須川綾子のレビュー一覧
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ネタバレ人間の好奇心に関する本。
タイトルからは、人間にとって好奇心がいかに大事なことで、現代の知識を詰め込む教育を否定するタイプの本だと想像したが、全然違った。
本書の結論としては、人間にとって好奇心は非常に大事だが、教育によって与えられる多くの正しい情報が土台としてなければ、好奇心を最大限生かした学びにはつながらなず、これが好奇心によらない教育の重要な部分であるということ。だからと言って、好奇心を押しつぶすほどの徹底的な詰め込み教育は良くないので注意が必要だという内容だった。
一方的に好奇心の素晴らしさを説く本や思想は多々あるが、本書は同時に基本となる知識の重要性を共に説明しており、幼少期の -
Posted by ブクログ
★TINY HABIT = 小さく楽な行動 x 日課への組み込み
・習慣を永続的に変えるには、「天啓を得る」「環境を変える」「小さなところから習慣を変える」
・タイニーハビットとは、あなたが望む行動を1つ選び、それを「小さい行動」に分解し、生活の中で自然に組み込める場所に植え、成長させる
→行動を取る(具体化する)
→意思に頼らず、仕組み化する
→1.小さくしたり、2.道具や周りやスキルの助けを借りたり、3.タイミングを工夫して何かに組み込む
・自分を責めずに仕組みを責める
・行動とはいますぐに、またはある特定のタイミングで着手できること
・行動=MAP(モチベーションx能力xきっかけ) -
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Posted by ブクログ
とても良い本だった。
「ノンバイナリーは自分をあと少し理解するために必要な言葉」というのになんだかとても励まされた。私は女で代名詞もsheで問題ないのだけど、それとノンバイナリーという自認は矛盾しないのだな。自分をノンバイナリーと言い切ることに引け目もあったけど、少しずつ使ってみよ。
ジェンダーに関して「私は私であなたはあなた」でまとめてしまうのもわかる話ではあるんだけど、その考え方はそれ以上の他者理解を促さないし、名前にどれほどの意味があるのかという話もあるけどでもこれは自分だわと思える名前に出会えると漠然とした孤独はちょっと楽になる。
理解を止めたくないな。 -
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Posted by ブクログ
LGBTに関して勉強するべく、本を物色していて出会いました。
13歳から~という邦題が的確かどうかには疑問がありますが、まずは騙されたと思って読んでみてください。
翻訳本なので不慣れな方は文章が「回りくどい」と感じるかもしれませんが、あらゆるキーワードが簡潔に説明されていて、豊富な事例も取り入れられています。
何より感動したのは、「おわりに」のお言葉。
>ですが重要なのは、誤りから学び、まちがえたときには誤り、積極的に耳を傾けて学ぶ努力を続けること。
この姿勢を失ってしまないよう、胸に刻みつけたいと思いました。
とても理知的な著者、そして翻訳者、出版社へありったけの感謝をこめて。 -
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Posted by ブクログ
ウォーレン・バフェットからビルゲイツに渡されたという、伝説のビジネス本。
本書は、名門雑誌『ニューヨーカー』で記者として長年勤務したジョン・ブルックスによって1969年までに記されたものである。
GE、Xerox、フォードといった著名企業の経営者たちに加え、ウォール街のブローカーや成り上がりのビジネスマンなどの物語が10のパートに渡って描かれる。
彼らがその人生やビジネスにおいて、「どこで間違えたのか(あるいは間違えなかったのか)」が筆者の丁寧な取材を元に、鮮明に描かれる。
本書は声高に筆者の主張を唱えるものでもなく、成功のためのノウハウを単純に伝えるものでもない。
彼らの物語や人間性か