アンドリュー・ゾッリの作品一覧
「アンドリュー・ゾッリ」の「レジリエンス 復活力」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「アンドリュー・ゾッリ」の「レジリエンス 復活力」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
レジリエンス概念を共有するにあたっての格好のケース集と言えるだろう。構造化の過程で社会、国家、個人に脆弱性が蓄積する怖さを描いている。レジリエンスを育むのは、困難だが、一つの方向性を本書は示唆している。
・「レジリエンス」を本書では、「システム、企業、個人が極度の状況変化に直面したとき、基本的な目的と健全性を維持する能力」と定義する。
・2008年夏、ノセラは人工的な光合成に成功した。
・ホテルのタオルの再利用実験で、周りがどうしているかが一番影響があった。
・生物と同じく都市にもスケーリング則がある。
・要するに、レジリエンスは非凡なスーパーキッズ云々というものではなかった。じつはごくあり
Posted by ブクログ
2014年17冊目。
今日本でも話題になりつつある「レジリエンス」の概念を、あらゆる分野を越えて包括的に考察した本。
「レジリエンス」は「弾力性」「元に戻る力」「回復力」などど訳されることが多いが、
本書では、
「システム、企業、個人が極度の状況変化に直面したとき、基本的な目的と健全性を維持する能力」
と定義される。
もう元には戻れない閾値を越えずに耐えられ、環境の変化の中でも目的を失わずにいられる柔軟性。
本書は、そんなレジリエンスを養うためのハウツー本ではない。
これを読んだからといってすぐにレジリエントな何かを生み出せるわけではないが、
様々な分野の、示唆に富んだ数々の事例は非
Posted by ブクログ
正直、"レジリエンス"というキーワードは、本書を読むまで知りませんでした。
システム、企業、個人が極度の状況変化に直面したとき、基本的な目的と健全性を維持する能力ということですが、必ずしも良かった状況まで回復させるだけでなく、その時の状況にあわせた形まで昇華させること。
様々な要素が複雑に絡み合っているこの時代において、全体を俯瞰しながら相互の関係性を解きほぐす様なアプローチで、解決に至った事例を解説している。
その事例は、社会システムなどハード的なものから、心理的なソフト的なものまで幅広い内容でした。
例えば、なぜ経営的に危ない大きな金融機関に対して、政府が公的資金を投入
Posted by ブクログ
レジリエンスとは何か、多彩な事例をもとに、包括的に解説する。端的に言えば、レジリエンスとは、適切な多様性を有する構成員にもとづく、小さな自律的な組織からなるハブ型ネットワーク組織であり、バランス型フィードバックループを持つシステムである。
特に通訳型リーダーの意義は印象深い。システムリーダーシップと呼ばれるものであり、プロセスコンサルタントや対話型ファシリテーションにま通ずるところがあるなあと思う。
本書では何かしら分かりやすいツールが与えられる訳ではないが、レジリエンスの概念を理解するためには非常に価値がある。『世界はシステムで動く』を読んでからの方が理解が深まるかな。
Posted by ブクログ
レジリエンスという言葉に出会ったのは、つい最近。メンタルヘルスにならない職場から、なったとしても持ち直せる職場へ、というセミナーにおいてでした。本書ではレジリエンスという考え方を個人から文化、自然、経済、社会まで拡げてサステナビリティの先の概念として語っています。概念というか、コンピテンシーみたいなものかも…あまりに複雑化したシステムの中に暮らし、9・11とか3・11とかそのシステムの崩壊を目にしている我々の身につけなければならない素養のように感じました。そういう意味で通訳型リーダーシップというリーダー論が印象的でした。またレジリエンスがビッグデータや社会的イノベーションと結びつく終章では、「