よしながふみのレビュー一覧
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物語は幕末に。
実父である12代将軍家慶公に少女としての純潔を蹂躙される13代将軍家定さんというショッキングか設定が必要だったとまでは思えないけれど、阿部正弘さんと瀧山さんのキャラが良かったから相殺かな。
ただ、勝気でいながら実は孤独で傷ついた心を持つ女将軍と単なる側室とかではない性根の据わったサバけた地頭の良い爽やかイケメンという組み合わせが定番過ぎるので、物語自体には飽きてきちゃったかも。顔もほぼみんな同じだしねぇ…
人が多く集まる集団の中では、正しいことでも単に主張しただけでは通らない。人心を掌握して、面倒だけれども根回しを図り、タイミングを見定め、清濁合わせ呑んで実を取らないとなら -
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〔Ⅰ〕阿部正弘は胤篤のことが気に入った。家定の男アレルギーも溶かされていく。
〔Ⅱ〕胤篤に対しての島津斉彬の指令は、本来相反するはずの攘夷派である水戸家の慶喜を次期将軍にすることだったが、家定は慶喜は皇族の血が入っていることだけが自慢で民や臣下を思いやる心がないと言う。
〔Ⅲ〕開国派の井伊直弼が台頭してくるが、阿部正弘は《あなたのような考えの人が幕閣におられるゆえ我が国はダメになるのですわ》と一刀両断(p.84)。家定いわく《阿部正弘が見ておるのは遠い遠いこの国の行く末だ》p.93。が、病に倒れる。《私はきっと 上様の代わりに全ての病と業を背負って先に逝くためにこの世に生まれてきたのでございま -
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[C]あーーあ 俺達 年取ったよな〜〜!!(p.148)
〔内容〕シロさん御用達のスーパー、ニュータカラヤがなくなる?/小日向さんちの巨大冷蔵庫故障で食材をシロさんの冷蔵庫に緊急避難、助っ人に富永さんを呼ぶ/二人の住む部屋は事故物件だった?/日弁連の会長選の選挙活動に駆り出されるのがイヤなシロさん。そんなとき選挙とは無縁と思われるかつての仲間との会食に誘われて/正月に実家に帰らないシロさんがおせち(黒豆)に挑戦/シロさんついに老眼鏡、ついでに五十歳/二人でお花見、そしてシロさんの母に肺がんが。
〔感想〕順調に? トシを重ねている二人。老人になって、どちらかがどちらかを看取るまで続くのか? 続い -
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一体これ何のフラグ!?(p.49)
〔内容〕シロさんは筧さんのおかげで好きな三谷まみと会えて舞い上がったがケンジが不機嫌になったのでちょっと高級なおでん作ってご機嫌取り/連れ立って京都旅行だが幸せすぎて怖くなってくるケンジなのだった/二人でバレンタイン用ブラウニーづくりに挑戦/佳代子さんちで塩麹もらったら孫が来ていた。その名前は…/ケンジんとこのタブチくんは同棲していたミツコさんと別れることになり初めて料理を作ってあげる/チカンで捕まった男の妻が駆け込んできたのでシロさん好みのおじいちゃんっぽいメニューが並んだ。ぼくも必ず両手上げてます/ケンジ実家に行く。
〔感想〕母の美容院をケンジに継いでほ -
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そなたのために この家定 将軍になってやろうではないか!(p.160)
〔赤面疱瘡〕過去のものとなってきた時代。
〔阿部正弘〕老中首座。女。ぽっちゃり系。家康の頃から徳川家に仕えてきた名門。鎖国の廃止を決めた。
〔徳川家定〕十三代将軍。女。聡明。父の家慶に犯され続けていたトラウマがある。
〔徳川家慶〕十二代将軍。女好き。娘の祥子(家定)に執着。得意技は治済ゆずりの毒殺。意外にヘタレやった。
〔瀧山〕美形。大奥総取締役。正弘が陰間茶屋からスカウトしてきた。武家の出。青海伊兵衛の息子が営む塾に通っていた。
〔カステラ〕今回は家定と正弘の絆となった。
〔ペリー〕黒船で来た。開国させることには成功した