山崎元のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
TVでもおなじみの経済評論家である、山崎元さんの「転職論」。
知らない人もいるかもしれないので、一応書き添えていくと、著者はこの本を書いた時点で12回転職している。(三菱商事→野村投資信託→住友生命保険→シュローダー投資→NBインベストメントテクノロジー→メリルリンチ証券→ パリバ証券→山一證券→第一勧業朝日投資信託顧問→明治生命保険→三和総研など)
本を読んだ後に思ったことは、まだ若い人、とくに就職を控えた学生や20代前半から20代後半のビジネスパースンは必読であろう、ということだ。
まず、本の冒頭で著者はこう主張する。
「転職を恐れるな!就職にあやまりはつきものだ。これからは、自分の -
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迷ったら原点へ――“ほったらかし”こそ、投資のいちばん強い味方。
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インデックス投資の本はいくつか読んできましたが、本作は“自分自身のリバランス”のために読み返す一冊として、とても役に立つ内容でした。
投資系の本はワクワクするというより、教科書に近い位置づけですが、その「変わらない安心感」こそがインデックス投資の強みでもあります。最新版として情報がアップデートされている点もありがたく、また基本の考え方が昔と大きく変わっていないことで、むしろほっとさせられました。
読みながら感じたのは、投資だけではなく人生全体に通じる“コツコツ積み上げていく姿勢”の大切さです。小さな積み重ねがやがて大き -
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山崎元さんの本を読むのはこれが2冊目。
大学に入った息子さんへ宛てた手紙ということもあって、山崎元さんが思っていることを濁さず直球で書き記してありました。
読むのは若ければ若いほどいいという印象。
終盤あたりに出てきた、モテると言うことについての考え方は面白いなと感じました。私はモテると聞くと異性からモテるというように勝手に解釈してましたが、この本で書かれているのは人としてモテるということ。どんな人でも承認されたり称賛されている(モテている)と幸せに感じるから、モテるようになれって経済評論家の人が書いているのはユーモアがあっていいなと思いました。 -
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「お金さえあれば幸せになれるはず」と思いながら、いざ稼いでも満たされない――そんな違和感、覚えたことはありませんか?私もそうでした。将来の不安に備えるばかりで、「そもそもどう生きたいのか」を考えずにいたのです。
山崎元さんの『経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて』は、そんな私たちに“生きるための戦略”を示してくれます。末期がんの宣告を受けた著者が、息子に宛てた手紙をもとに書き下ろした本書は、「お金」「働き方」「人生」の本質を、人生の終盤に立ったからこそ語れる言葉で綴ったものです。
驚かされるのは、その内容が決して精神論ではなく、現実を生き抜くための具体的なアドバイスに満 -
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ネタバレ投資にあたり非常にお世話になりました。
ご冥福をお祈りします。
著者に対する想いとは、はっきり切り分けて本書についてだけ評価、感想を書く。
まず本書ではないが、帯にダメ出し。内容とズレている!
「タブーなき経済評論家が見抜いた人生で大切なだった一つのこと」
とあるが、特に一つに言及していない。
人生で大切なことを、網羅的に、お金に絡めて綴っている。
一つを深くではなく、広く浅く。
(人生で大切なたった一つのことって何だろう?って読み始めてしまいミスリードされた。)
ビジネス書を読む習慣がある私には目新しいことはなかった。
・健康診断を受けよう。
・がん保険不要、保険は必要最低限で。
・も -
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実際に癌になられて、時間の有限さを感じられるが故に至る境地だと思う部分があった。常日頃から考える癖とも相まって、端的に考えがまとめられている。
◉いざ病気に罹ると、確率や治療方法を知りたい。が、いまは情報過多である。情報は+判断することで、初めて有益になる。判断できない情報は無駄。そして、判断するにはスキルと時間が必要。
◉時間が制約されると「面白い」との価値観が相対的に大きく浮上する。
→分かる気がする。やりたいことがたくさんあるが、どうせ限られた時間なら、楽しいことを選ぼうとの思考が最近、強くなっている。年のせいか?
◉価値あるお金の使い方=経験。適切なときに惜しまずお金を使え。お金は増 -
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・資本主義経済は、リスクを取りたくない人間から、リスクを取ってもいい人間が利益を吸い上げるようにできている
・①常に適度なリスクを取ること
②他人と異なることを恐れず、寧ろその為に工夫をすること
自分に投資し、失敗してと致命的でない程度のリスクを積極的に取って対価を受け取る
・「「頭のいい奴」、「面白い奴」、「本当にいい奴」と付き合う人間関係は重要な資産だ。一般に、自分を変える方法は、付き合う人間を変えるか、時間の使い方を変えるかの 2通りだと言われている。
付き合うと好影響をもたらす「頭のいい奴」、センスが良くてチャンスを引っ張ってくる「面白い奴」、真に心を許せる「本当にいい奴」