太田肇のレビュー一覧
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この本読んで最初に浮かんだのは、穏やかな気分とはいかなかった。
おそらく十年以内に、日本はどこかで「戦争」に類することをしてしまうのではないか。前の戦争から何も学び直せてないということで。
ここで言う「反省」とは、侵略の歴史や加害行為をめぐる政治的な議論ではない。
組織論としての反省のことだ。
戦前・戦中の軍隊や政府機関に染みついていた組織の体質は、姿を変えながら今も生きている。しかも厄介なことに、個人の利益がますます重視される現代社会の中で、その組織という名の「古いOS」は「滅私奉公」を建前に掲げながら、実態としてはまったく滅私になっていないという矛盾を抱えたまま、軋み続けるんだろう。
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様々な組織で不正が起こり、毎日の様にニュース報道で取り上げられている。会社の不正であったり、大学をはじめとした学校、スポーツの団体やチーム内での問題など、組織の種類問わず大きな問題を抱えている事が連日報道されている。人は孤独で生きるのは難しいから、何かしら組織に所属またら縛られながら生きているのは当たり前の事だが、組織自体の体質や風土に問題を抱えている事が容易に想像できる。とは言え一昔前の問題とは異なる様相を呈している。
以前はよく問題となっていた、学内でのイジメや地域によって甚だしかった差別的な話、企業内でよく見られた超過労働や自殺の問題。この辺りは法制度の整備や人々のそれを排除する様な人々 -
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社員の離職を抑えて生産性を高めるためにはどうすれば良いのか?答えは組織内の社員を自営型にシフトすることだと説いている。
自営型とは
社員が川上から川下までまとまった仕事をできるように裁量権を与える自律的な業務体制である。
特定の業務だけでなく、企画から実行までを一貫して行う点で従来のメンバーシップ型やジョブ型と異なる
なぜ自営型が離職ゼロの鍵なのか?
社員にとって以下のメリットがあるため
・業務に幅が広がり、経験や成長につながる
・業務の自由度が上がり、柔軟な働き方を実現できる
・業務が自分事化され、モチベーションにつながる
メンバーシップ型では組織主導であり社員はやらされ感が拭えず、ジ -
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明快に書かれた文章は
日本型組織の持つ特性と不祥事を生み出す弱点を浮き彫りにする
特にJTC(伝統的な日本企業)で働いたことのある人には刺さる内容ではなかろうか
日本企業の「今までとこれから」を考えたい方におすすめの一冊である
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落書き①:
ある時、同僚が一月近くサボっていたため痺れを切らして上司に協力を働きかけるよう相談し、同僚へのヒアリングが行われた
その結果『「メンタルヘルス不全だからあまり働けません」と言われたため来年度に別部署に異動させる。業務協力もできないらしい。』と言われた
その時は「お前は何を言ってるんだ」と思ったものだ
しかし日本型組織は「企業」(目的集団)で -
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フジテレビ、ジャニーズ、宝塚…。かつてのあこがれの組織、団体が音を立てて崩れていく。どうしてこうなったの?
日本型共同体は自治と受容のバランスが崩れて空洞化し、いつのまにか「もの言わぬ集団」になってしまった。「何もしないほうが得」になってしまった。空洞化した共同体は、権力者や体制側とっては大変都合がいい。他人事ではない。一流企業だけの話ではなく、身の回りの組織はみんな同じ状況だ。いつのまにか「上」から理不尽な要求をつきつけられて、周囲は知らんぷりで助けてくれない、最後は自らが不正に手を染める…。なんて悲劇がいつくるかわからない。
ではどうすれば?
個人ファーストの「インフラ型」組織へ転換 -
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テレワークで働き方が変わったが日本人の承認欲求は変わらない。世代に関係なく誰にでもある「承認欲求」を定量的に示すことは難しいが、統計データや調査資料を基に「日本人の承認欲求」について、それがどんなもので、どういった時に生じて、誰に対してどこでどうアピールするのか、また、不足するとどうなるのか等を論じている。
テレワークのメリットとして「通勤時間をなくせる」「どこでも作業できる」「集中できる」「(コロナ禍での接触や職場で嫌いな上司など)人とむやみに接触しないで済む」「服装にこだわらなくてよい」「ちょっとした家のことが出来てしまう」等があげられる。
しかしながら、人の本質として社会的に認められた -
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なかなか面白った。人は金銭の為に働くのではなく承認を求めている承認人(ホモ・リスペクタス)。肝心なのは承認の多元化(名誉の分かち合い)を取り入れる事。日本人には表の承認と裏の承認がある。表面的に安易に褒めると妬み、嫉みを生んで「出る杭は打たれる」状態になってしまうので、控えめな日本人は裏の承認で動いてる。これをくすぐってやるにも承認を外部に求めたりしてあげるのが大事と。
「リーダーの仕事は、部下を売り出すこと」はとても共感できる。インフラ型リーダー。俺についてこい的なカリスマ型リーダーではなく、部下を「役者」や「選手」のように売り出しサポートできるリーダーこそ求められると。今時の言葉で言うと -
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ネタバレビフォー
人の承認欲求を満たす側になるために、以前読んだ「頭のいい人が話す前に考えていること」でも登場した本書を読んでみようと思った。
気づき
承認には2タイプあり、表の承認と裏の承認がある。表の承認は成果や功績による自尊心を高めるものであり、裏の承認は妬み嫉みをされないように振る舞うという、消極的なものであった。特に日本は裏の承認の影響が大きいとされ、確かに実感することがあった。また、その裏の承認で損しない立ち回りを世渡り上手とかいうのかなとも感じた。
また、報酬などの外的要因が面白みなどの内的動機づけを奪う点にも納得がいった。幼い頃いつしかご褒美のために習い事を頑張っていた記憶が呼び起こ -
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何回か出てきたエピソード
著者が働く大学で、
大学生の少人数クラスに、
留学生や帰国子女が2、3人入っていると、
彼ら彼女らは臆せず自由に発言し続けるので、
他の学生も次々と発言をするようになる。
空気が変わる。
という話が、リアルでいちばん面白く感じた。
そうでない場合、
最初に学生が自分の意見を主張したり、
ウケをねらったた発言をすると、
教室がシラッとした空気になり、
沈黙のクラスができる。
だそうで、こちらが典型的だそうです。
しくみや、一人一人の考え方や態度や能力を変えるのは難しそうだなあと思いますが、
もう少し本気で多様性を受け入れてみることなら、
できるのではないかと思いま