築山節のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
脳外科医として働き、現在は高次脳機能外来をされている築山節医師による書。
この本では、「ボケ」について、脳の器質的変化を伴わない、機能的な能力低下の状態を「フリーズする脳」として、紹介している。
そのボケのパターンも、根本には廃用・・・というか、この場合”順応”や”適応”と言っていいのかもしれないものが主になるようだ。
若い人のボケを中心に、そのボケのパターンと、原因考察、そして対処法の提案がなされている。
パターンは以下のようなケースを通して語られている
・ 商談の最中に不意に言葉が出なくなる、人前で話すのが怖くなった証券マン
・ よく知っているはずの名前が思い出せない、思考がちぎれていく大学教授
・ PCの前で頻繁に自失する、空回りし、疲弊していくシステムエンジニア
・ ネット依存症的な生活を送っているうちに、物忘れが激しくなった総務部主任
・ 会話の相手が複数になると、話が聞き取れなくなる、頭に入らなくなる営業マン
・ 転職先の企業で度々思考停止状態に陥るようになったエリートビジネスマン
・ 文章が思い浮かばなくなり、偏執的に見直しを繰り返すフリーライター
・ 上司になった途端、考える力が衰え、仕事ができなくなった元「優秀な部下」
・ すぐ感情に支配され、頭の中が真っ白になる、元「冷静なキャリアウーマン」
・ 集中力が続かず、空白の時間が増えていく、「勝ち組」志向の司法浪人生
だれでも思い当たるような状況はあると思うけども、大切なのは、「フリーズしない脳」を目指すのではなくて、「フリーズした脳」になったときに、それに気がつき対処する(生活を改める)ことが重要なのだと言うことだった。
状態を悪循環に陥らせないためには、自分がフリーズした状況から逃れない(避けない)ことと、「まぁいいや」ですまさないということが必要らしい。
またパソコン・ネットの使用についても注意が促されているのだけども、パソコンの使用を禁止するのではなくて、どのようにそれらと付き合うかを考える必要があると思う。
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【内容(「BOOK」データベースより)】
「…」(あれ?今何を言おうとしていたんだろう?)まるでパソコンがフリーズするように、不意に言葉に詰まる。度々思考が停止する。人や物の名前が思い出せなくなる。そういう「空白の時間」が増えている気がしないでしょうか?放置しておけば深刻なボケ症状につながりかねない“フリーズする脳”の問題を、臨床経験豊富な専門医が語る。現代人の脳に今何が起きているのか。
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【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
築山/節
財団法人河野臨床医学研究所理事長。1950年、愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。医学博士。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長、河野臨床医学研究所附属第三北品川病院長を経て現職。脳神経外科専門医として数多くの診断治療に携わる。1992年、脳疾患後の脳機能回復を図る「高次脳機能外来」を開設
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【目次】
第1章 不意に言葉に詰まる、物忘れをする
第2章 「まあいいや」が人をボケさせる
第3章 パソコンにカスタマイズされる脳
第4章 ネット依存と「思い出す力」の低下
第5章 人の話が聞き取れない、頭に入らない
第6章 血流の問題、脳を損傷している可能性
第7章 クリエイティブな能力を失うとき
第8章 「逃げたい心」が思考を止める
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Posted by ブクログ
ネタバレ現代は、多くの人にとって非常に生きづらい時代だと思います。先行きが不透明な中で、日々の難しい問題に対処していかなければいけない。こういう時代に、もっとも大切と考えているのは、次のようなことです。●健康を失わないこと。●勤勉さを失わないこと。●仲間を失わないこと。●冷静さを失わないこと。
できるだけ十分な睡眠を確保し、節制を心がけ、規則正しい生活を送る。目の前にある課題を小さく分解してコツコツ解決していく癖をつけて下さい。
「小さなやる気をたくさん出す」そが勤勉であるということだと思います。
今ある人間関係をもっと大切にしてください。
「理性的である」ということを常に心がけるようにしてください。 -
Posted by ブクログ
茂木健一郎さんや香山リカさんなど、9名の方々が、
タイトル通り、
「考える力を作る筋道」を教えてくれます。
それは、脳の使い方だったり、マーケティングのヒントになる具体的なものだったり、
毎日の生活スタイルに関することだったり。
あらためて思ったのは・・・
早寝早起きしよう!
ってことでした。
うん、それが一番、自分に身近、っていうか、
すぐにでも実行出来そうなことだったので。
最後の香山リカさんだけ、新型うつに関する記述(説明)が多くて、
他の人は、「手法・方法」を書いていて、
それがこの本の趣旨にものとっていると思われるのに、
何故この人は思考の手法ではなく、
現代の現象をつらつらと(若干感情的に)語っているのだろうと
違和感がありました。
しかもそれが本書の最後で、それまでが
「ほうほう、そうすれば新しい思考回路が開かれるかも」
と、肯定的に読んでただけに、
最後の最後にこれで、なんか、読後感悪かったです。 -
Posted by ブクログ
著者は、かの「脳が冴える15の習慣」を執筆。脳を動かす習慣を日常生活レベルに落とし込むことで、ベストセラーとなった。うちの会社には、今もその15個が書いてあるメモを机にはさみこんでいる人がいる。それ位実生活に寄り添った内容とインパクトがあった。
同じ著者である以上、その時の衝撃とどうしても比較してしまう。そして、比較するとやはり見劣りしてしまう。ただし、それはあくまで前著との相対評価の場合であり、本著の内容は多くの臨床経験とご自身の経験を織り交ぜながら、やはり読者に寄り添ってくれている良書である。
「まとめノート」についての項目が良い。私は、まとめノート否定派である。すでに書いてあるものをもう一度書く意味がわからなかったし、まとめノートを作ることで「勉強した気分になってしまう」ことが何より嫌いであった。
著者は、まとめノートは、「必ず自分なりの言葉でまとめる」ことが大切で、「出力することは、出力プラス再入力」になるということであった。
なるほど、と思う。ただ、これは「勉強意欲が高い」ことが前提になっている。そこまで、持っていくのがなかなか難しい。
そのためには、「報酬」が大切だそうだ。必ずしも形がないものでも良い。褒めること、これで充分に脳にとって報酬になるそうだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ぜひ気になる言葉には赤線を引き、テキストのように使ってください。
読み進めていくと、あなたが今一番必要な言葉のみが少しずつ浮き上がってきます。」
この一文を読んでから、気になる言葉を書きのこすようになった。
◆茂木健一郎
First Penguin
◆箭内道彦
僕は商品ごとに、その商品が世の中にどんなハッピーなことをもたらしてくれるかという「思い」を仕事にこめています。
◆築山節
「いつも高い成果を出す」ためには、「夜は12時までには寝る」生活を明日からでも初めてみてください。
◆丹波宇一郎
私はこれまで多くの社員を新人の頃から見てきて、人間の能力には、ほとんど差がないと感じてきました。それでは何が人生の成功を左右するのでしょうか?それは「継続した努力ができるかどうか」、その差でしかないと思います。
◆藤巻幸夫
「人が見ていないところで、どこまで頑張れるか」に大きな価値があると思います。