小田雅久仁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前半は読んでいてあまりにも退屈な、登場人物の家族の内輪ネタとでも言うべき話を中心として展開される。他人の家のことなんか知らんがな、と、読むのは途中でやめようかとおもったが、最後まで読み通して良かった。中盤、與次郎の死、兵隊時代の話あたりから、物語は大きく動き出し、壮大かつドラマティックかつファンタジックな色合いに満ちた人生譚に心を掴まれた。
読書の良さのひとつとして、虚構の世界にどっぷりと肩まで浸かる面白さがあると思うが、この本の中後半以降はその面白さに溢れており、きっとファンタジー小説好きの期待に応えてくれるものであろうと思われる。
前半戦さえ耐え抜けば面白い。 -
Posted by ブクログ
本当~~~に読みにくかったです。
とにかく色々回りくどくて読み難い。
登場人物も多く、しかも時代があちこち前後するのでややこしい。
でも手に取った方は、諦めずに読んで欲しいです。
最後には感動が待ってますから!!(笑)
大阪弁のノリツッコミに、シモネタ、オヤジギャグが満載で、
どこの法螺話かと言いたくなる話なんですが、
実はめちゃくちゃ壮大な物語なんですよ。
単なるファンタジーではなく、
戦争や事故を絡め人の生き死にや暗い内面なども描かれてきます。
途中、こんな壮大すぎな話どうやって終るんだ!!って、思いましたが、
エンディングもまぁ見事!!
感動しました。
もう1回言いますよ~。
諦 -
Posted by ブクログ
このホラーがすごい2024年第1位
私は この作品をホラーを紹介する本で知りましたので、ホラーなんだろうと思って読みました。
「食書」
それは、タイトルがごとく
若い頃には人生につまずき
歳をとると地球につまづく
「耳もぐり」
解離性同一性障害を 当事者が俯瞰し 文学っぽく表現するとこんな感じかな、と思った
自己の意識の所有権が失われる感覚が不文律
それは耳からやってくる
「喪色記」
目から発生した女との成り行き
「柔らかなところへ帰る」
どこへ帰るのだろう
全く世界観へ入れず
小洒落て小かっこいいレビューを考えていて
“豊潤な母胎への帰還”
なんて考えてから ultraさんのレビュ -
Posted by ブクログ
小田雅久仁『禍』新潮文庫。
『このホラーがすごい! 2024年版』で、国内編第1位を獲得した7編収録のホラー短編集。
小田雅久仁の作品を読むのは『本にだって雄と雌があります』『残月記』に次いで3作目である。『本にだって雄と雌があります』は一種の幻想小説で、『残月記』はSF小説であったが、この『禍』はホラー小説というから、小田雅久仁は都度都度スタイルを変える忙しい作家のようだ。
最近はホラー小説ブームなのか雨穴の『変な家』のようなモキュメンタリー小説や角川ホラー文庫で次々と刊行される正統派ホラー小説などが目に付くようだ。本作を読み、『このホラーがすごい! 2024年版』で、国内編第1位を獲