山崎元のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
お金の話は、正直私にはまだ難しかった。
勉強しなくては、、という気持ちにさせられた。
お金以外にも、働き方について書かれていて
こちらは勉強になった。
労働者に限らず、工夫のない者は損をする。これは、責任論以前の経済の現実だ。他人と同じであることを恐れよ。無難を疑え。
経済は「適度なリスクを取る者」にとって有利にできている。
労働者タイプAには、①他人と取り替え可能な同じような人材になる、②会社が用意した働き方だけで満足する、③雇用不安や賃金減少のリスクを極端に嫌う、などの特色がある。
こうした人材になると、会社に対する立場と交渉力が弱くなり、会社の言いなりになって能力の割に低賃金で働かざるを得ない。
実質的に「使い捨て」されることも珍しくない。
リスクを回避したがる者が提供する価値を、リスクを取ってもいいと思う者が吸い上げるのが経済循環の仕組みだ。
会社が失敗したら、あるいはクビになったら、またやり直すといいし、現在はかつてとちがってそれが可能だ。不動産投資のようなものと異なり、失敗しても借金なしだ。
時間を使って夢中になることができるような興味を持てる仕事か、次に、自分の倫理観に反しない仕事か、の2点で仕事を選んで働いてみよう。合わなければ転職するといい。
興味を持って面白いと思える仕事でないと、ライバルにつための努力が続かない。これは競争上決定的に不利だ。
また、自分の倫理観に反する仕事は、いざという時に頑張りが利かない。例えば、個人向けの証券営業の仕事を、「工夫すると数字が上がる仕事で、世の中のためにもなっている」と感じる人もいれば、「数字を上げるために嘘をついているようで嫌な仕事だ」と思う人もいる。
「自分を磨き、リスクを抑えて、確実に稼ぐ」ことを目指す古いパターンよりも、「自分に投資することは同じだが、失敗しても致命的でない程度のリスクを積極的に取って、リスクの対価も受け取る」のが、新しい時代の稼ぎ方のコツだ。リスクに対する働きかけ方が逆方向に変わった。
仕事で株式性のチャンスに恵まれない場合は、インデックスファンドの長期投資が効率のいい株式リスクとの付き合い方になる。これは、凡人でもできるけれども、一見偉そうな他の投資よりも優れている。お金にも働いて貰うといい。 -
Posted by ブクログ
インデックス投資のバイブルとして知られる名著の全面改訂版。結論として「オルカン一択」という王道のアプローチを改めて確信させてくれると同時に、単なるマネーマネジメントに留まらない人生戦略としての投資観を提示してくれる。
本書の魅力は、投資を「増やすための技術」ではなく「淡々と継続するためのメンタル管理」として捉えている点にある。企業の利益や経済成長を予測しようとするのではなく、「リスクを買う」と割り切って市場に居続けること。そして、売買を繰り返すのではなく「持っていること」自体が投資であるという姿勢は、日々の値動きに一喜一憂しがちな投資家にとって強力な羅針盤となる。
また、お金の運用と同じか、あるいはそれ以上に「人的投資」や人生のバランスが重要であるという指摘は非常に深い。過度にFIREを急ぐあまり、経験や人間関係の幅を狭めて「より稼げない人・つまらない人」になってしまうリスクへの警鐘は、お金と人生の主導権をどう取るべきかを見直す素晴らしいきっかけになる。 -
Posted by ブクログ
2024年に癌で他界した経済評論家の遺作。
がんと診断されると食事などの生活での制約、種類によっては余命の制約が見えてくる。「この制約の下に、自身の目的を最大化することが見えてくる」と説く。
本書ではお金のことはあまり書かれていないが(強いて言うならがん保険のことくらいか)、病になって気づいた人生観を淡々とかく。感情的な部分はあまりなく。著者の場合は幸せの構成要素は「自由」と「人間関係」とし、お金は両者を手に入れるにあたってポジティブな影響力を持つ要素だとする。
自分の人生のフィナーレを飾ると思えば、がんに対する恐怖を軽減されるかもしれない。 -
Posted by ブクログ
『山崎先生、お金の「もうこれだけで大丈夫!」を教えてください。』が読みやすくて面白かったので、他の本も読んでみようと本書を手に取った。
「人生においては、コントロールできないことについて悩んでも仕方がない。できることは、確率・期待値的に良い選択をして、あとは好結果を祈るだけだ。」
これ、大谷翔平選手も言っていたなあ、と。
自分でコントロールできないことで悩むのは時間がもったいないって、分かってはいる。分かってはいるんだけど…
それでも、やっぱり悩んでしまうんだよなあ。
そして巻末の編集者の方の文章で知ったのだけど、著者の山崎先生は、本書を書き上げたあとに永眠されたとのこと。
その事実を知ったうえで、あとがきと手紙全文を読むと……本当に泣けた。
余命3ヶ月と告げられた中で、「やっておきたいこと」をすべてやりきり、満足感を味わってから旅立たれたことは、ひとつの“幸せな生き切り方”なのかもしれない、と感じた。
すべての読者の幸せを祈ってくださり、ありがとうございます。お会いしたことはないけれど、その言葉は確かに届きました。 -
Posted by ブクログ
読みやすくて、歯磨きしてる間に読み終わった。笑
流し読みではなく、ちゃんと理解しながら読めたはず!
著者の伝えたいことは、リボ払い・がん保険・お任せ運用はダメで、ほったらかし投資が良いということ。
リボ払いとお任せ運用はこれまでもしてないし、これからもする予定はないのでヨシ。
ほったらかし投資の考え方は、新NISAを始めるときに調べ尽くして心得ているので、もう私の中にしっかり根付いております。
がん保険は、すでに入ってる気がする。たぶん。たぶんっておい。こういうところよなあ。生命保険にオプションでいろいろ盛った記憶があるから、これを機に見直してみよう。
あと、まだ全然初心者なのに個別株がちょっと気になっていて。しかも理由がまさに「株主優待が魅力的だから」という、いかにもな発想でウケちゃいますが!
でも、するならしっかり比較して調べてからするべきなんだな、ということが分かった。始めるとしても、もう少し勉強してからにします。
こういうところで見切り発車せず慎重になれるのは、自分の信用できるところの一つ。偉いぞ、ありがとう自分(?)
※1 親愛なる誰かに「投資はリスクがあって怖いから始めない」と言われたら、「仕事だっていつクビになるかわからないし、自分がいつ病期になるかも分からないでしょう。なんなら家族や友人との人間関係だっていつ破綻するか分からない。リスクをたくさん取って生きてるんだから、投資にだけ敏感になって避ける必要はないんじゃない?」と言おうね。親愛なる誰かにだけだよ。知らん人に要らんアドバイスはしないこと!
※2 インデックスってなに?オルカンってなに?っていう質問が、なぜか初心者のこの私なんぞにも聞かれることがあるから答えられるようにメモ。
インデックスとは、株価指数のこと。
全世界株式インデックス・ファンドは、名の通り、全世界の株式に広く投資している。通称オルカン。これはプロがあくせく運用している「平均」に近い。