あらすじ
脳に即した「本当に効果的な勉強法」とは――? 人生には何度か、勉強をしなければならない時期がある。その時期を健全に、効率よく乗り越えるにはどうすればいいか。意欲や集中力の高め方、ノート術・読書術、応用力の高め方、子どもの脳の育て方など。ベストセラー『脳が冴える15の習慣』の著者が、各種試験や語学の習得はもちろん、人生に役立つ勉強法を分かりやすく解説。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
*何か新しいことにチャレンジするには、
脳を覚醒させることが重要。
作業興奮、緊張感、切迫感を上手く利用。
*欲を上手に利用する。
*子供の脳をバランスよく発達させるには、
感覚系→運動系→思考系の順に、
育てていくとよい。
*大人の学習には目標が不可欠。
*記憶を強化する=轍を作るイメージ。
Posted by ブクログ
脳をさえさせるため
-軽い運動(脳は機械ではなく生体)
-作業興奮(簡単な作業で成功報酬を得る→快感)
-軽い切迫感=時間の制約を設ける
↓
①体を動かして血流
②片付け
③復習、基礎固めなど「できる勉強」
④新しい課題=脳の覚醒ピークをここに持ってくる
⑤やったことのおさらい
⑥脳を休める=情報の整理
子供の脳
①感情感覚を育てる。話を聞いてあげる
②運動(小学校中学年)
③思考系
集中力=集中と拡散の切り替え→作業興奮を起こす一環として取り入れる
Posted by ブクログ
脳神経外科の見地から、脳を活性化し、知識の定着を強化する勉強法を紹介している。
紹介されていることには目新しいことも経験的に知っていたことも含まれているが、それが科学的根拠に基づいて何故効果的かを説いているので納得感が高い。
脳の覚醒度を上げる方法(作業興奮、時間制約、報酬系など)、また習ったことについての認識のレベルを上げ、さらに解釈を行い自分の知識としてモノにしていくためのノート術・読書術は、具体的かつハードルもさして高くない方法であり大変参考になった。
4~6章に書いてあることは経験的に知っていることの再確認であったり、今すぐ役立つ内容でなかったりした。
とはいえ、本で読んだ知識を「それ知ってる」だけでなく、他人に説明してあげられるレベルで定着させたいという私のニーズにばっちりマッチした一冊だった。
齋藤孝氏の『読書の全技術』にあった速読術・精読術とうまく組み合わせて、もっと読書を効果的なものにしていきたい。
Posted by ブクログ
どのような勉強法がよいのかについて、必ず意義を添えて推奨しているので、理解して実行に移せる。
著者は、何事も目的をもって行動していることがよくわかる。
(2013.3.31)
Posted by ブクログ
勉強を効果的にすすめるための 脳のあり方がわかりやすく解説されています。筆者の方の具体例が多く書かれていて、筆者の方との能力の差はあるかもしれませんが、やってみようと思うところです。
Posted by ブクログ
やるか、やらないかモチベーションの問題。
できるかできないかはやった量と時間の問題。
そして、究極は気持ちよく物事を解釈させるため脳に元気になってもらうこと。
簡単なようで難しい。
Posted by ブクログ
良い本だ。脳にとって、記憶する、理解する、能力を獲得する、というのはどういうことか、脳がよく働く状態を作るにはどうすればいいか、といった原理に基づいて、効率的な勉強法を説く。努力が要らないというのではなく、「有意義な努力をし、最大の効果をあげよう」という趣旨。医学的な解説も出てくるが、とても分かりやすい。「ノート術・読書術」は、特に学生に役立ちそう。
Posted by ブクログ
脳に即した「本当に効果的な勉強法」とはどういったものか、医学博士で脳神経外科専門医の築山節氏が分かりやすく解説している本。
本書は、即効性や劇的な効果が期待できるような華やかでおいしいノウハウ本ではなく、あくまでも脳科学的な常識と著者の臨床経験からこれだけは確かに言えるということが端的かつ明瞭に書かれた地味で味わい深い一冊である。
同著者による『脳が冴える15の習慣』、『脳と気持ちの整理術』も読んだが、どの本も日常生活に取り入れやすいエッセンスが詰まっているところが私は好きで、読んでいるとやる気もアップする。
Posted by ブクログ
医学博士の著者が、「最大の効果を上げる勉強法」について教えてくれます。
「まとめノートの作り方」、「読書の仕方」などなど、効果的な勉強法がわかります。
ぜひぜひ読んでみてください
Posted by ブクログ
目次
第1章 脳を目覚めさせる
第2章 脳を眠らせる
第3章 思い出しやすい記憶をつくる
第4章 脳の回路を効率化する
第5章 子どもの脳を育てる
第6章 大人の勉強はどうあるべきか
=================
第1章 脳を目覚めさせる
覚醒度が高い状態 1日2-3回
pre 作業興奮や、運動
本番 集中 新しいことや、稼働するネットワークの構築→エネルギーや集中力がいる
post おさらい
メリハリをつける
「欲」を満たす回数を制限する
覚醒度が高い状態が続いても、揺り戻しに注意
「集中」と「拡散」は同時にはできない
第2章 脳を眠らせる
15分一区切り
第3章 思い出しやすい記憶をつくる
「まとめノート」:必ず自分の言葉で”出力”する。
出力は再入力も兼ねる。
2冊「まとめの前の雑記帳」・「まとめノート」
人に教えるつもりで。
五感を使い、多面的に
第4章 脳の回路を効率化する
ヘッブの法則:反復により、ネットワークが強化され、高速に
同じ単元は短期集中
第6章 大人の勉強はどうあるべきか
目標と範囲の限定が必要。目標がないと報酬にならない。
英語の聴き流し→喋ったり書き写したりして内容を熟知している者なら効果あるかも。
覚醒度が高い細切れの移動時間
Posted by ブクログ
・勉強と報酬の関係+感情のバランス→時間の制約に必然性を持たせる
→つまり、先に報酬の予定を入れてそれまでの限られた時間で集中して脳を働かせる?
・ひとつのことに集中できない人は片づけをする習慣が無い傾向がある
・「入力」はただの入力でしかないが、「出力」は常に「出力+再入力」
・勉強において最も重要なのは反復練習
・「時間の浪費は、精神に有害な雑草をはびこらせる(スマイルズ 自助論)」
→ヘップの法則は悪い習慣も循環してしまう。
・絶対音感は子どもの頃にしか身につかない(子どもの脳のほうが変化の可能性が高い)
・子どもの頃は感情がむき出しの状態になっているから、安らぎを与えてあげる事が必要。
・10代の思春期は意志、計画性、感情のコントロールを司る前頭葉が発達する。
Posted by ブクログ
記憶に入れるにはしっかり寝る。
いったんまとめると定着する。ノートとか。
勉強に入る前に、簡単な片付けして、身体を動かす。あー片付いたって達成感を感じて、さらに簡単に片付くことを一個やって、よしよしと自分を調子にのらせる。んで、勉強に入っていく。
集中のピークは一日で2、3回しか来ないから、そこを外さずにしっかり勉強する。
やる気が出ない時は、注意が広がってるのかもしれない。そこではちょっと注意が集中するよう、簡単な片付け→すぐ終わることをしてみる。
ほんとに出ない時はあえてやらない。好きなことをする。脳を休める。
細切れの時間を使って勉強する。時間を活用。
子供のやる気は褒められたり出来て嬉しかったり。大人は、目標があるといい。で、それが近いと分かりやすいので、やる気出しやすい。
Posted by ブクログ
作業興奮を生み出すには、時間の制約を設ける
時間と量の関係がはっきりしてくると、緊迫感や切迫感が生まれやすくなり、脳が冴えている状態を維持しやすくなる
覚醒度がピークの状態は、多くても一日に2〜3回しかつくれない
覚醒度がピークの状態は、長くは続かない
ピーク前・中・後の勉強を考えて組む
体を動かして脳の血流を良くする
→片付けなどの簡単な作業を行って、第一次的な作業興奮を起こす
→前日の復習など「できる勉強」を行って、脳の覚醒度をピークに向かわせる
脳がもっとも高回転している状態を利用して、新しい課題、よりチャレンジングな問題に取り組む
脳を必ず休める
脳の中の情報は、意識的に整理しようとしたときにだけ整理されているのではない。自分では休んでいるつもりのときにでも、寝ているときでも、脳は情報を整理しようとしている。むしろ、自動整理の面が大きい。それを進ませるためには、情報を入力したり、考えたりすることをやめなければいけない。
ある程度「勉強に使えない時間」があるからこそ、使える時間の制約が必然性を伴ったものになってくる
禁欲すると勉強の効率が落ちて行く原因は、脳にとってのご褒美がなくなるから
だが、欲を満たす量を増やしすぎてしまうと、一つ一つに対する価値の評価が下がってしまい、「もっと与えられなければ満足できない」という状態になってくる
どうしてもやる気が起こらないときには、明日の自分をアシストする小さなことをやる
ヘッブの法則 繰り返し練習
Posted by ブクログ
やる気が出ない、全然集中できないと悩んでたときに、立ち寄った書店でさっと読んでわかりやすそうだったので購入しました。
さ
内容はコンパクトで分かりやすく、脳神経外科医として科学的な根拠が記載されているので、主張を飲み込みやすいです。
Posted by ブクログ
脳の覚醒度を自力でコントロールする。
覚醒度をピークへもっていく方法や、ピークの状態を
3つのブロックへわけるなど、とても勉強になりました。
・ピーク前(覚醒度を上げる)
・ピーク中(ピーク状態を活かす)
・ピーク後(覚醒度の下降に合わせる)
各ブロックごとに適した内容の勉強を行えば、ただダラダラと勉強するよりも、効率が上がるような気がします。
ヘッブの法則。
やっぱり、地道にコツコツと繰り返すしかないんですよね。
「基礎」をあまくみてはいけません。
大人の勉強には、明確な目標が必要なこと。
「欲」をうまく活用すること。
生活の中の勉強、人生の中での勉強を、もう一度みなおして、
自分の価値を認識していきたいと思います。
Posted by ブクログ
タイトルの通り,勉強法について書かれている本です.
結構既に自分がやってることが書いてありましたので,勉強スタイルは今のままで良いんだと,自信を持てました.
一読の価値ありです^^.
Posted by ブクログ
類書の中では、実践的な説明が多く、大変理解しやすい新書であると思う。
各章末のQ&Aはそれぞれの章のまとめの役割もあって、理解の助けになった。
Posted by ブクログ
効率よく勉強するためのエッセンスを分かり易く解説。参考になったこと。
・脳の覚醒度、意欲、集中力を高めるコツ。
・記憶を強化するノート術。
・知識を確実にものにする読書術。
・英語勉強法。
Posted by ブクログ
「勉強ができる人は遊びも楽しむ」とはよく言われていることだが、この本を読んで、それにはきちんとした根拠があることが分かった。
闇雲に努力をするだけでは何も吸収できない。
この本を参考にして、時間を有効に使い、効率よく勉学に励みたい。
Posted by ブクログ
資格、高校、大学などの試験前に読んでおいて実践するとよい方法が数多く紹介されています。昔から言われている記憶術が理にかなっていることがわかります。
Posted by ブクログ
「本当に”覚醒”して欲しい、私の脳ミソ!!」そんな思いで手にした一冊。
読みやすい文章で、押し付けられるでなく、そっと控えめに勧めてくれる、そんな文章で心にすっと入ってきました。
といいますか。「そうなのよ!」と共感できることが沢山あって、私の脳ミソもなかなかやるやん!と思えましたの。
『脳による情報の自動整理が始まる』状態にする、ということ。条件が揃うと、脳が足りない情報や類似する情報を探すようになるんだそうな。これは、まさに今絶賛実感中!
日本史においては、私の脳ミソ、ちゃんと自動整理を始めておりまする。
そして読書において。『一度だけ読んで内容を完全に理解できる人はいない。』確かに黙読しながら頭の中で他のことを考えると目は読み進めているけど、まったく内容が頭に入らないというのはたびたび経験します!「認識の省略」が起きるんだそうな。「黙読だけで認識の省略を完全に免れることは、ほとんど不可能」と。
そのために一番良いのは全部を書き写すこと!お~!!ママ友からまわってくる教育関連の本。心に留めておきたい部分はノートに書き写しておりました!
やるじゃん!私の脳ミソ。…それと、人の名まえが出てこないとか、何を取りに来たのか忘れるとか、は関係ないのかしらん。築山先生に伺いたい(笑)
Posted by ブクログ
《リード》各種試験や語学の習得、人生に役立つ勉強法がわかる本。
《内容》①意欲や集中力を高める方法 ②思い出しやすい記憶をつくる「ノート術・読書術」 ③子供の脳の育て方
《コメント》脳を育てる合理的な順番が参考になった。幼少期は感覚系と感情系、小学校中学年くらいから運動系、最後に思考系を育てると良い。
Posted by ブクログ
モチベーションの保ち方とかは参考になった。
あとは集中力の保ち方がもう少し詳しく書いて欲しかった。
コンサートやら講演会とかで眠くなったときに、睡魔に打ち勝つにはどうしたらいいの?
ほんと、パソコンみたいにフリーズするんやけど、どうしたらすぐに再稼動してくれるんやろ。方法を教えて欲しい。
Posted by ブクログ
1.リラックスした状態をつくる。
2.軽く運動をした後に。
3.前日の復習から入る。(ウォームアップ)
4.集中して脳をピークの状態にする。
5.本日の復習をする。(クールダウン)
勉強を続けるには、よく寝て生活のリズムを整えることが大切。
社会人は、電車の中や仕事の合間といった細切れ時間を利用する。
英語の勉強は、自分が発音することが大切。
Posted by ブクログ
自分の言葉で言語化してこそはじめて知識は自分のものとなる。
また教科書を13回繰り返し勉強することをすすめているように基礎的なことを勉強する事で基礎を反射的にアウトプットする事が可能になり、その後の勉強の効率、定着率が格段にあがるのは納得、普段の勉強でも意識的にやろうと思った。
Posted by ブクログ
著者は、かの「脳が冴える15の習慣」を執筆。脳を動かす習慣を日常生活レベルに落とし込むことで、ベストセラーとなった。うちの会社には、今もその15個が書いてあるメモを机にはさみこんでいる人がいる。それ位実生活に寄り添った内容とインパクトがあった。
同じ著者である以上、その時の衝撃とどうしても比較してしまう。そして、比較するとやはり見劣りしてしまう。ただし、それはあくまで前著との相対評価の場合であり、本著の内容は多くの臨床経験とご自身の経験を織り交ぜながら、やはり読者に寄り添ってくれている良書である。
「まとめノート」についての項目が良い。私は、まとめノート否定派である。すでに書いてあるものをもう一度書く意味がわからなかったし、まとめノートを作ることで「勉強した気分になってしまう」ことが何より嫌いであった。
著者は、まとめノートは、「必ず自分なりの言葉でまとめる」ことが大切で、「出力することは、出力プラス再入力」になるということであった。
なるほど、と思う。ただ、これは「勉強意欲が高い」ことが前提になっている。そこまで、持っていくのがなかなか難しい。
そのためには、「報酬」が大切だそうだ。必ずしも形がないものでも良い。褒めること、これで充分に脳にとって報酬になるそうだ。
Posted by ブクログ
脳の覚醒度を高めて勉強効率を上げると良いみたい。
・ピーク前(作業興奮を与える)
・ピーク中(覚醒中)
・ピーク後(下降にあわせておさらい)
ときには意図的に何もしない時間を設けてる。
また違う脳の機能を刺激して覚えていく。読み、音読、書き。