太田肇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
褒めて伸ばすという言葉や風潮が近年顕著になり、会社では部下の良いところを見つけて「褒めてあげよう」といった教育がリーダー層に対しても良く行われている。私もその様なやり方は良いと思うし、何より褒めるためには部下の仕事ぶりをしっかり見て、尚且つ何ができるか、何処が優れているか常に探す必要があるから、その分更にしっかり見るという増長効果もある。人の良いところを探して、自分もそれに倣ってみたいと思うし、そうした良い部分に気づく事で、更に他人に対する敬意や好意を持つ事にも繋がる。こうしてみると「褒める」事は良い事づくめに思えてくるが、私自身について少し思い出してみると、それは自身のプレッシャーになってい
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Posted by ブクログ
いわゆる「フリーライド」の問題を組織面から考察したもので、目の付け所は面白い。が、決定的な視点が一つ欠けている。それは日本社会は「相互監視による暗黙の強制力」がベースになっていることである。個人が組織に溶け込んでいるから嫌なことでも進んでやるのではなく、仲間の目が気になるから嫌々やっているだけである。逆に他人の目が気にならない場面では日本人はモラルも何もなくやりたい放題である。これはここ30年の話ではなく、おそらく江戸の昔から日本人に根付いてきた文化だ。最近その非合理な面が可視化されてきたのは、組織が流動的になって仲間の目が利きにくくなっているからに過ぎない。この視点で見ると、最終章の対策で効
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Posted by ブクログ
筆者自身も「承認欲求とはそういうものだと考えておいた方が良い。社会現象を説明する上ではあまり厳密な定義にこだわらない方がかえって生産的な場合が多い」としているが、事象の原因をすべて承認欲求という単語に結びつけているような印象を受けた。
承認欲求をめぐる職場の人間の考えの構造など、そもそも承認欲求とは何か、どのようなシチュエーションでいかに、発生し、他者に向けられ、本人においては、満たされ、満たされないのかということに対する分析がほとんどなされていない。
上司の部下に対する承認欲求、部下の上司に対する承認欲求、同僚に対する承認欲求、すべて、異なるはずである。
承認とは何か、どのような場合にどの