがキャリアの進めに関する本は始めて、いかが参考になったポイント 日本における収入階...続きを読む層は「エクイティ階級(資本家)」「ボーナス階級(ボーナスが非常に大きいスペシャリスト的な職業)」「サラリーマン階級」「フリーター階級」の4つ 収入にかかわる要素は「リスク」と「代替性のない仕事をしている(需給的な要因)」こと 会社は個人の面倒を見れるほどの能力はなく、数十年先のことなどほとんどわからない 2年は会社の先を何とか見ることができ、個人の能力アップということから考えても程よい期間 転職先とは自分を買ってくれる取引先の変更 転職時に重要になる考え方は「顧客」「スキル」「企業から見た取り換えの容易さ」「個人からみた職場の確保のしやすさ」 収入に関して大事なのは「収入とは自分の仕事への評価なのでおおきに関心を持つこと」「他人と比べないこと」 一般的に年齢と人材価値が連動すると思われるので年を取ること自体がリスクでもある 若いときは目先の収入や会社のランクよりも仕事内容できめたほうがいい 投資関係の本同様、転職に関しても非常に理論的なので投資関係の本をよんで彼の文章に好感をもてるなら読んで損はないと思う。 本書でも年長者がいいがちな「石の上にも3年」のような精神論は一切なく、非常に転職というものを合理的にとらえているし、石の上にも3年の代わりに「時は金なり」と言っている点も非常にクレバー。彼自身が12回転職しているのでこういった考え方を好意的に見るバイアスもあるが・・・ スキルアップやキャリアの方向性を大まかに考えるにはいいと思うが、転職12回は一般的には多すぎだろう。またスキルなどが目に見える仕事でないと彼のように転職し、かつ給与を上げていくのは難しい。彼はキャリアコンサルのプロではなく、あくまで自分の経験談を話しているに過ぎない点も注意しておきたい。
金融アナリストとして有名な著者が、自身の過去の点職歴を踏まえて、会社にとどまる必要はなく、どんどん転職することの必要性を説いた一冊。 著者の経験に基づいているので、内容が証券などの金融業に偏ってるのは仕方ないとしても、いわゆる「できる人」を前提としてる。 参考になる点は多々あるのだが、「できない人...続きを読む」もちろん、大半を占める「普通の人」にとっても中々敷居が高いと感じた。
大胆で切れ味のあるタイトルだが、名前負けしない説得力を持って書かれている。著者の考えが押し付けがましくないのがいいし、一般論と経験談を程よいバランスで交えている。客観的で冷静な人なのだと思う。ゆえにていねいで、納得できる。
流し読み。良著。 お金稼ぎに寄りすぎず、自分の充実感と現実的なライフプランを形成するための内容。 手が届きそうな、自分でも頑張れば実現できそうな感じで読みやすかった。 現実には著者が計画性のあるデキる人だであり、凡人には難しいとは思うが、自分もできるのでは…なんて勘違いしそうなので見極めのできる若い...続きを読む人向けの内容かなー。
会社をアテニせず、しかし、会社から離れもせず、自由度の高い現実的なキャリアプランについて、山崎氏、かく語りき。 若い方には、必読(?)、中高年にも、とても参考になる内容であります。
転職を10回以上経験している著者による一冊。 個人的には総論で賛成だし、各論でも同意できるところは多いのだけど、これを真に受けてしまうような人にはこの人の論理は通用しないのではないかという懸念がある。 逆に言うとこの人くらいの専門性を身につけられる人であれば、何度転職したって価値を失うことはないし、...続きを読む回数に左右されるものでもないってこと。 それをわかっていないでこの本に励まされてしまう人が出てしまうことが若干懸念ではあります。
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