横山信弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
コンサルタントさんによる職場改革、マネジメントのための一冊。要は「空気」が大事ということ。構成員の個々の能力が高くても悪い「空気」のもとでは組織は動かないしパフォーマンスは発揮できない。喩えば、サークルやクラブでも悪い雰囲気が出来上がってしまえばどんどん落ちていく。経営者、コーチ、指導者に必要なのはその組織に良い空気を作ることで、良い空気ができあがれば、組織は勝手に動き出す。能力が高く結果を出す人間であっても空気を悪くする人間は切った方が良い。悪い空気を良い空気に変えるには時間が掛かるが、それが長い目で組織を変えるには必要なことのようで、自分の経験的にもその主張はとても納得できるものだった。空気を変えるための細かいテクニックも紹介されているのも面白い。
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Posted by ブクログ
【概要】
【評価】
10点
【共有したい内容】
・"特定の脳の神経細胞(俗称:ミラーニューロン)が原因で、人は近くにいる人の言動のみならず、施行までも無意識にモデリングします。
→「緊張が移る」のは、脳の中にある、このものまね細胞「ミラーニューロン」が刺激を受けて、脳が反応し、自分自身も緊張してしまうのだと。"
・"空気は、その場における価値基準
→新しい価値観が入り込み、浸透していくことで「空気」の変化が起こります。"
・"空気が変わる3つの原因
→3つに共通しているものがある。それは「人」の変化です。空気に影響を与えるのは「人」です。
→1.社会的手抜き:人任せにしてしまう。
2.外来価値観:チームや組織に今までになかった新しい価値観が持ち込まれる。
3.意味の偽造:後付けで言い訳をする。"
・"省略した、ぼかし表現を使わない。
→4W2Hを使う。誰が、どこへ、何を、いつまでに、どれくらいまでに、どのように"
・"省略した、ぼかし表現を使わない。
→4W2Hを使う。誰が、どこへ、何を、いつまでに、どれくらいまでに、どのように"
・"一流ホテルや一流レストランへチームで出かける
→人間が想像した「締まった空気」があるところへ出かけてください。
ミラーニューロンが反応して、いい影響を受ける。
「良い空気」触れれば、人は「良い空気」をまねる。「悪い空気」に触れれば、人は「悪い空気」をまねる。"
【読んだ方がいい人】
・全員
【悪いところ】
・なし
【どういう時に役に立つか】
・いつでも
・月1くらい定期的に読みたい
・職場の空気が悪いとき
【自由記述】
SRAが納期に守れないところもミラーニューロンのせい?
【合わせて読みたい】 -
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ネタバレ毎回様々な気付き、学びを得られる横山さんの著書。今回は、その数々の名作本のノウハウやエッセンスをギューっと良いとこどり。この一冊で、今まで読んだ内容が総復習出来て良いなー。横山さんの本を読んだことが無い方は、まずこの本から読んでみて頂くのをお奨めします!
・目標の数字を1分以内に言えない営業があまりにも多すぎる。マネージャーは、繰り返し繰り返し目標をメンバーに問い続けなければならない。
・習慣を変えさせるには「インパクト×回数」が必用。
・自分で建てた計画は必ずロックし、何があってもやり切る。計画は、自らの意思で動ける内容で組み立てる。
・圧倒的な行動量で経験則を積み上げることで、うまくいかない方法を消去出来るようになる。だから行動量の多い人の方が、結果として成功確率が高まり、最短距離で成功に到達する。
・やる気がおきない、どうしたらやる気がおきるか。やる気をおこすための、やる気がおきない、やる気をおこすための、やる気はどうしたら起きるか・・・。やる気なんて気はないのに、人は得てしてやる気を求めて答えの無い問答を繰り返し、行動を先延ばしにする。やる気がおきないというワードが脳に浮かんだら、そんな言葉は封印して、さっさと行動するのみ。
・AだからBという考えを、B’だからA’、と発想を逆にして考える。「やる気が起きないから仕事が進まない→仕事を進めるからやる気が起きる」「仕事の意味を理解するから仕事が進む→仕事を進めるから仕事の意味が分かる」等々。
・「作話スモッグ」の存在を理解しておく。なぜ?と問われると、何かしらの答えを応えたくなり、その場しのぎのそれっぽい言い訳を考え始める。この言い訳を一度口に出すと、その口に出した回答に一貫性を保とうとする。結果、言い訳の言い訳の言い訳の言い訳を繰り返し、あらぬ方向にコトが進んでいく。1つ1つの言い訳は小さな言い訳でも「インパクト×回数」により、言い訳することが当たり前化していく。こういう作話スモッグが出始めたら、すぐに浄化させなければならない。
・謙虚さとは、自分のあるべき姿と、現状のギャップを正しく理解すること。
・人は現状維持バイアスにかかるもの。仮に、自分が転職して他の会社に行ったときに、その習慣がその組織の当たり前だったとしたら異を唱えるか否か、を考えることでバイアスにかかっているかどうかがわかる。現状維持バイアスをかえるのも「インパクト×回数」。
・人に影響を与えるのは言葉だけではない。結果の積み重ねが影響力を生み出す。
・相手との信頼関係の度合は、相手に頼んだ仕事をどこかまで「待てるか」で図る。
・面倒臭がり屋を動かすには、動く面倒<動かない面倒、という環境を明確に設定すること。
・世に歌われるタイムマネジメントのほとんどは、与えられた仕事の効率化を図るための方法論。この方法論で生み出せる時間は僅か。タイムマネジメントではなく、プロジェクト単位で仕事の必要性を考えなければならない。不要な仕事を見定めバッサリ切るということをしないと、時間は生み出せない。
・こだわるべきは再現性。行動量×CVR=期待成果。この式を常に意識すること。最低必要努力投入量が見えるようになる。
・脳は周りの環境に感化されるミラーニューロンなるものが存在する。だからこそ、その環境にはびこる「空気」を換えないと、人は変わらない。
・自然人、可燃人、不燃人という3パターンに人は別れる。割合は2:6:2。6割の可燃人にどう火をつけるかを考える。ここに火をつけるには「空気」のコントロールが必用。
・上司は動じずに「壁」になるイメージを持つ。作話を許さない。なぜ?ではなく、それで?で話を促す。それで?は主体的な意識を引き出す質問。ラポールが築けていることが前提だが。
・上司が10行動を変えて、部下は初めて行動を1変えると心得るべし。
・抽象表現で終わらない。具体的なアクションまで必ずセットにする。
・3つの記憶装置。短期記憶装置、長期記憶装置、外部記憶装置。短期は、日頃から意識しているから何か質問されても即答できるレベル。長期は、たまにしかアクセスしないが、応えられるレベル。外部は、何かを参照しないと答えられないレベル。自分のメンバーの目標はどの記憶装置にインプットされているかを確認すること。
・組織の成長サインは衝突、個人の成長サインは葛藤。衝突や葛藤が無いところに成長は無い。 -
Posted by ブクログ
ーーーーー↓ペンネーム2016/8/31↓ーーーーー
【概要】
この1冊で部下が自ら行動し営業成績が激変。部下にも読ませて実践することによって目標は絶対達成するものであるという人物に育つ。
【評価】
90点(気になったワードが多かった)
【共有したい内容】
予材管理:絶対に営業目標を達成するためには目標の200%を達成するように仕
込みをしておくこと
【読んだ方がいい人】
仕事で成功を収めたい人
【悪いところ】
行動を起こす気概ではなく、一歩については記載されていない
【どういう時に役に立つか】
部下の教育に悩んでいる時のみならず、部下である立場の人が読んで得られるもの
もあります。
【自由記述】
本を読んで変わろうと思っても、今のやり方は変えたくないという現状維持バイアスが働くため、思うように行動を起こせないということもあります。なぜバイアスがかかるのか自分を向き合うことで、バイアスは外すことができます。
【合わせて読みたい】
絶対達成マインドの作り方 -
Posted by ブクログ
201606/
「行動する理由があるから、やりきろうとする」のではなく、「常にやりきるから、その行動をする理由が見つかる」。
「大切なものだから丁寧に扱う」のではなく「丁寧に扱うから大切なものになる」。
「モチベーションが高いから仕事に打ち込める」のではなく「仕事に打ち込むからモチベーションが上がる」。/
何か特別な経験をしなくてはと思う。経験することの意味を先に考えてしまうのです。経験を損得でしか考えられなくなり、経験することに臆病になってしまう。実際は、経験することを事前に選ぶことはできません。経験した後から考えて「あれはいい経験になったな~」と思うことがほとんどなのに・・・/
草加君の言うとおりだね。やってみなくちゃわからない。意味や理由ばかり考えてたら結局何もできないし、変われないよね。まずはやってみないと。じゃないと成長なんてできないもんね!/
経験値をあげ成長するというのは、どんなことでもわからないなりに試行錯誤し、トライ&エラーを繰り返し、壁にぶつかり、それを乗り越えていくことであり、知らず知らずのうちに成長しているものなのです。初めから成長すると担保されているような仕事は存在しません。理想を語り、やりもしないで仕事の価値を判断する、そんな人間に何ができるのですか?/
ぼかし表現禁ずる
1位 徹底する
2位 積極的に
3位 意識する
4位 主体的に
5位 きっちり
6位 考える
7位 効率化(系)
8位 参考にする
9位 努力する
10位 うまいことやる
私はこれらの言葉が飛びかう企業がことごとくつぶれていくのを見てきました。今後、これらの言葉を多用することを禁じます。/
結果が出ないと人は理由を探し疑い始めます。本当にこのやり方でよいのだろうか。そもそもこれをやる必要があるのだろうか。目標に向かうなかで、挫折をさそうような様々なノイズに侵されていることでしょう。上杉君、本やインターネットが急速に普及し、成功法則が溢れているにも関わらず、成功している人が少ないのはなぜでしょうか?
それは、、簡単に成功なんてできるものではないからだと思います。
違います。実際に行動に起こしている人が1%にも満たないからです。/
選択肢と思い込んでいるもの、それは思考ノイズです。本当に結果を出したいのであれば、ノイズに惑わされることなく行動をすること。それが一番大切なことです。すると、ノイズは一つずつ減っていきます。そして行動をすることで、少しずつ確信を得ていく。行動をすることで、自分の心がクリアになっていくのです。/
たとえば朝寒い日に起きるって辛いじゃん?早く起きよう!って決めるけど、なかなかできない。そういうときに思考の出発点を変えるとどうなると思う?
まず、布団をめくると決める。
朝早く起きよう!って決めるだけじゃなくて、そのときに、目覚ましが鳴ったら布団をめくる、って決めるんだ。そして絶対に布団を戻さない。そう決めたら多分、起きれるんじゃないかな?/
お客様が決断されるとき、それは「しっくり」きたときです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【概要】
思考の当たり前化の本。
期限内にやり切ることを徹底的に記載している本。
具体的な事例をのせて、ボリュームもそこまでではないので、当たり前のことを当たり前にやりたい気分になった時に読むといい。
【評価】
91点(仕事に対してコミット出来るようになる。難しいことは書いていなく、当たり前のマインドがあれば絶対達成できるので誰がよんでも納得がいく。)
【共有したい内容】
・「当たり前化の4ステップは、1.わからない状態2.わかっちゃいるけど状態3.頑張る状態4.当たり前状態」
・「すぐに無理と答える人は、「考えた」回数はゼロ回。やり切れないのは思考が当たり前化していないから。」
・「先送りプログラムを解消しないと「一貫性の法則」から自分がやらないことの正当性を主張し始める」
【悪いところ】
独特のネーミングを多用することによって、頭に入ってこない。
実務的にぱっとイメージできるような表現を使ってもらった方がいい。
【どういう時に役に立つか】
当たり前の水準が下がった時
部下のタスク管理をしたくなったとき
コンサルをしたいと思ったとき
【ターゲット】
部下を持つようになったリーダー
経営者
入社1~2年目くらい
【自由記述】
当たり前の思考をしてない事例があり、イメージしやすい。
出来ていないという実感がわくような事例が多く、
先送りプログラムが解消していない人の例は秀逸である。
「考える回数」という表現も非常にいい例ではあった。
すぐ無理だという人は何も考えていなく、絶対に達成するために考えるとすると、逆算から考えるし、考える回数は確実に多くなるという話も分かりやすい。
簡単に読めるので、結果を出すということを意識したいときにはちょうどいい。
【合わせて読みたい】
絶対達成するシリーズ
空気で人を動かす -
Posted by ブクログ
ネタバレ横山さんの最新本。巷に溢れる「すぐやる系」の本を、横山流に書き下した一冊。横山さん自身が冒頭に書いてる通り「すぐやる」という趣旨の本なのに、すぐに読めて、すぐに実践できないのではナンセンスっということで、まーシンプル。無駄話が無いのでスっと読めて、サっと試せる、そんな印象。
●今回提唱しているのは「台車理論」。ホテルのポーターが、荷物を華麗に運ぶ姿をイメージする。仕事を荷物と置き換え、これをいか楽に、早く、軽やかに運べるかを提唱する。
●ポータのように華麗に荷物を運ぶには
①荷物を軽くする
実行レベルにまでタスクを小分けする。1つ1つのタスクの時間を見積もる。余計な荷物を預からない。各タスクにタグ付けする(いつまでに、何を、どうするか)。タグを俯瞰してまとめる。
②路面を整理する
物理的ノイズ、うるさくて集中出来ない等。否定ノイズ、被害者意識による自身の正当化、周りを悪役にしたてる。連想的ノイズ、そういえば・・・、っと他のことが気になり始めて集中力ダウン。
いずれも、脳内おしゃべりによって乱反射する「思考ノイズ」という存在があることを知っておくこと。ノイズが出始めたら自分でノイズに気付き、シャットアウトできるように。
③押す力を養う
押さざるをえないプレッシャーがかかる環境を作る。
●なんでもかんでも直ぐにやらないことの重要性。
・直ぐに引き受けてしまうと、本来重点的にやるべき仕事に手が回らないだけでなく、何でも引き受けてくれる便利屋として、軽く扱われるようになってしまう。
・便利屋をやっていると、仕事をした気になりやすいが、本当にその先に自分のありたい未来があるのかを考えるべき。仕事をこなす中毒にならないように。
・自分がやるべきこと、ありたい仕事というのをしっかりと棚卸し、その目指すものに繋がるかどうかを見極めること。(緊急度×重要度のマトリクスで考える)
●やるき貧乏
・何故やらなければならないかが分かっており、且つやるべき方法論を理解しているにも関わらず、「やる気が起きない、やる気を出す方法が知りたい」っとのたまう輩は、ただの「怠惰」。『やる気』や『モチベーション』というワードが出た時点で、ノイズの乱反射が始まっていると心得るべし。この段階では、さっさとやる、以外の思考は不要。 -
Posted by ブクログ
201606/201904/
方針演説しかしない社長、業務指示しか出さない上司との関係は、ぎくしゃくしていくものです。「表面コミュニケーション」は定期的、「論理コミュニケーション」は随時と覚えておきましょう。そして、理想的な比率は「8対2」、もしくは「9対1」ぐらいです。/
あなたがどれぐらいの「適応力」があるのか、4つのポイントにわけてチェックしてみましょう。
それは、「頑固」「無邪気」「思考停止」「柔軟」の4つです。1)話が噛み合っているかどうかを正しく認知できるか。2)相手の話にペースをあわせることができるかで4パターンに分類。
①頑固:
話が噛み合っているかどうか認知できるか?⇒○
話を相手に会わせられるか?⇒×
②無邪気:
話が噛み合っているかどうか認知できるか?⇒×
話を相手に会わせられるか?⇒○
③思考停止:
話が噛み合っているかどうか認知できるか?⇒×
話を相手に会わせられるか?⇒×
④柔軟:
話が噛み合っているかどうか認知できるか?⇒×
話を相手に会わせられるか?⇒×
/
「柔軟」のパターン
・やっぱり最近の子はガツンと言わないとダメだな。Aさんとは話が通じない
・そう、ですね・・。確かに、時と場合によっては、ガツンと言うべき時も、あるでしょうね。
・そうそう。隣の課のB君も、それで目覚めた子なんだから
・ああ、Bさんですよね。Bさんは本当に模範的な社員ですね。私も勉強させていただいております。
・いつも言っているとおり、そういう汚れ役は私に任せたまえ。
・はい。本当にいつもありがとうございます。ところで先日の会議での件ですが。
・ん、どうした?
・社長から会議資料が多いので、ひとまとめにしろと言われておりまして。
/
なかなか話が噛み合わない人とは、安易に「話せばわかる」とは思わないことです。/
相手の話を正しくリスニングしているかどうか、それを確認するためにバックトラッキングするのです。/
相手を「外国人」だと思って話す。
①前提知識を丁寧に伝える
②ゆっくりと話し、論点を繰り返そうとする
③話が通じないときは仕方がないと思う/
相手が日本人だとわかっていると、「これぐらいで話は通じるはずだ」と、どうしても期待してしまうものです。ですから、その期待を裏切られるとイライラするのです。/
「れる・られる」で語尾をぼかすと、「来期の目標を達成させるためには、最初に市場リサーチを行うことが手順として最良だと考えられる」このように評論家的なニュアンスとなり、言葉に説得力が宿らなくなります。/
なぜ目標達成や問題解決のために「資料」が必要なのか。本書で取り上げる理由は1つです。「本気度」を噛み合わせる。
話が噛み合っているかを検証するうえでも、資料を作成することは意味のあることです。
①必要な項目だけを載せる
②「意見」ではなく「事実」を載せる/
雑談なのに話の論点を固定して話し続けると、話題が広がらないのです。雑談する力は、「雑学」や「ウンチク」をたくさん持っていればいいということではありません。話が噛み合わない会話の「ズレ」や、空想による決めつけた言い方(ボケ)を楽しむものであり、あえて噛み合わせようとしないことを重要です。/
多くの人は意外と人の話を正確に聞いていないものです。資料やチラシ、パンフレットを渡されても、驚くほど正しく知覚していないのです。
やはり重要なことは「日頃の行い」です。/
他人からの相談事には、2種類の目的がある。
①問題を解決したい
②安心欲求を満たしたい
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Posted by ブクログ
201512/
私がアタックスに転職して2年くらいしてから、あるコンサルタントに「目標達成」について相談しました。そのやりとりはこんな感じです。
「去年まで8000万円の目標だったのに、今年から目標が1億円にか上がっているのです。私にはちょっと理解できないんですが」
「横山さん、目標が高すぎるということですね?期限はいつまでですか?」
「今年の目標ですから、まるまる1年あります」
「その1年間、目標を達成するために、頭をひねって『考える』回数は何回くらいあるのでしょうか?」
「『考える回数』ですか、うーん・・・」
「わかりませんか?」
「そうですね・・・考えたこともありません」
「なるほど。目標を達成するために、『どれくらい考えるのか』などと、考えたこともないと言うことですね?」
「え、ええ・・」
「じゃあ、質問を変えましょうか。明日の朝10時に、まだ一度も行ったこともないお客様のところへ行くとして、どうやって10時までに訪問できるかを『考える』回数は、目安としてどれくらいになるでしょうか?」
「え?うーん、どうなんでしょう・・」
「正確な回数はわからなくても、何度か考えますよね?」
「そりゃそうでしょう。まだ一度も行ったことのないお客様なら」
「まず住所を調べますよね?そして行く経路を調べますよね?実際に朝起きてから、電車に乗り、乗り換えて、歩いている間も、何度も時計などを確認して、10時までには到着しないと、と意識的に『考える』でしょうね?」
「ええ。お客様のところへ遅刻するわけにはいきませんから」
「あたりまえですよね?」
「はい、あたりまえです」
そこまで言ったあと、私はこのように言われました。
「その1億円の目標を言い渡されたのは、いつですか?」
「えっと・・。1週間前です」
「そのとき、どういう感想を持ったんですか?」
「すぐに無理だと思いました。だって、さっきも言ったとおり、去年は8000万円なんです。その8000万円でさえ達成できていないんですから」
「すぐに無理だと思ったんですね?」
「そうです。それがどうかしたんですか?」
相手の物言いに、私は少しムッとして答えていました。
「すぐに無理と思ったということは、どのように1億円を達成しようかと『考えた』回数は、ゼロ回ということですね?」
「え・・・」
「お客様のところへ朝10時に訪問するケースで考えると、到着するまでに横山さんは何度も『考える』のです。これが、10時を過ぎてもいいとなると意外と考えないものなのですが、10時には絶対に到着していないといけないと考えると、無意識のうちにかなりの数『考える』ことになる」
こう言われたあと、私は絶句したまま何も言い返せなくなりました。目標のノルマが高いか低いかは関係がない。目標達成が「あたりまえ化」しているコンサルタントは、期限まで数えきれないほど考えています。どうすれば達成するかを考えているのです。/
決めたのにやりきれない。結果を達成できないのは、スキルがないからだとか、うまくいく方法を知らないからだという以前に、思考が「あたりまえ化」していないことが根本的な原因なのです。/
・「部下が仕事を覚えないから、仕事を任せられない」→「仕事を任せるから、部下は仕事を覚える」
・「役に立つ本がないから、本を読まない」→「本を読むから、役に立つほんとの出会いがある」
・「疲れているから、運動できない」→「運動をするから、疲れない体が手に入る」
こういった発想を「逆算思考」と呼びます。
・「モチベーションが上がらないから、仕事に打ち込めない」→「仕事に打ち込むからこそ、モチベーションがアップする」/
自分の思うとおりに何かを進めたい(リーディング)のであれば、まず相手とのラポール(信頼関係)が不可欠です。
では、相手とラポールを構築するには、どうすればいいのでしょうか。
簡単です。相手とペースを合わせる。つまりペーシングをすればいいのです。相手とペースを合わせてコミュニケーションをとったり行動をし続けると、正しくラポールが構築されるのです。
「①ペーシング」→「②ラポール」→「③リーディング」/
「あたりまえ化」とは、考えなくても行動できる状態です。
「あたりまえ化」するまでには
①「わからない状態」(無意識的無能)
②「わかっちゃいるけど状態」(意識的無能)
③「がんばる状態」(意識的有能)
④「あたりまえ状態」(無意識的有能)
という4つのステップを踏みます。/
「わかっちゃいるけど状態」は、意識していてもできない、行動に移せない、という状態のことです。そういうことは誰にでもありますので、まずは自分を承認してあげてください。まだスタートがきれていないのだな、と自分の状態をそのまま受け止めればいいのです。
「わかっちゃいるけど行動できない自分」を承認しないと、頭の中が「思考ノイズ」に埋もれていってしまいます。
そこで、「大丈夫。いつかは必ず実行できるようになる」というふうに書くのです。バカバカしいと思うかもしれませんが、これが意外と効果があるのです。
意識はし続けるのですが、自分のペースでやることです。すぐに行動へ転化できなくても、徐々に「マインドチャージ」されていくので待ちましょう。無理やりスタートさせることはありません。副作用があるからです。
「大丈夫。いつかは始めるから」
「大丈夫。いつかは必ずやるから」
「大丈夫。いつかは習慣にしているから」
を言い続けてください。抜け出た状態を常に「意識」し続けます。/
計画は立てるが、ロックはしないというのはやめるのです。自分に「自信」をつける手順なのですから、そんな甘えた話はありませんよね。/
行動をロックして「やりきる」ことは、階段を1つのぼることと同じです。自分に「自信」をつけるためには、想定外の問題を乗り越えて1つひとつ階段をのぼっていくのです。同じ行動でも、「ロックした行動」と「ロックしない行動」ではインパクトが異なります。つまりロックすることで、どんな小さな行動も、インパクトを強めることができるのです。/
ところで、行動を「ロック」する、というのは、実のところなかなかできることではありません。この「なかなかできることではない」ことをあなたは「あたりまえ化」するのです。すると、どうなるでしょうか?2つのラポールが手に入ります。
当然のことながら、自分へのラポールです。「自信」です。
そしてもう1つが、周囲からのラポールです。「信用」ですね。
ここで重要なのは、結果が出るかどうかは別だということです。周囲の人が、あなたに対してラポールを構築するかどうかは、あなたが出した結果も重要ですが、それ以前に結果を出すためのプロセス、特に「姿勢」のほうがもっと大事です。/
社会に対して何か主張したいなら、まずは社会とラポールを構築することです。どんなに発言者の言うことが正論でも、法律を守らず、社会の多くの人に迷惑をかけていたら誰も耳を傾けてくれません。会社でも同じです。たとえば、与えられた仕事をやらずに自己主張を繰り返したり、言い訳ばかりして愚痴をこぼしていたら、上司や同僚とのラポールは構築されません。/
「倍速管理」は私が考案した「絶対達成」する仕事術です。
「倍速管理」をひと言で書くと、期限を2つ折り(半分)にして、2倍速で仕事を片付けるやり方です。仕事には必ず「期限」と「ノルマ」があります。
「倍速管理」では、まず期限を2つ折りにします。期限を2つ折りにすると、単純に2倍のスピードで仕事が終わるということと、もう1つ、期限を計測する習慣が身につくという2つのメリットがあります。/
私はよく、仕事は「皮を剥いたリンゴ」だと表現します。皮を剥いた新鮮なうちはリンゴも美しいですし、おいしいですし、エンザイム(酵素)が豊富で健康的です。ところが、そのまま放置しておくと、リンゴは酸化して変色していきます。すると見た目も悪くなって食べる意欲が落ちていきます。リンゴと同じで、仕事は早くとりかかったほうが間違いなく健康的なのです。/
期限を2つ折りにしようとすると、「半分はいつなのだろう」と計算しなくてはならなくなります。このプロセスが大事です。「期限まで何日間あるのか」と考えるプロセスです。今日が火曜日で、翌週木曜日が期限なら、火曜日を含めると、期限までには土日を除いて8日間あります。そしてこの「8日間」を半分にするのですから、「4日間」となります。「倍速管理」の考え方で新たに設定される期限は、火曜日を含めて4日後、つまり今週の金曜日です。このように期限を2つ折りにするだけで、想像以上に脳が働くのです。/
期限を2つ折りにしたら、次に「スケールテクニック」を使います。「スケールテクニック」とは、「その仕事にはどれくらいの時間がかかるのか」を客観的に見積もり、数値化する作業です。感覚でとらえていた作業時間を見積もります。この習慣を身につけましょう。最初のうちはうまく見積もることができなくても、あきらめないでください。間違えてもいいから、とにかくアウトプットします。たとえば「会社の戦略マップをつくってほしい」と依頼されたとき、「そんなものはつくったことがない」とあきらめるのではなく、間違ってもいいから「1時間30分でできるかも」「3時間はかかる」という仮説を立てるのです。結果的に7時間かかったとしてもかまいません。「7時間かかった」と認識できれば、次に何か頼まれたときにその情報を活かして仮説を立てることができるからです。「スケールテクニック」を「あたりまえ化」できれば、行動に対する心理ハードルが低くなります。つまり従来の「感覚」が修正されるのです。
上司から資料作成の依頼を火曜日に受けました、期限は翌週木曜日です。
期限を2つ折りにすると、期限は今週金曜日。
「スケールテクニック」を使って仮説を立てると、資料作成時間は「2時間」でした。ということは、この4日間のどこかで2時間を確保すればいいだけ、ということになります。/
「倍速管理」を始めるのに、特別なツールや準備は必要ありません。紙と筆記用具があれば十分です。身の回りにある筆記用具さえあれば、いますぐにでも「倍速管理」を始めることができるはずです。やり方はいたってシンプルです。どんな紙でもいいですから、紙を横置きにし、横線を1本引きます。紙が無ければ普段使っている手帳でかまいません。そして、仕事を依頼された日と期限を両端に記入してから「絶対達成」すべきノルマを書きます(ノルマを正しく書けなければ、依頼人に確認しましょう)。その後、紙を半分に折り、2つ折りの期限を算出して記入します。/