小田雅久仁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本には雄と雌があり、時には子も生まれる。登場する蔵書家曰く「本は増やすもんじゃない。増えるんだ。本は勝手に増えるんだよ」成る程。現実にも「本が際限なく増える」と聞くが、あれは比喩表現ではなく紛れもない真実だったのか。
という訳でエンデ『はてしない物語』とサルトル『嘔吐・壁』から生まれた本の書名は…声出して笑った。
小説は雄本と雌本から生まれる「幻書」の収集家だった祖父母のことを中心に、幻書との関わりについて孫にあたる人物が記す手記という体裁を採っている。
終盤の手記が書かれた真相、エピローグまでなかなかに練られた物語。
小ネタを挟まずにいられない饒舌過ぎる語りは、読み続けていると少々食傷気味に -
Posted by ブクログ
タイトルからして気になっていた本。
帯に森見さんの言葉があり、読んでみると少し言葉のチョイスが似ている。
テンポの良い会話文は読みやすく、地の文や手紙(または書籍)の引用部分はちょっと引っかかったりしながらも、読み終えるのが少しさみしくなるようであった。
とくに、しゃっくりとミキ、與次郎の会話は楽しかった。
思わずふきだしてしまう、漫才のような掛け合いが素晴らしい。
だが、戦争に関する部分は生々しく、胸が苦しかった。
それが良いスパイスになっているのだろう。
すごく生々しい所と、バカバカしく思うほどのファンタジーさ。
本の並べ方にはとくにこだわりのない私だが、四畳半神話大系など、森見さ