太田肇のレビュー一覧

  • 認め上手 人を動かす53の知恵

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    【読書メモ】

    ●部下が能力的にも精神的にも未熟な状態では「ほめる」ことでとりあえずの仮の自信をつけさせる必要があるが、そのあとは客観的事実に裏付けされた本物の自信を育てるために「認める」ことに比重を移していくべきだ。

    ●管理職やプロには<キャリアの承認>を、パートやアルバイトには<日常の承認>を求めている者が多い。

    ●上司は一人一人の承認願望を理解しておかねばならない。

    ●部下が認められる環境を作るのは上司の役目。

    ●同期生のネットワークが離職を抑制する。

    ●ほかの会社をリストラされた社員ばかりを集めて仕事をさせている会社がある。その会社の社長が興味深い話をしていた。彼らはリストラ

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    2010年07月03日
  • 認められる力 会社で成功する理論と実践

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    単なるノウハウ本ではなく、社会力学を分析した奥の深い内容だった。

    日本社会は和を乱さないこと、規律や序列を守ることに厳しい。出る杭は打たれる。秩序に従うことによる「減点主義」の承認が得られる社会。KYや品格本もその表れ。近年は、横綱や政治家でさえバッシングを受けたり、言葉遣いや身だしなみといった些細なことでクレームがつけられるなど、傾向が強くなっている。若者のチャレンジ精神を抑圧し、子どものいじめもなくならない。

    出る杭を打つのは、相手の足を引っ張ることで自分の地位や名誉を維持しようとするため(ゼロサム)。人の出入りが少なく閉鎖的なところほど、その傾向が強い。

    人間は生涯、認めてもらうこ

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    2018年10月31日
  • 認められる力 会社で成功する理論と実践

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    ■まず自分から先手を打って相手を認め、自分を認めてくれる人を少しでも多く作って行くこと。(初級)
    そして中期的な戦略としては、得意な分野に磨きをかけ、一点突破をはかる事。(中級)
    最後は社会に通用するブランド作りを行う。(上級)

    ■上司も客も認められたい
    自分を認めてくれ、自分自身の評価も良くしてくれる部下には甘い評価をしがちになる。
    事の善し悪しは別にして、我が国では上司を認めることは実利を伴った承認として帰ってきやすい


    ■他人より30分以上、必ず速く出社する。

    ■世話役は、序列を超えて自分をアピールできる絶好の機会!進んで引き受けよう!

    ■斜め前の人を味方につけよう!
    他の部署の

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    2010年03月27日
  • 承認欲求 「認められたい」をどう活かすか?

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    (S)
    現代における働く人を「経済人」「社会人」と言った言葉と並列な「承認人」と仮説し、「認められたい」という欲求による動機付けがもっとも重要だという主張。
    また、承認を<表の承認>と<裏の承認>に分け、「承認人」には<表の承認>が必要だと説く。

    筆者がずっと主張し続ける組織マネージメント論の集大成的な一冊。
    組織活性化のための考え方として大いに参考になる本。

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    2009年12月29日
  • 認め上手 人を動かす53の知恵

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    人を認める・・・。意外にやってないかもしれませんね。

    私も営業なので、営業先の担当者、弊社のデザイナー、プロダクションの方々・・・。いろんな人とのかかわりの中で生きています。

    この本には部下や社内の制度としてのほめ方や表彰制度について書かれていました。大きな会社の中間管理職にはいいのでは!?

    色々ほめて伸ばすことは重要ですよね!!

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    2009年11月26日
  • 認められる力 会社で成功する理論と実践

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    人はなぜ認められたいのか、どのように認められたいのか、について書かれている本。「認められたいと言えない日本人」「諸悪の根源はミドル層と人事部」「野口英世・夏目漱石・イチローなど偉人も承認を必要としていた」など多彩な事例や切り口が面白い。

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    2009年10月04日
  • 認められる力 会社で成功する理論と実践

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    褒められる為にはまず褒めろ、という当り前の指摘から日本人の承認欲求の在り方までを分かり易く解説。斜め上の人を見方に付ける組織内での力学を考慮した全方位外交、長嶋茂雄的な確信犯的KY(希望を提案を提案化し、思い切って突出しろ)等を説く。W-L(Win-Loss)関係ではなく時間軸を拡げ、日常の承認とキャリアの承認の2つを満たして、自身のイメージを築けるか、がポイントだと思った。

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    2009年10月07日
  • 認められる力 会社で成功する理論と実践

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    以前「褒めろ」という記事を書いたが、承認欲求は人間の、特に現代日本に住む人間の、最も重要な欲求ではないかと思う(他の欲求が満たされている中で)。

    そのことを正面から捉えたという点は時代の機運を捉えている本。
    ただし、Howの部分に関しては、行き当たりばったりの意見に見える。筆者の成功譚のひとつになってしまってはいないか。人間のincentiveを考慮した視座が必要ではないか。

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    2009年10月04日
  • 「承認欲求」の呪縛(新潮新書)

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    承認欲求の呪縛は無意識に起こっていると理解。周りから見た自分のキャラがあり、周りの期待に応えようとして本来の自分とは違うキャラを演じて疲弊するみたいな。アイドルや芸能人とかは世間の期待に合わせてるってことなのかな。
    あと、相手の承認欲求を満たすために褒めてあげても、大きな期待と捉えられてしまって相手にプレッシャーがのしかかることもあり、注意。

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    2025年10月30日
  • 「承認欲求」の呪縛(新潮新書)

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    ネタバレ

    承認してもらいたい!っていう強い気持ちはあんまりなような気もするんだけど、認めてもらえるとやっぱり嬉しいもの。
    現在、部下を育てるに当たって、なんだか認めてもらいたい感は感じる。

    承認欲求とどのように付き合うのか、人と接する時にどのように承認欲求と向き合うのかが伝わる本でした。

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    2025年10月24日
  • 何もしないほうが得な日本 社会に広がる「消極的利己主義」の構造

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    出る杭は打たれる日本社会に順応した人々は、積極的に動かない、かといって全く仕事をしないわけではない。分別を知った人が多すぎるのが問題なのはわかるが、ではどうしたら打開できるのか、という面からは本書の提言は理想論というか現実打破には弱い気がした。

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    2025年10月19日
  • 「承認欲求」の呪縛(新潮新書)

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    褒めて伸ばすという言葉や風潮が近年顕著になり、会社では部下の良いところを見つけて「褒めてあげよう」といった教育がリーダー層に対しても良く行われている。私もその様なやり方は良いと思うし、何より褒めるためには部下の仕事ぶりをしっかり見て、尚且つ何ができるか、何処が優れているか常に探す必要があるから、その分更にしっかり見るという増長効果もある。人の良いところを探して、自分もそれに倣ってみたいと思うし、そうした良い部分に気づく事で、更に他人に対する敬意や好意を持つ事にも繋がる。こうしてみると「褒める」事は良い事づくめに思えてくるが、私自身について少し思い出してみると、それは自身のプレッシャーになってい

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    2025年10月13日
  • 同調圧力の正体

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    同じ空気を読むことが美徳とされてきた日本社会。その影に潜む危うさはないのか。周囲に合わせることで摩擦は避けられるが創意は抑えられ異論は封じられる。結果として組織や社会は硬直し変化の波に乗り遅れる。個を尊ぶ自由と共同体の調和、その両立は難しい課題だ。だが未来を切り開く力は異なる声を受け入れるところから生まれる。同調の鎖を解く勇気こそ次の時代を進める鍵である。

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    2025年09月03日
  • 「自営型」で働く時代――ジョブ型雇用はもう古い!

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    途中から話が少し難しくなり、私では理解できない箇所もありました。

    メンバーシップ型、ジョブ型とはまた別の自営型があり、これからの日本で求められる形なのかなとは理解しました。

    私はこれから独立し、自営でやっていきますが、前職と話をして仕事を獲るなど本を読みながら自身のことを考えれることは良かったです

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    2025年08月18日
  • 何もしないほうが得な日本 社会に広がる「消極的利己主義」の構造

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    内容はライトであまり深い考察には至っていないけど、その分読みやすい。同調圧力をぶっ壊すためには多様性が必要というのには、閉鎖的なクソ田舎で男尊女卑にまみれて生きてきた身からすると納得するが、「出る杭」側はその組織や共同体にもはや期待をもたず外にいくだろうし、出る杭を打つ側は、その必要性を感じないまま静かに滅びていくほうを選びそうなのが今の日本人ではないか。

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    2025年07月14日
  • 同調圧力の正体

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    同調圧力の原因をイデオロギーとしての共同体主義に求める分析。タテ社会や空気という伝統的な切り口とは異なるが,言いたいことはほぼ重なるように思われる。

    閉鎖性,同質性,未分化が同調圧力を強める。
    タテの圧力=権限・序列
    ヨコの圧力(大衆型同調圧力)=「正義」

    分析はそれなりに説得的ではあるが,目新しいものはないかな。対応策もまぁありがち。

    教育で身に付けさせるべきは受動的な同調よりも積極的な協力というのはそうだと思う。

    結局人は人なんですよ。

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    2025年07月07日
  • 「自営型」で働く時代――ジョブ型雇用はもう古い!

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    自営型、ジョブ型、メンバーシップ型と分類したとしても、実際の社内の運用では、業界、職種、役職により大きく異なり、その区分をはっきりと分けることは難しいのではないかと感じた。ジョブ型とは言っても、海外でもそれなりに柔軟な助け合い対応ができていると感じているところであり、ジョブ型の制度の下で工夫をしていくという意識でもよいのではないかと思った。

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    2025年06月26日
  • 何もしないほうが得な日本 社会に広がる「消極的利己主義」の構造

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    共同体の空洞化
    消極的利己主義
    個と全体の利害対立を認めないという建前
    「公」を装う「私」

    個々の指摘は鋭いが,現状分析としてはやや一貫性に欠ける。解決策が抽象的もしくは現実性がない。

    同調圧力に関する著作もあるようなので読んでみたいとは思う。

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    2025年06月09日
  • 「自営型」で働く時代――ジョブ型雇用はもう古い!

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    自営型が現代にふさわしいという著者の主張には同意する。また、過去の日本の雇用の在り方の論点に関する整理も有用だった。
    しかしながら、日本はかなり厳しい労働規制があり、これをどうにかしない限り現状を打破することは不可能であろう。

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    2025年03月30日
  • 何もしないほうが得な日本 社会に広がる「消極的利己主義」の構造

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    何もしない方が得な状況に陥っていることにはひどく共感。利己的主義、組織の利益よりも自分の利益を重視しながら、表面的には忠誠心のあるように振る舞うのはすごくわかる。
    ただ対策のところは一般論で腑に落ちない点が多かった。

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    2025年02月13日