小田雅久仁のレビュー一覧

  • 禍(新潮文庫)

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    これは大好きな本。
    必ずもう一度読みたい。
    こういう本に出会うために、猛烈に読み漁っている。
    出会えてよかった。

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    2026年05月21日
  • GOAT meets01

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    やっと読み終わりましたー!
    手に取ってから読むまでかなり時間がかかってしまいました。

    GOATという雑誌はわたしが読書楽しい!ってなり始めの頃に創刊して、まだ色んな作家さんに出会えてない、出会いの場を作って貰えた雑誌でもありましたし、読書の楽しみも改めて教えてもらえました。

    そんな姉妹雑誌が出ると聞き、即買いました。
    meetsと名前にもある通り、作家さんたちが出会って色んな事が生まれたり、
    とても興味深かったです。
    韓国文学や、歴史、そして色んな世界に行ったかのような物語たち。異世界… 満足感たっぷりでした。

    わたしは、旅とはつまり未知なるアリを見ることであるがとても、面白かったです。

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    2026年05月07日
  • 禍(新潮文庫)

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    自分にとってはまだ未開拓な部分の多い
    ジャンル“ホラー”の短編集。

    身体のどこかのパーツという一貫したテーマがあるのだけれど、
    いい意味で全くそれを感じないくらいいろいろな切り口が楽しめる。
    “珠玉の”短編集という枕詞がよく似合う1冊。

    小田さんは非常に寡作ということですが、
    まだ単行本としてまとまっていない短編もあるということで、
    今後出版される作品は楽しみに待ちたい。

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    2026年04月28日
  • 禍(新潮文庫)

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    どの短編も表現技法が丁寧で洗練されており、読んでいて非常に心地よかった。物語を書くということに真摯に向き合う著者の姿勢が透けて見えるような、とかくすると狂気をも感じさせる文章であった。

    中でも印象的だったのは「食書」で、久々に脳天をガツンとやられたし、読み終えてまさしく呆然とした。読書は好きだけど、多少なりとも倦んでいるような本読みにこそ、読んでもらいたい作品。正直、この「食書」だけで⭐︎5をつけちゃうね。

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    2026年04月05日
  • GOAT meets01

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    吉田棒一「インフルエンズ」
    吉田棒一、何となく知っていたけどえぐいっすね。こんなヘンテコな小節が許されるかよ!と怒鳴りながらめちゃくちゃ推してしまう、舞城王太郎、佐川恭一に続く奇人現るーーーーー

    小田雅久仁「魑魅虫」
    独特な語りと雰囲気はものすごく好きなのだけど、悪が集まり結局何が起こったのか、ニュアンスしか分からず……

    冒頭、女性作家陣の全てのエッセイ、小説、ラフ画、対談、全て素晴らしかった。韓国に興味なくてもあっても、国を超えるとはどういうことは、戦争をするとはどういうことか、読み応えしかない。

    全体的に、詩や短歌が挟まっていたり(どれも良い)、目を見張るような絵がページいっぱいに広

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    2026年01月30日
  • GOAT meets01

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    金原ひとみさん、ゲイと韓国のことの小説良かった。
    朝吹真理子さん、戦争と夫に虐げられる妻のこと沁みた。
    乙一さん、異世界ものが読めるとは。
    小泉綾子さん、サバイバル学校出身の同僚良かった。
    吉田棒一さん、面白過ぎて吹きました。
    小佐野彈さん、彬子女王を思い浮かべて読んじゃいました。
    これらの小説が特に面白かった。
    この本はGOATシリーズだけど2200円する。

    けれどその価値アリアリの読み応えたっぷりで
    しかも面白い本だった。

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    2025年12月25日
  • 残月記

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    こんなに引き込まれたのは久しぶり、というくらい世界にのめり込めた。3作の中編集だが、どれも月をテーマにしており一貫性のある一冊。純文学ぽさがあるけれどもSF的に楽しめた。
    個人的には3編目の表題作よりも、2編目のイシダキの話が面白かった。この世界観で長編書けるだろと思ったし、もっと読みたかった。
    1編目は読み始めて普通の私小説というか家族小説的になるかと思いきやまさかの別人入れ替わりのホラー小説で虚をつかれ、イシダキの話は設定の奇抜さと大胆な場面転換にドキドキし、最後の残月記はディストピア小説としてもやり過ぎだろと感じてしまったが、十分に主人公に感情移入できた。
    本当にオリジナリティのある良い

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    2025年05月16日
  • 「いじめ」をめぐる物語

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    これは胸が痛かったです。
    私は当事者でしたが、当事者でなくても刺さるものはあるはず。
    「いじめ」という言葉の存在自体が人の未熟さや弱さを表している
    そんな感想を持ちました。

    辻村深月さんの「早穂とゆかり」はすごくわかる。
    私もいじめていた人間をこう追い詰めたいと思いました。
    かわりにスッキリ制裁してくれた気分。
    越谷オサムさんの「20センチ先には」
    悩んでいる人に読んで欲しい。
    まさに私が言いたいのコレ。

    衝撃が詰まった一冊でした。

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    2025年05月06日
  • 残月記

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    表題作の「残月記」が、あまりにも素晴らしすぎた。個人的に好きな舞城王太郎に匹敵する程の、深い愛の物語だった。

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    2025年05月03日
  • 残月記

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    ネタバレ

    2024/12/28 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2025/12/6〜12/12

    吉川英治文学新人賞と日本SF大賞をW受賞した3つの短編集。月をモチーフにした不思議な世界。伊藤計劃さん亡き後、日本のSF界を代表する作家さんではないか。名作。

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    2025年12月13日
  • 残月記

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    このジャンルの小説は初めてでしたが、第一話が何となく中途半端のような感じを受けた。しかしながら第三話を読み終えた時にこの構成にした作者の意図が分かるような気がした。よくぞここまでと思うような想像力、非現実的ではあるけれども一つひとつの描写に圧倒的な力がこもった表現で読み終えたあともずっと余韻が残る作品でした。

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    2024年12月20日
  • 紙魚の手帖Vol.12

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    ネタバレ

    書籍のSFアンソロジー「Genesis」が雑誌になったようです。今後は書籍のアンソロジーは出ないのは少し寂しくもあるが、代わりに雑誌を購入するいいきっかけになるのかもしれない。収録作品はどれも面白かった。話が止まっていそうで進んでいる「ローラのオリジナル」(円城塔)、なんとも切ないSFラブストーリー「扉人」(小田雅久仁)と「英語をください」(アイ・ジアン)、リアルさに慄く「冬にあらがう」(宮西建礼)といったところが、印象に残った作品。創元SF短編賞を受賞した「竜と沈黙する銀河」を読めるのもよい。

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    2023年09月29日
  • Genesis 時間飼ってみた 創元日本SFアンソロジー

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    新進気鋭の作家様によるSF中短編書き下ろしプラス創元SF短編賞受賞作アンソロジー

    自分の裡に形成される「SF固定概念」を毎回アップデートしてくれる最先端を走るシリーズ

    ティプトリーを読み涙していた頃、このような未来型が到来すると露ほども予測せず、また今後どのような作品が紡がれてゆくのか、想像するだけで萌えます

    読みごたえあります!

    『未明のシンビオシス』
    南海トラフ大規模地殻変動が発生、列島の姿すら変わってしまった日本
    荒廃した世界で生き延びる主人公たちの微かな希望を描いた近未来SF

    『いつか明ける夜を』
    光のない闇の世界が、夜と昼に別たれた
    言い伝えの神馬と少女は、世界の救世主にな

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    2021年12月05日
  • 禍(新潮文庫)

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    なんという発想、派手さは無いが深い表現の文章、とにかく面白い。ホラーやSFは結局現実味とのバランスが大事な気がしているが、日常でありそうだよねというところからエグい展開に持っていかれて衝撃をうけながら楽しめた。残月記のときも思ったが、この世界観で長編が読みたい。。短編や中編ではもったいない感、もっと楽しませてよ!と思わせる作家だと思う。

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    2026年05月30日
  • 禍(新潮文庫)

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    これは、、、、癖になる。
    好き嫌いあると思うけど、アラサー世代には完全に「世にも奇妙な物語」が思い起こされる後味。

    ホラーより、SF?ファンタジー?
    なんとも言い難いが、
    明らかにこの物語でしか味わえない感覚がある。

    家の本棚に並べておいて、
    忘れた頃に
    チャララララン、チャララララン(世にも奇妙BGM)をかけながら読みたい。

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    2026年05月24日
  • 残月記

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    この本で描かれている世界はディストピアであるはずなのに、設定やら背景やらが隅の隅まで凝ってあるため、まるで現実世界の話であるかのように感じられる。その分、滔々と解説形式で述べられている箇所もあって、かなり読むのがきつい時間帯があったが、最後まで読むとちゃんと期待に応えてくれる終わり方をしてくれたので良かった。
    表題作の残月記は一読する価値は充分にあると思えたが、他二つの短編 そして月がふりかえる 月景石 は世界観でゴリ押している代わりに肝心な内容の部分、起承転結が弱いように感じた。

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    2026年05月22日
  • 残月記

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    禍から小田先生を知って、さっそく残月記も購入。
    まず、名前が最高。残月記、かっこいい。
    読んでみると、濃ゆい小田先生ワールドにびっくり。
    ギリギリ胃もたれはせずに、なんとか美しい言葉で読み繋いでいく感じ。
    ビギナーは禍を読み返して、耐性をつける必要があるかも。

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    2026年05月21日
  • 残月記

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    ネタバレ

    これからの日本が独裁政権になっている世界。月昂症という病に感染した冬芽と瑠可の物語。月昂症患者は獣や家畜、見せ物のように扱われてしまう。その中でも愛を貫く冬芽‥最後まで切なかった。

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    2026年05月20日
  • 残月記

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    目次
    ・そして月がふりかえる
    ・月景石
    ・残月記

    三篇が収録されているが、100ページほどの作品が二篇と、200ページの表題作。
    どれも設定は興味深いし、不穏の種類が違うので、面白く読めるはずなのだが、結果的にはさほど満足はできなかった。

    『そして月がふりかえる』はまあまあ面白かったけれど、『月景石』については、もう少し登場人物の必然性というかタイミングというかに工夫があったほうがよいと思ったし、物語の落としどころがちょっと弱かったように思えた。

    しかし、最も不満が残ったのは、表題作だ。
    「月昂」という謎の感染症が世に蔓延している世界なのだが、まず何感染?
    なんとなく飛沫感染のような描写

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    2026年05月04日
  • 残月記

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    ダークな異世界観の中に、ラストは愛につなげる、なかなか秀悦な表題、残月記。近未来の感染症に始まるが、木像を彫り続けて生きながらえる姿は、昔のノスタルジーもある。初読みの作家さんですが、今後楽しみです。そして月がふりかえる、は不気味しかなく、月景石、はなんだかわらかなかったけど。

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    2026年05月03日