須川綾子のレビュー一覧

  • 人と企業はどこで間違えるのか?

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    ビル・ゲイツがウォーレン・バフェットに薦められたという伝説の書。

    米国経営史における重大事件の取材記録なのだが、経営陣をはじめ事件当事者の体験が生々しく、新製品開発の興奮、証券取引所の臨場感、金融危機の焦燥感をその場にいるように感じられる。

    事例の大半は、金融市場の話で、米国にとって経営は事業ではなく金融なんだな、とあらためて思った。

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    2016年02月23日
  • レジリエンス 復活力―――あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何か

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    レジリエンスとは何か、多彩な事例をもとに、包括的に解説する。端的に言えば、レジリエンスとは、適切な多様性を有する構成員にもとづく、小さな自律的な組織からなるハブ型ネットワーク組織であり、バランス型フィードバックループを持つシステムである。

    特に通訳型リーダーの意義は印象深い。システムリーダーシップと呼ばれるものであり、プロセスコンサルタントや対話型ファシリテーションにま通ずるところがあるなあと思う。

    本書では何かしら分かりやすいツールが与えられる訳ではないが、レジリエンスの概念を理解するためには非常に価値がある。『世界はシステムで動く』を読んでからの方が理解が深まるかな。

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    2016年01月23日
  • ルイ・ヴィトン元CEOが教える 出世の極意

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    メゾンやアパレル関係といった職種に関係がなくとも、企業にで働く人間にとっては非常に参考になると同時に共通点も見出だせる優れた本です。そして、仕事に対するモチベーションが確実に上がります。マーク・ウェバーは、出世するための処世術を紹介する以上に、仕事の本質と企業の価値をが確りと伝えている。そのどれもが経験の上に成り立っている極意であり、全て一貫した哲学が後ろ楯となっている。そこには、ビジネスに措ける心構えや厳しさが本音で語られている。少々残念なのが、著者がPVHとLVMHに関わった40年前後が駆け足で語られているため、細かな人間関係や心理描写が希薄になっている点です。何とか編と命名し、各事象につ

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    2015年12月09日
  • ルイ・ヴィトン元CEOが教える 出世の極意

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    ネタバレ

    きれいごとというより出世するには?が力強く書いてあったのと、断言したような言い回しが多かった。高い地位がクビになった時の大変さなど、また這い上がって紆余曲折したストーリーが映画のようで面白かった。

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    2015年10月20日
  • 人と企業はどこで間違えるのか?

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    40年以上前に書かれた金融専門記者兼作家のビジネスエッセイ集であり、最近になってビル・ゲイツが約20年前にウォーレン・バフェットの薦めで読んで以来、今も最高のビジネス書であると紹介したことで話題となった一冊。

    新製品の不振、株価暴落、インサイダー取引、情報漏洩など、50~60年代の米国で実際に発生したビジネス事例について、当事者への綿密な取材をもとに、個人や組織が様々な要因によって失敗したり、失敗せずに踏みとどまる姿を、今日の行き届いたビジネス書のように要点を整理することなく、ひたすら淡々と描く。読み手に考えることを促すという意味では、いわばケーススタディの古典ともいえる。

    資本主義とは自

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    2015年06月08日
  • 人と企業はどこで間違えるのか?

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    少し古い1900年代の中盤欧米での経済関連のいろいろな
    事件、有名な出来事における話。
    やはり少し古い気はしますが、書いてあること。
    言わんとすることは今でも十分に読み応えのある内容です。
    あまり直接的な示唆や教訓が書かれてあるというよりも
    淡々とおこったことや登場人物の心情が書かれてあり
    それだからこそ面白いと思えます。
    面白い。と思います。

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    2015年06月07日
  • 人と企業はどこで間違えるのか?

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    Business Adventures

    1991年 ウォーレン バフェットがビル ゲイツに推薦

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    2015年02月19日
  • レジリエンス 復活力―――あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何か

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    レジリエンスという言葉に出会ったのは、つい最近。メンタルヘルスにならない職場から、なったとしても持ち直せる職場へ、というセミナーにおいてでした。本書ではレジリエンスという考え方を個人から文化、自然、経済、社会まで拡げてサステナビリティの先の概念として語っています。概念というか、コンピテンシーみたいなものかも…あまりに複雑化したシステムの中に暮らし、9・11とか3・11とかそのシステムの崩壊を目にしている我々の身につけなければならない素養のように感じました。そういう意味で通訳型リーダーシップというリーダー論が印象的でした。またレジリエンスがビッグデータや社会的イノベーションと結びつく終章では、「

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    2013年09月29日
  • レジリエンス 復活力―――あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何か

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    レジリエンスとは、
    「システム、企業、個人が極度の状況変化に直面したとき、
     基本的な目的と健全性を維持する能力」
    と(この本では)定義される。

    似た概念に「サステナブル」があるが、本書によると
    サステナブルには次の問題があると指摘している。
    ・資源の維持に注目するあまり、特定のモノの保護という
    部分最適な行動を引き起こす。
    ・今の状態の持続に固執し、手遅れになった現実に対応できない。
    ・社会規範、文化との対立を解消できない。

    この本では、レジリエンスとそうでない事例を、
    金融システム、病原菌、テロ組織、電力網、自然環境、
    人の心、集団、社会という広範囲の分野で紹介している。

    特に面白か

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    2013年08月29日
  • 人生で一番大事な 最初の1000日の食事―――「妊娠」から「2歳」まで、「赤ちゃんの食事」完全BOOK

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    厚いけど、同じことが繰り返し述べられていてサラッと読める。よく知られているだろうことも多いけど、読んでおくと安心。

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    2025年09月29日
  • Simple 「簡潔さ」は最強の戦略である

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    思考を研ぎ澄まし、より少ない言葉でずっと多くのことを伝え、必要なアクションを引き出す仕組み。
    情報にまみれた混沌から脱却するためのコミュニケーションスタイル。
    これは心掛けたいものだ。

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    2025年06月29日
  • Simple 「簡潔さ」は最強の戦略である

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    ・なぜSimpleが重要か?-物事をスマートに、そして短く表現すること。その両方を習得すれば、思考を研ぎすまし、時間を節約し、雑音をはねのけることができる。
    ・冒頭の短く鋭い一文で概要を示し、無駄な語句をすべて削った。そして強調したいファクトや引用にメリハリをつけるのがいかに大事かを説き、各パラグラフが事実の背景を説明する構成になるよう求めた。
    ・連ねた言葉に隠れるのは臆病者と心得よ。
    ・私たちは自分が言いたいことを本当にわかっていないとき、もっと言えば、自分が書こうとする内容を本当に理解していないとき、饒舌になることで取りつくろう。

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    2025年06月27日
  • アート脳

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    そこそこ分厚い本書をとても端的にまとめると、アートは脳に、精神に作用するから良いぞ、ということ。

    ここでのアートは結構広義で、何かを作ること、人の手によって作られたもの、創作全般を指している。気持ちを落ち着かせることも、考えをまとめることも、集中力を高めることも、記憶力をあげることも、コミュニケーションや物事を思い出すトリガーとしても、アートは作用する。
    アートセラピーについても書かれている。ここ数年目の当たりにすることがあり、そういうことだったのだなぁと読みながら、実家に飾られている綿棒アートを思い出していた。
    アートはもっと身近に、上手い下手関係なく、見せる見せない関係なく、自分でも作っ

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    2025年03月28日
  • アート脳

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    様々な研究結果やデータをもとに、「アートが心身の苦痛を和らげ、より深く学び、コミュニティを活性化し、持続的幸福を後押しするために用いられる可能性を示して」います。

    ダンスやマインドフルネスのプログラムで痛みや抑うつ症状が緩和されたり、好きな音楽のプレイリストが痛みを緩和させたり、
    「ダンスでも、どんなアートでも、うまくなくても効き目はある」そうです。

    アートと聞けば、知識を持って絵画を鑑賞して評したり感想を言えなきゃいけないような敷居の高いイメージがあったけれど、色、音楽、香り、質感など自分で感じたり表現したりするもの全てアートなのだと思うと、私も日々アートしてる!と嬉しくなりました。

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    2025年01月23日
  • Simple 「簡潔さ」は最強の戦略である

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    なぜ重要か、の文脈で、
    とにかく一文字でも削る
    ワンメッセージに絞る

    詳細は、続きをみるにリンク
    数字をうまくみせる

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    2025年01月02日
  • Simple 「簡潔さ」は最強の戦略である

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    内容✖️シンプル文書
    これからの時代は必要不可欠。
    いつからかメールは自己中心的な一方通行なものばかり、、、、
    受け手を考えた文書で無ければ読まれることもない。
    習得必須。明日からのメールから意識してみよ。

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    2024年12月14日
  • Simple 「簡潔さ」は最強の戦略である

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    削除は相手への贈り物。
    時間に追われる日々、スマートシンプルを取り入れて心の余裕を生み出したいと思う。

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    2024年12月04日
  • 人と企業はどこで間違えるのか?

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    ネタバレ

    本作は、『タイム』、『ニューヨーカー』でライターをつとめたジョン・ブルックス氏による、米国経済エッセイ集、のようなもの。

    いわば戦後米国の経済博物誌、とでも言ったところ。

    表紙の帯に『ウォーレン・バフェットからビル・ゲイツに渡され、20年間読み続けられた最高のビジネス書』とありますが、やや誇張である気がします。

    ・・・
    戦後米国1950’s-1960’sの経済ネタが太宗であることから、やや古臭いなあ、というのは第一印象。

    その中でも今でも教訓となり得るものもあれば、今では考えられない・あり得ない、というものもあり、一種の昔話、「かってはこんなこともあったそうですよ」という物珍しさと共に

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    2024年10月22日
  • Simple 「簡潔さ」は最強の戦略である

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    内容はとてもいい本なんですが、読みづらかったです!

    でもわかったことは、タイトル通り、とにかく簡潔にすることが大事だということです。

    日頃から練習してみようと思いました。

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    2024年10月17日
  • Simple 「簡潔さ」は最強の戦略である

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    情報があふれる時代において、メッセージがシンプル、明快であることの重要性はよく分かった。
    しかし、それを伝えるのに1冊の本が必要か?ちょっと自己矛盾を感じた。

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    2024年10月13日