【感想・ネタバレ】会社は2年で辞めていいのレビュー

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

必読のキャリア参考書の一冊。文字ばっかりで図がないけれど特に若い人、就職活動中の人は将来を考えるのに読んだほうがいいでしょう。もちろん若い人以外でもキャリアを真剣に考えている人にはおすすめです。時代は終身雇用、年功序列から、より自立したキャリア形成が必要とされ、実は逆年功序列、年をとれば経験が蓄積さ...続きを読むれ価値があがっていた時代が、年をとればどんどん今までの経験が陳腐化して価値が下がってしまう世の中です。自分や周りを見ていてもそう思います。自分の価値が下がっているのに給料が上がる人も結構いたと思いますが、それがここ最近の経済危機で悲劇的な状況になってしまうケースもあると思います。自分の生活を守るために、如何に世の中に必要とされる人間で居続けられるかを常に考えて行動する必要があります。そのための勉強であり、仕事であり、転職であり、副業ということでしょうね。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

最近、事あるごとに人に勧めている書物。


タイトルから、転職を奨めるように感じますが、
中身は現状の企業の在り方や転職等におけるリスクなどが書いてあり、
企業の本質を知るにはおススメ。


就職活動前に、会社決定前にぜひ一読を。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

転職指南の本というよりも、自己キャリアの考え方について記述された本。
28までに自分の仕事を決めること、35までに自分の仕事で成果を残すこと。

いろいろと参考になった。

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Posted by ブクログ 2021年11月29日

私のお気に入りの経済や投資のスペシャリストである山崎元さんの著作です。
本著は、働き初めたばかりの20代、転職を考えている30代に入るかどうかの若い人達を対象にしたものです。
知らずに購入した私には、非常に手厳しいお説教本と化しました。(^o^;)>

仕事のプランというか自分の価値を高めるこ...続きを読むとに対し、すごく真っ当なことが書いてありますが、著者さんが経験した業界に偏りがあるため、考え方が広く一般的であるかどうかの感じ方は多々あると思います。タイトル通りに2年で会社を辞めることを推奨する内容ではありません。

仕事という手段を通して自分の存在価値を高めるためには、どう転職していくべきか?その筋道をつける指南書としてはとてもよいと思います。
できれば、学生のうちに就職前に必ず読んでおくべきだと強くお勧めできます。

この本は最近発売されたものではないですが、時代を超えても伝え続けることが大事な内容となっているので、これから就職を控えている世代にも役立つ内容だと感じました。

本書に書かれている内容ではないのですが、『世の中の仕事は2年を目処に入れ替わる』と言われています。
具体例をいいますと、IT革命がもてはやされたときには、パソコン教室が多くありましたが、今は大分淘汰されているという感じです。2020年頃から現在では、高級パンが流行り、色々なお店が増えましたが、どうなるかなと個人的に観察しています。

そのような流れがコロナ禍で急に起ったため、大分職種が淘汰されました。
生活に必要不可欠なエッセンシャルワーカーとそうではないお仕事についている人の落差が激しく起ったことはニュースで身近に感じていることでしょう。

厳しいことをいいますが、生命維持するための生活に絶対必要か?といわれると、不要なものだと言い切れる業種が痛手を負っています。日本で花形だと思われた職種の人が全く違う職種へ出向するように業務命令されているニュースを見ると、とても気の毒に感じます。(ちなみに、日本で花形の職種が、海外では低評価の場合もあるので、世界で活躍できると思って就職する場合はよく調べましょう。また逆もしかりですが、私もびっくりしたことがあるので、本当によく調べましょう!(私は反省しかありませんが。。。))

昭和初期から比べると生活基盤が不安定な令和時代には、個々人が個性として、いくつか違う方向の得意分野を持っていないと生き難いと私個人も感じています。もしくは突飛した何か一つがあるといいですよね。
また、世の中がどんな方向へ行ったとしても、その生活スタイルに順応することも求められていると感じます。
なんだかダーウィンの進化論みたいですね。

人生は常に計画通りには行きません。
自分だけではなく、天災もあるため、なにが起るかもわかりません。
その中で、『ある程度コントロールできる部分は頑張るべきだ』という教えを本書の中でも説いており、そのために『若さは武器だ』ということも強く主張していると感じました。

じゃぁ、歳をとったら駄目なのか?というと、『確実に難易度は上がるけれど、方法がないというわけではない』ですよね。そうはいっても、大変は大変です。
勉強するにも頭に入り難いし、いままで培ってきた古い経験が悪い方へ邪魔することもあります。
勇気を出して進むべき場面で、慎重になりがちです。

逆を言えば、培ってきた経験を良い方向へ生かし、勇気を出して進めばよい!ということになります。ドヤァ。
私は本書を読んで凄く落ち込んだので(笑)、どうにか頑張って行きたいと思い、自分を鼓舞して行きたいと思います。

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Posted by ブクログ 2017年07月21日

投資関係で著名な山崎元氏によるキャリア指南書。
山崎氏は12回転職しており、結果として年収アップとスキルアップを経験できている。
その転職の考え方などに関して示されている。

山崎氏の本は投資関係では結構読んでいたがキャリアの進めに関する本は始めて、いかが参考になったポイント

日本における収入階...続きを読む層は「エクイティ階級(資本家)」「ボーナス階級(ボーナスが非常に大きいスペシャリスト的な職業)」「サラリーマン階級」「フリーター階級」の4つ
収入にかかわる要素は「リスク」と「代替性のない仕事をしている(需給的な要因)」こと
会社は個人の面倒を見れるほどの能力はなく、数十年先のことなどほとんどわからない
2年は会社の先を何とか見ることができ、個人の能力アップということから考えても程よい期間
転職先とは自分を買ってくれる取引先の変更
転職時に重要になる考え方は「顧客」「スキル」「企業から見た取り換えの容易さ」「個人からみた職場の確保のしやすさ」
収入に関して大事なのは「収入とは自分の仕事への評価なのでおおきに関心を持つこと」「他人と比べないこと」
一般的に年齢と人材価値が連動すると思われるので年を取ること自体がリスクでもある
若いときは目先の収入や会社のランクよりも仕事内容できめたほうがいい

投資関係の本同様、転職に関しても非常に理論的なので投資関係の本をよんで彼の文章に好感をもてるなら読んで損はないと思う。

本書でも年長者がいいがちな「石の上にも3年」のような精神論は一切なく、非常に転職というものを合理的にとらえているし、石の上にも3年の代わりに「時は金なり」と言っている点も非常にクレバー。彼自身が12回転職しているのでこういった考え方を好意的に見るバイアスもあるが・・・

スキルアップやキャリアの方向性を大まかに考えるにはいいと思うが、転職12回は一般的には多すぎだろう。またスキルなどが目に見える仕事でないと彼のように転職し、かつ給与を上げていくのは難しい。彼はキャリアコンサルのプロではなく、あくまで自分の経験談を話しているに過ぎない点も注意しておきたい。

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Posted by ブクログ 2014年07月28日

金融アナリストとして有名な著者が、自身の過去の点職歴を踏まえて、会社にとどまる必要はなく、どんどん転職することの必要性を説いた一冊。

著者の経験に基づいているので、内容が証券などの金融業に偏ってるのは仕方ないとしても、いわゆる「できる人」を前提としてる。
参考になる点は多々あるのだが、「できない人...続きを読む」もちろん、大半を占める「普通の人」にとっても中々敷居が高いと感じた。

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Posted by ブクログ 2013年10月15日

大胆で切れ味のあるタイトルだが、名前負けしない説得力を持って書かれている。著者の考えが押し付けがましくないのがいいし、一般論と経験談を程よいバランスで交えている。客観的で冷静な人なのだと思う。ゆえにていねいで、納得できる。

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Posted by ブクログ 2013年04月06日

流し読み。良著。
お金稼ぎに寄りすぎず、自分の充実感と現実的なライフプランを形成するための内容。
手が届きそうな、自分でも頑張れば実現できそうな感じで読みやすかった。
現実には著者が計画性のあるデキる人だであり、凡人には難しいとは思うが、自分もできるのでは…なんて勘違いしそうなので見極めのできる若い...続きを読む人向けの内容かなー。

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Posted by ブクログ 2013年03月26日

会社をアテニせず、しかし、会社から離れもせず、自由度の高い現実的なキャリアプランについて、山崎氏、かく語りき。
若い方には、必読(?)、中高年にも、とても参考になる内容であります。

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Posted by ブクログ 2012年10月28日

転職を10回以上経験している著者による一冊。
個人的には総論で賛成だし、各論でも同意できるところは多いのだけど、これを真に受けてしまうような人にはこの人の論理は通用しないのではないかという懸念がある。
逆に言うとこの人くらいの専門性を身につけられる人であれば、何度転職したって価値を失うことはないし、...続きを読む回数に左右されるものでもないってこと。
それをわかっていないでこの本に励まされてしまう人が出てしまうことが若干懸念ではあります。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年09月22日

前回、山崎元さんの「お金の運用術」が印象良かったのでもう一冊読んでみました。

結論としては、自分の現在の立場が社会人経験1年ちょっととこの書籍の想定読書層にマッチしていたので、かなり学びの多い内容でした。

頭に残るほど印象的だったのが、「お金」「時間」「自由」の何をとるかという話のパートでした。...続きを読む
自由というのが、お金、時間とダブリになると思うのですが、何かを捨て何を取るかの参考になりました。

自分自身、「人、お金、時間、場所、モノ」などにあまり縛られたくない人間なので、何かを取り、何を捨てるのか、改めて限られた人生の時間がある中、集中と選択が必要か考えさせてられました。

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Posted by ブクログ 2012年03月20日

会社に3年はいろといわれるなか、新鮮なタイトル。
やめるにあたって押さえどころ、先が決まってから言う、転職後の仕事を明確にする等。
転職によって得れるものは分からないが、転職ができる自分になったほうが今後はリスクヘッジであろう。
学校通いは投資よりも高級消費。それなりの決心がないと、何となく行ってる...続きを読む人に見られてしまう。
興味のある分野は、専門誌の論文まで参考にする。まったく知らない場合は入門書を10冊ほど読みあさる。
若い時の転職は給料よりも、自分がやりたい仕事を経験させてくれるかどうか。仕事を覚え、仕事のスキルを身につけること。

余談だが、著書のHP投稿で金融に向いている人が箇条書きされていた。
①勉強が自然にできる人
②お金が好きな人
③朝に強い人
④ストレス体制
⑤孤独に耐えれること

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Posted by ブクログ 2012年02月08日

2年でやめていい理由の記載は少なくて、転職全般についての解説がほとんどを占める。特に金融機関に勤めるひとは参考になると思う。自分はメーカーに勤めていますが、著者がいうように他社でも出来る仕事ではないので、汎用性が少ないと感じた。

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Posted by ブクログ 2012年01月09日

タイトルは刺激的だが、内容は常に目標や向上心を持つことが主体。
会社にしがみつくしかない無能人間にはなってはならないと痛感。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年10月30日

仕事とは人生の多くの時間を費やすものだから、もっと積極的に自発的に動くべきであり、その点で身のある示唆を与えてくれる本。「自分の人事を自分で行う」という点で、価値観にマッチした。

<成功する転職の5条件>
1.仕事の内容が事前に明確。2.前の仕事を活かす。3.仕事に成長がある。4.よい親分の手引き...続きを読む。5.転職の目的が明確。

<自由度を拡大するための転職>
死ぬまで仕事を与えてくれるわけではない。自分に特有の環境や状況に合わせて、会社が環境を提供してくれる保証はない。会社を離れた、自分という個人を尊重した働き方、社会との関わり方を模索する転職もある。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年06月05日

[ 内容 ]
会社は一年で辞めてもいいし、何回辞めてもいい。
ただ、一つのことを計画・実行するには二年くらいの単位で考えると具合がいい。
二〇代のうちは、やり甲斐ある仕事を見つけ、スキルを身につけるのが最優先だ。
二年先の自分をイメージして、自分に向かないとわかったら、早めに転職するほうが賢い。
...続きを読むるぎなき「人材価値」の作り方から、会社の捨て方・選び方まで、収入とやり甲斐の両面から満足のいくキャリア戦略を徹底指南。

[ 目次 ]
第1章 今の時代を働く考え方
第2章 人材価値のセルフマネジメント
第3章 会社の捨て方・選び方
第4章 女性のためのキャリア戦略
第5章 転職の実際
第6章 私の転職を振り返る

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2011年05月15日

自分自身2年経たずに転職した経験があって言うのも何だが、短期間に転職を繰り返している人物の心象はあまり良くないし、これを数回繰り返した後に、転職先の選択肢がどれだけあるのか若干疑問(この問題は業界によると思うが、少なくとも所謂日本の大企業への選択肢はほぼなくなると思っていいのではないかな)なので、可...続きを読む能ならひとつの会社に永く勤務できたほうが良いんじゃないかとも思う。ただ、あとがきにあるように転職は「自分の意思で自分の進路を選んだという充実感」と「自分の運命に対する責任を自分で握るスリル」というものがあって、これは転職することによってしか得られない麻薬のようなものだと思う。

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Posted by ブクログ 2010年05月31日

今の自分の置かれている環境からして、タイトルをみたら手を伸ばさずにはいられない一冊だった。一気に読んだ。

転職を繰り返してきた著者の教えるキャリア(人材価値)の創り方などが説明されていて、今、会社を辞めようか考えていない人にもお勧めできる。

特に印象に残ったのは、会社は概して若い人程安く雇用でき...続きを読む、培ったスキルを生かす時間が多いので、人材価値が高い。それはつまり、ビジネスパーソンは年齢を重ねるごとにその価値を減価させている。これを補う為に、スキルを向上させる必要がある、という指摘。当たり前と言えば当たり前だが、これをはっきり意識して、スキルを向上させてきた人と、そうでない人、自分の職場の人を見ていても一目瞭然だ。こういう危機感をはっきり意識して自分を高めていく事が大事なのだと切に思った。

もう一つ印象に残ったのは、人材価値を決めるのは、1)顧客 2)プロダクト(=スキル) 3) 対人能力 という事。

今の自分には、このどれ一つも身につけていない。にも関らず、安易に転職を考えていたのだから、背筋が凍る。

概して、著者の経験から、紹介されている考え方は、外資系の金融業に当てはまる。私は外資系(メーカー)で働いているが、著者の「外資は〜」で始まる主張に違和感のある部分もあった。
恐らく、著者が勧めるような事を実行できる人は、一部の金融で働いている人で、相当に地頭の良い人に実際は限られるにではないだろうか。
しかし、これからの時代は、恐らく外資系の金融に限らず、仕事そのものに対するスキルが”会社specific" ではなく"業務specific"になっていく気がする。よく聞く言葉で言うと従来の就職は「就職ではなく就社」であったということ。これが、あらゆる業界において就職に早晩変わるときに、全ての人が著者の指摘するような働き方や会社選びをすることになるだろうと感じた。




•いったん正社員で就職できた場合、最低限、次の就職先を確保してから
•仕事をしていると、その仕事のビジネス上の価値を離れてそれを行う事自体に価値ががあると思ってしまう場合があり(中略)、その仕事に最適化された自分のスキルが無駄になる
•自分の価値観に合わない仕事に就くと。
 1) しばしば自分に疑いを持つようになり
 2) いざというときに頑張りが利きにくい
•自分の収入についての心得
 1) 会社が自分に支払う報酬は、自分の仕事への評価でもあるから、プロとして、これが納得できるかどうかについては、大いに関心を持って、意見があれば主張すべき
 2) 自分の収入と他人の収入を比べてならない
•ビジネスパーソンは、時間が経ってもスキルが向上しない場合、年齢を重ねるだけで人材価値が下がる
•30代前半になると、一応の能力の完成を見ていて、かなりの個人差がついている
•若年転職のメリット。転職先で早く認知されたいという緊張感から、仕事の勉強に力が入って、結果として仕事の勉強の能率が上がる事が多い
•20代の早い時期の転職は「仕事を選び、覚えるために転職する」と考えていい
•転職の際は、次の職場決まってから現在の職場に退職の意思を伝える
•転職の際には、自分が関った仕事のアウトプット例えばレポート)効果的。
•日本の会社によくいがちな「ゼネラリスト」は自分の人材価値を、一つの職種に限る事が苦手かもしれない。しかし、と採る側は、何らかの具体的な仕事に対して採用する
•「転職の親」を社内で裏切ったりしないというのが当然という「転職の仁義」が存在する
•退職は会社都合が良い
•「(現在の職場では)学べる事がに限界があるから」「もっと高度な経験をしたいから」辞めたい理由は、仕事の内容か、仕事の学習環境のいずれかで説明するのがスマート
•楽に職場に適応するには、「自分を出すよりも、相手を知る方が先」
•「レベルの高い仕事さえ覚えれば、後からお金を稼ぐのはそう難しいことではない」
ビジネスパーソンの仕事上の能力のピークは30代の前半にあり、この年代である程度の実績を上げる事ができるかどうかが非常に重要

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Posted by ブクログ 2009年10月27日

前半は、仕事全般についての捉え方と、30代前半までのキャリアプラン、有能なビジネスマン像などに触れている。
後半は転職の心得的な記述が多いかな。転職の段階、あるいは転職というものをもう少し身近に感じるころに読み直してみたい。著者の転職観は参考になる。


■印象に残った項目
・「仕事のやりがいを決め...続きを読むる2つの要素」
-他人の役に立っているという実感、自分の仕事が進歩・成長しているという実感

うっすらと想像はつくが、言葉にしてもらうとすんなりと入ってくる。
確かにこの2つがうまく回っているとき、仕事であっても研究であってもおもしろいものだなと思う。
インターン・研究ともにそういうフェーズがあるものの、往々にしてその後いずれか、あるいは双方ともに魅力が低下する経験をしたな。

2つの要素の後者(自分の仕事が進歩・成長)の項目が、
「賃金を物差しとした過去の日本の年功序列システムをうまく説明する」
という記述はなるほど。

・自分の価値観に合わない仕事に就くと陥りやすい症状
-しばしば自分に疑いを持つ
-いざという時にがんばりが利きにくい。
これもなるほど。

・その分野で10年集中的に努力を投入した場合に、第1人者になれる。


■その他

・報酬の四階層(著者の他の記事等でもよく見かける。)
・報酬の差を規定する「お金に関する立地条件の差」と「個人の会社に対する交渉力の強弱」
・陰気な成果主義が蔓延する日本企業と経営茶坊主であるマネジメント層

・人材価値を決める3要素:顧客・自分のプロダクト・対人能力(前者2つには劣る)

・社会人の勉強法(勉強をして、自分のエッジとして使えるレベルの勉強がどの程度の水準であるのかを示していて参考になる。)

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Posted by ブクログ 2009年10月20日

就職活動前の学生として読んだので
就職とは就社ではないことに気付かされる1冊

3回生になる前に読んでおいた方がいいでしょう。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

TVでもおなじみの経済評論家である、山崎元さんの「転職論」。

知らない人もいるかもしれないので、一応書き添えていくと、著者はこの本を書いた時点で12回転職している。(三菱商事→野村投資信託→住友生命保険→シュローダー投資→NBインベストメントテクノロジー→メリルリンチ証券→ パリバ証券→山一證券→...続きを読む第一勧業朝日投資信託顧問→明治生命保険→三和総研など)

本を読んだ後に思ったことは、まだ若い人、とくに就職を控えた学生や20代前半から20代後半のビジネスパースンは必読であろう、ということだ。

まず、本の冒頭で著者はこう主張する。
「転職を恐れるな!就職にあやまりはつきものだ。これからは、自分の人材の価値を考えながら、生きていかなければならない。会社とは、皆が思っているほど盤石なものではない」と。

これに反対する人はいないのではないだろうか。この本の感想を書いている時点で(2008年11月1日)、三洋電機がパナソニックに吸収されそうであるし、ちょっと前にさかのぼれば、ダイエーやそごうが民事再生法を申請し、産業再生機構入りした。これらからも分かるように、大企業に入って、一生勤め上げるという時代は、残念ながら終わってしまった。

そこでアドバイスとして、著者は、28歳までに自分のスキルを磨く職業を決め、30代前半には脂の乗った状態で仕事をするということをすすめている。

読んでいて、ドキッとしたのが、昨今における資格ブームに対する警鐘である。これは海外MBAも含まれると著者は書いている。

もっと具体的には、いくら海外MBAを取ろうとも、入学した大学で人材価値が決まってしまうという点が多い、ということ。たとえば、青学から戦力コンサルティング会社や投資銀行は難しいようだ。(彼の知り合いのヘッドハンター談)

著者はこういった勉強ブームを収入の向上につながらないとしながらも、消費としてみれば面白いんじゃないかと言っている。つまり、人生はお金だけではない。勉強には社会を深く知ったりする側面もあるのではないか、と。

ちょっと考えさせられる部分であった。

それよりも仕事で結果を出すしかないんですね。MBAを視野に入れている自分としては、ちょっとショックな部分であった。

自分のスキルか。うーん、悩ましいですね。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

会社を2年で辞めるための本、と言うよりは、「世の中こんなに稼いでる人がいるぞ!」と言うことを教えてくれる本。
また一つの会社に依存しない人生設計の仕方も教えてくれる。

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Posted by ブクログ 2015年05月25日

労働の価値や転職を考える際の目安となる年齢28と35才
人材が流動化している世の中で,うまく働いていく上での考え方について書かれている。
著者の経験をもとに冷静(のように)仕事について意見が述べられている。本の後半では転職にあたっての注意点について書かれている。
参考文献はないのであくまで意見でしか...続きを読むないが,参考になる考え方などがいくつもあった。

以下に参考になった箇所の一部を書いた。
転職を考えた場合,労働の価値をどうみるか。自分の成果を第3者にうまく説明できるかどうかが求められる。
転職を考える上でのターニングポイントは28才と35才。
28才:この年までに自分の適職を見つける。最初の就職先で自分のやりたいことと一致する可能性は低い。
35才:この年までに職業人としての完成を目指す。この年までなら部下として採用されやすい。

仕事のやりがいの2要素。
1. 他人の役に立つ感
2. 自己の成長。

転職は必ず就職先が決まってから現職をやめること。賃金交渉や職歴に空白を作らない上でかなり重要。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年09月20日

MBAなど資格に走るより仕事で結果を出すことが大事。業務に直接役立たないオベンキョウは投資ではなく高級消費。
という言葉が一番心に残った。

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Posted by ブクログ 2013年07月29日

斬新なタイトルに惹かれ、購入。

3年っていってるとこを、2年って言ってるの、
一見違うことを言ってるようで、
結局のとこ、自分の欲しいもんやら優先順位やらぐらい、
自分で見定めて切り開いてけよ、ってことなんだろうな。

著者の独特の切り口には、
きっと読む中でメモしてしまったり、
いつの間にか頭に...続きを読む刻まれるものがあるハズ。

いま仕事を辞めたい人はもちろん、
来年度から働きますって学生に、キャリアプランを見つめるべく勧めたい一冊。

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Posted by ブクログ 2012年08月19日

そんな目新しいことは書かれていないが、
大変よくまとまった転職本だと思う。
転職をちょっとでも考えている人にはとてもおすすめできるし、
新卒で就活をする人もちょっと読んでみるといいかと思う。

とにかく今の会社が嫌だからと、
とりあえず今の会社を辞めて、
失業保険をもらいながら転職活動を...続きを読むすることのデメリットのあたりは
あまり意識したことがなかったのでなるほどと思った。

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Posted by ブクログ 2012年07月13日

①転職するかどうかは別として、「他社はどんな仕事をしているか」や「他社ならどのようにこの仕事を行うか」などスキルを標準化することを意識して仕事をするのが大切だと思った

②視野を広げる、友人を増やす上では転職は面白そうというか、してみたい

③ヘッドハンターの知り合いを作り、自分の市場価値や競合の状...続きを読む況などを知る

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Posted by ブクログ 2011年05月22日

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転職に関する実際的なアドバイスが多く書かれている。
著者のように2、3年で会社を転々と移るのは自分の職種には向かないように思うが、どの会社でも通用するようなスキルを備えておくことは必要だと感じた。

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Posted by ブクログ 2009年11月15日

12回もの転職を繰り返した山崎氏の著書。
タイトルに惹かれて読んでみることに。
もはや、石の上にも3年など言っている時代ではなく、
上司などの引きとめなどあまり気にする必要ないという滑り出しから始まります。
著者の転職経験を語っており、転職先を必ず決めてから今の会社を辞めるように何度も言って...続きを読むいます。
ほかにも、女性のキャリアについてや、外資系のキャリアについて著者の考えが述べられており、転職を考えられている方は勇気をもらえるかもしれません。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

自分会社を経営する。

職歴書をまとめるつもりで勤務

退職理由と志望理由、やりたいことをいえたらOK

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