よしながふみのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
中年ゲイカップルのシロさんとケンジ/シロさんは低予算で美味しい料理を作るのが趣味/ゲイであること、弁護士と美容師という異なるタイプの職種であること/ゲイであることを知ることと理解すること/料理マンガでもあり美味しそうなレシピはマンガとして描かれているので作りやすそうでもある。
■簡単なメモ
・シロさんとケンジの同居生活。
・シロさんと買い物友だちの佳代子さん。
・職場でのケンジとカミングアウト。
・御用達のパン屋さんはシロさんの昔の彼女。
・中年男の「かっこいい」と健康。
・クールなことを言いつつシロさんは妻からのDVに苦しむ夫に寄り添う。
・シロさんの両親はシロさんがゲイであることは知っているが「知ってるからって 分かってくれてるわけじゃありませんから」第一巻p.147。ちょっとストレスにはなっているようだ。
・料理は、塩ざけとごぼうの炊き込みご飯、小松菜と厚揚げの煮びたし、卵とたけのことザーサイの中華風炒め/ツナとトマトのぶっかけそうめん/たけのことがんもとこんにゃくの煮物、菜の花のからし和え、かつおのたたき/いちごジャム/いわしの梅煮、じゃがいもといんげんの味噌汁、韓国風トマトサラダ、キャベツとベーコンの煮びたし/ナスとトマトと豚肉のピリ辛中華風煮込み、オクラの和え物、豆腐サラダ/栗ごはん、サンマの塩焼き、ほうれん草のごまあえ、なめこと三ツ葉の味噌汁/鶏モモ肉のオーブン焼き、長ネギのジャーマンポテト、ブロッコリーの土佐ごまあえ、とうふとわかめの味噌汁。
■簡単な単語集
【エリ】ケンジの同僚。
【大先生】事務所の主。オサム先生の母。
【オサム先生】シロさんの同僚。大先生の息子で歩いて十分のところに家庭を持つ。
【筧】→シロさん
【かっこいい】ケンジ「結局さ 四十過ぎたら 男の『かっこいい』って ほぼ『痩せてる』って事なのよ」第一巻p.83
【佳代子】シロさんが親密にメールを交わす女性。主婦。実は買い物友だち。スイカが運命の出会い。五十代。夫と二人暮らしで娘は結婚していて近所に住んでいるような感じだ。
【ケンジ】主人公の一人。美容師。物語開始時四十一歳。スタイリストとしての腕は並だが「爆弾処理班」と呼ばれ、難しい客の応対が上手い。ナスが好き。どちらかといえば「タチ」。
【ケンジの母】息子が同性愛者だとわかったとき「親不孝もんが」とホウキを持って追いかけた。
【志乃】事務所の同僚。シロさんを嫌っているように見える。
【食費】一ヶ月の食費は二人分で二万五千円。
【シロさん】筧史朗。主人公の一人。弁護士。物語開始時四十三歳。美形で若く見える。たぶんナルシスト。料理上手。スーパーで安い食材を探すのが趣味? ゲイなので金が頼りという考え方。どちらかといえば「ネコ」。弁護士としては「とにかく楽で簡単ならどんなつまらん事件も引き受けますから俺にまわして下さい それと 基本的に6時には帰らせてもらいますから」第一巻p.117
【シロさんの父】優しく、一歩引いたところにいる感じだが、「で どんな女だったら大丈夫なんだ? お前は」第一巻p.146。そう言ってシロさんをげっそりさせた。
【シロさんの母】同性愛は恥ずかしいことではないと言いつつ偏見を抱いているようではある。
【タチ】ゲイカップルのどちらかといえば男役。
【塚本】シロさんの同期の弁護士。淡い恋を抱いていたらしい。
【二丁目】新宿二丁目のことだと思われる。ゲイ・バーなどが多いらしい。
【ネコ】ゲイカップルのどちらかといえば女性役。
【パン】何事も倹約のシロさんだが食パンだけはパン屋のものを買うのはそこのが美味しすぎて安いパンに戻れなくなったから。そのパン屋さんをやってる仁美さんはシロさんが昔付き合った女婿だった。
【仁美】美味しいパン屋さんでやっているのがシロさんが二十年前に(唯一)交際した女性だったのでケンジとしてはちょっと気になる。
【翔人/ひろと】ケンジがお立ち(雑用係)として働いていたホストクラブのNo.1ホスト。完全なネコ。
【ヒロちゃん】→三宅さん
【フォーム】ケンジが勤める美容院。三宅さんが店長。
【弁護士】同期の絆が強いらしい。
【三宅さん】「フォーム」店長。ケンジとは美容学校の同級生で「ヒロちゃん」と呼んでいる。ケンジにはええかげん独立してほしいと思っている。
【矢吹賢二】→ケンジ -
匿名
ネタバレ 購入済みチョット高いかな
物語としては星5何ですよ。赤面疱瘡と言う架空の伝染病から男女逆転しての歴史ものを、あぁ言う形で納めるとは思わなかった。
ただまぁ、この手の特装版って期待しちゃあダメと思うんだけど、やっぱり一回見たら終わりな内容。
カラーのイラスト、と言っても描き下ろしとかでは無く、雑誌等含めて表紙などで使われた物を掲載。それが70ページほど。
その後、原作者の対談が数人と有り、他のマンガ家さんからの(完結お祝いイラスト)と言うお約束。
良かったのは年表が有って、史実と作品での歴史が見分けられる様になっているのと、堺雅人との対談で、堺雅人から「もっと考えて描いてよ」と言われたエピソードは笑えるかな。 -
Posted by ブクログ
若い男性だけに感染し(本当は女子も潜在感染かもしれない)発症すると100%死滅する「赤疱瘡」が江戸時代初期に発生し、冒頭は8代将軍吉宗の年間。女子が肉体労働も権力の座も担うパラレルワールドの江戸時代。この男女逆転世界の江戸時代では、致命的感染症に罹りやすい男は小児のうちから人混みを避けるよう育てられ(集団生活である兵営などとんでもない)感染のピークを過ぎる三十代以降になっても従属的立場で女々しく女は社会運営の責任を負って雄々しい。
日本に限らず、歴史のポイントで改革派のキーパースンが権勢側に都合よく急死することが多い。作者は目が無いと思われた吉宗が将軍になった過程に毒殺を匂わせている。
継ぎ候補が次々亡くなって(史実)将軍八代目に紀州の吉宗(女)が就いた。美男子数百人が揃う大奥(日々、剣道など武芸の鍛練にいそしみ外界では絶えた衆道も横行する)を始めとして早速、質素を旨とした行政改革の豪腕を振るう婚姻制度は廃れ、入り婿を得られるのは希少な富裕家のみ、一般人は種付け料で懐妊する(男女比1対4なら一夫多妻でいけそう、それと日本だけの風土病というへんは無理があると思うが作者の構想は幕末まで見据えていたらしい)。