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人生は「最初の1000日」に口に入れたもので決まる――。「妊娠したら何を食べる?」「母乳か粉ミルクか、どうする?」「離乳食はいつから?」「子どもを肥満にしないには?」「アレルギーはどう気をつける?」など、赤ちゃんの食事のつきない悩みを全解決! 妊婦と赤ちゃんの食事はこの1冊で全部OK!
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Posted by ブクログ
エビデンスベースの良書。日本に合わない部分もあるが、各情報を取り入れるかどうか取捨選択しながら折に触れ確認したい === 食欲や好き嫌いは先天性で個人差が大きい 赤ちゃんの好みは早い時期(妊娠中から2歳くらいまで)に決まる。新しい味や食感を受け入れるのは離乳時。生後20ヶ月くらいから見慣れないも...続きを読むのを嫌がる傾向 乳幼児は大人より甘いものをはるかに好み苦いものを嫌う傾向がある一方、よく食べたものには親しみを持ち好きになる。また新しいものを食べるときは大人が目の前で美味しそうに食べるのが有効 ■授乳 母乳は満腹感を高めるレプチンが多く含まれて成長が緩やかになり、それは将来の健康にもプラス。また授乳中の母親の食べ物を好むようになり好き嫌いが減る。粉ミルクだと長く寝るは怪しい 食欲の調整力を高めるにはデマンドフィーディングが有効。空腹感や満腹感の合図に応じて授乳する。満腹になった素振りを見せたらミルクを全部飲みきるよう促してはいけない(!)食べ過ぎる癖を身につけるリスクあり。ただし、赤ちゃんのタイプにより空腹をおぼえやすかったり逆に食欲に乏しかったりすることもあり、デマンドフィーディングだけに頼ってよいかは答えが出ていない また泣きやませるための授乳は将来的に感情的な摂食に繋がるため避けるべき ■離乳食 生後6-9ヶ月の間に固まりのある食べ物を与えられた子は食事の問題が少ない(ただし観察実験なので他の要因を否定できない) 食べる量は本人に任せる。満腹になったらそれ以上与えない。そもそも適量を与える。逆にお腹がすいた時だけあげて、なだめるために食べ物をつかわない 不健康な食べ物の制限は逆効果(特に10歳以上)。許されたからという理由で食べ過ぎる。制限は、子どもの目に入らないような制限が望ましい(が、制限しすぎてはいけない)。健康的な食べ物の選択肢を与えて能動的に選ばせる 甘みが少ない野菜から始める。果物は後から、また酸っぱいものから。市販のベビーフードは果物や甘みの強い野菜を加えているので注意。砂糖を加えたものは一歳から。塩は5ヶ月までは一日0.3g、6-11ヶ月では1.5g。幼い時から塩を口にすると塩っぱいものを好みやすい 栄養素で不足しがちなのはビタミンD(日光、しらす、ヒラメ、干し椎茸など)と鉄(レバー、カツオ、卵黄など)。動物性の食品のほうが鉄分の吸収率が良く、また早い段階で取り入れると好きになってもらえて将来の健康に繋がる。ビタミンAとCも程よく必要だが、Aは取りすぎに注意 離乳食は最初に嫌っても根気よく続けると好きになる。食べさせるときは笑顔で。大人が美味しそうに食べる。それぞれの味を感じるために混ぜない 子どもと同じテーブルで、なるべく同じものを食べる ■一歳から カロリー計算はざっくり意識する 乳幼児がタンパク質を取りすぎると肥満に繋がるので摂取量を管理する(日本の1-2歳児の推奨量は一日20g)乳製品由来だと特に体重増加に繋がる。エネルギーの半分以上は炭水化物からとる。2歳未満は砂糖は不要 脂肪は、ポテチやアイスクリーム、チョコレートなどの飽和脂肪酸は制限する。アボカドやナッツ、魚などの不飽和脂肪酸は必須 殆どの子が塩分とりすぎ。ベーコンなどの加工肉やスープの元、パン、チーズなどは注意 一回あたりの食事で出す量が多いと食べ過ぎてしまう 引き続き空腹と満腹に応じて与える。ただしコントロールしすぎず自由にもさせない。不健康な食べ物は、チョコレートをそもそも家に置かないなど、目立たないように制限する。時々好きなだけ食べるのは問題ない 家族みんなで食事する。朝食を食べる。一緒に買い物に行く 満腹をコントロールするホルモンは効果が出るまで10-15分かかるため、おかわりしたがっても少し待たせる。デザートを習慣にしない。満腹感について話し、意識させる 苦手なものも食べなくても気楽に出し続ける、プレッシャーはかけない
妊娠中や月齢に章立てされているので、必要な部分だけ繰り返し読めるのが良い。研究に基づいた信憑性のある情報。また著者はイギリス人だが食文化の違いに於いては、日本人の監修者による脚注がついているので取り入れやすいと思う。
妊娠中の食事から、幼児期までの食事の内容と与え方について、根拠を示して科学的に解説している、非常にためになる本だった。 基本的には、無理をしない範囲での母乳育児と手作り離乳食推奨なので親には大変な面もあるとは思うけど、健康のためなら頑張る。
妊娠中から幼児期までの食に関する情報がつまった一冊。 本の厚さに尻込みするかもしれないが、通読する必要は必ずしもありません。 時系列沿って解説されている、いまあなたや子どもがいるステージとその少し先を熟読すればよいでしょう。 この本を読むと、親や周囲がよかれとおもってやってきたことが、子どもにとって...続きを読むもそうであるとは限らない事実に衝撃を受けるかもしれません。 そうならない前に予習のつもりで読んでおくことをお勧めします。
科学的根拠がきちんと明示されていて安心して読むことができ、妊娠中に出会いたかった本。 身近な人が子どもを持つことになったら勧めたい。 妊娠時の食事から記載があるが、私は誕生以降の項目を読んだ。妊娠中の食事がお腹の子どもに影響を及ぼしその内容はどんなものか?の記載があるが、私は信じていないし時間もな...続きを読むかったので読んでいない。 誕生以降の内容、特に授乳期の記載は非常に参考になった。 理由は授乳に関する科学的かつ体系的にどうしたら良いのかまとめられていたため。 私自身子どもが早産低出生で正期産の育児よりも気にすべきことが多い中、授乳に関する知識のなさを悔いたのでこの本を読めば一通り理解できると感じた。
羊水は妊娠中の母が食べるもので味が決まるなんて知らなかった。出産後に読んだので反省&子供の食の好みが心配、、、離乳食でいろんな食材を食べてもらえるといいな。1歳の食事も大事!1歳になる時にまた読み返したい!
文量は多いが、自分が気になる部分だけをざっくり読むことが出来る。様々な論文を元に書かれており、興味深い実験もありおもしろかった。 ①飲むことや食べることは親が強制してコントロールするのではなく、赤ちゃん自身に任せることが重要 反応型の食事が「食欲調整力の向上」と「健康的な体重増加」に結びつく
妊娠中から幼児期までの食事に関して、根拠をもとに示された一冊。 母乳の利点(免疫力を高める、眠りの質を高くする、好き嫌いを減らす等)が科学的に示されていて納得できた。現在授乳中で、母乳とミルク両方あげているが、少量でも頑張って母乳をあげ続けようと思えた。 また離乳食が始まる時期になったら、読み返...続きを読むしたい。
妊娠〜幼児食まで体系的に書いてありわかりやすい。 現在8ヶ月の子どもがおり離乳食中期、もう少し早めに読んでも良かったなーと思った。 内容がイギリスの研究ベースのため良くも悪くも日本にローカライズはされていない。ベースの知識があるとなるほどなと参考になることも多い。
厚いけど、同じことが繰り返し述べられていてサラッと読める。よく知られているだろうことも多いけど、読んでおくと安心。
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クレア・ルウェリン
ヘイリー・サイラッド
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