仙川環のレビュー一覧

  • 聖母 ホスト・マザー

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    代理出産。そこまでするのはエゴではないのか、と思いつつ、自分が当事者になったら同じことを望まないとは言い切れない。真面目に、予期せぬ妊娠などしないように…と結婚まで気をつけてきた女性は多いと思うが、いざ子供を望んで妊活を始めてみたらなかなか妊娠できなかったりする。子宮頸がんなどで子宮を全摘したり、卵巣を摘出したらもう自分の子供は諦めないといけないのか。重たい一冊。

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    2015年12月18日
  • 感染

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    テーマは臓器移植。
    誘拐事件、そして殺人。
    愛する夫を守るために真実を突き止めようとする、ウィルス学者の妻。
    その妻を始め、登場人物の誰にも魅力が無い。

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    2015年10月26日
  • 隔離島―フェーズ0―

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    隔離された島では法治など通用しない、島の掟で成り立っている。そんな前提で読み進めると、どんな裏が隠されているのやら、と自分勝手に妄想を拡大させてしまう。現代医療の闇の一つの表現方法としては、有りだと思う。

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    2015年09月21日
  • 侵入 検疫官 西條亜矢の事件簿

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    検疫官シリーズ第一弾。
    色々な病気を盛り込むよりもひとつの病気についてもっと深く踏み込んだストーリー作りをしてほしかった。
    こういう設定ならバンデミックを期待してしまう。
    感染症について警鐘を鳴らす作品だけに惜しい気がする。

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    2015年09月18日
  • 封鎖

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    著者得意の医療ミステリー。
    鳥インフルエンザか?新型インフルエンザか?村人が次々に死亡し、恐怖におののく山村を襲う強圧的な封鎖、そして理不尽にも通信手段も。鳥インフルエンザでの、鳥の殺処分と同様に人間も殺処分?村人が生き残る道は?
    このような事態が日本で現実に起こるか。もちろん起こってほしくない、小説だけの空想物語であってほしい。

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    2017年04月19日
  • 感染

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    『ヒューマンパラドックス』

    感染というタイトルは多分不適切。でもないか。期待していた話ではないが、まあ、読めた。

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    2014年12月10日
  • 吠えろ! 坂巻記者

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    ネタバレ

     現在進行形のような形で終わる。
     続くのか?
     ただ、続編期待というほどのことは。
     キャラクターは、そんなに個性があるわけではないから。仙川さんは、「終の棲家」もそうだったが、成長はするものの、一皮剥けたとまではいかないヒロインを登場させる。

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    2014年07月29日
  • 再発

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    間違って昔読んだ本をまた買ってしまった。

    医療系ミステリーでこの本は根絶したと思われる感染系が再発した。よく知っているが、致死率100%に近い感染症。

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    2014年04月20日
  • 潜伏

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    2014.3.24ー17
    アルツハイマーと診断された叔母の死は、プラセンタを介して罹った狂牛病によるものではないかとの疑いをもち調べる姪と担当医。結末は今ひとつではあるが、テンポよく読める。

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    2014年03月25日
  • 終の棲家

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    芥川賞作品の「終の住処」と間違ってσ^_^;、手にとったが、新聞社の話だったのでリアリティがあり、面白かった。プライドの高い勘違い女性記者が泥臭い世界に足を踏み入れ、成長する物語。社内の権力争い、ジレンマも、あるあると共感するところも。主人公が最後まで魅力的に映らなかったのは何でだろう。武闘派のデスク、同僚記者の方が好き。

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    2014年01月18日
  • 感染源

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    人体工場と同様に、リアリティは薄いが、読み物としては好き。
    しかし、謎解きの部分が弱い事は相変わらず。

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    2014年01月13日
  • 人体工場

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    医療ものは、海堂尊の方が圧倒的なリアリティをもっている。
    医療に携わる仕事をしているだけに、余計にそう感じる。
    が、読み物としては好きな部類に入るので☆三つ。

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    2014年01月10日
  • 人体工場

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    この著者の作品は初めて読んだが、ちょっと内容がお粗末に感じた。プロットも粗削りだし、何より主人公のミスで危機にさらされるというパターンが多すぎるのが難点。これは作家としては非常に安易なやり方であり、読んでいてとても興ざめする。ちょっと他の作品は読む気にならなくなった。

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    2014年01月05日
  • 感染源

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    感染源を探す話。

    ちょっとリアリズムに欠けるかな。
    盛り上がりも謎感も。
    でも今はその方がいい。

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    2013年11月24日
  • 再発

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     家の事情でしかたなく実家の医院に戻って仕事をしていた成田真澄は、父の代から働き続けている看護師に嫌味を言われ、患者に愚痴や世間話ばかりを繰り返される毎日を嫌々すごしていた。ある日、どんぐり丘の入り口に倒れていたホームレスの死をきっかけに、自分の従妹やその友達など、原因不明の症状で死亡する人間が続出する。真澄は友達で獣医の渡良瀬や、県医大の研究医である亮子に相談しつつ、どこか高揚している自分を感じていた。

     うーん。『繁殖』の時にも思ったことだが、やっぱり出てくる人間が残念すぎる。まず、最先端の都会の病院から田舎に引っ込んできたという主人公、家の愚痴ばかり、未知の病気への対応に関してもカリス

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    2013年10月20日
  • 封鎖

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    う~ん、ちょっと期待はずれ。

    もう少し緊迫感のある話かとおもいきや、
    新型インフルエンザが発生し封鎖された片田舎での物語。
    封鎖された人々を描くというのがこの物語の
    メインテーマなのかもしれないけど、
    やたら、福島第一原発事故をひいた話をしたり、
    登場人物が情緒的な行動をとったりと、
    あまり感情移入できない物語だった。

    もっと、医療面とか、行政面とかの、緊迫感を描いて欲しかったな。

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    2013年08月14日
  • 感染

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    仙川デビュー作

     遡って今回初めて読んだ。なかなかいいじゃないか。特にスーパーヒーローや美人ヒロインが登場するわけではなく、臓器移植問題を大きく取り上げている。フィクション色が非常に濃い(つまり現実感がない=それぞれの人物の作り込みが弱い)と感じるけれど、荒削りの良さがある。

     登場人物はそれぞれに不幸だ。特にヒロインはとっても不幸な感じがする。でも、それを乗り越えながら邁進する様や立ち直りのスタートを描くエンディングもいい。

     もしかしたら、このヒロインの夫の選択は自分自身に極めて似ているのではないかと思ってしまう。この自分自身の発想が恐い。

     さて、これがけっこう絶賛されたのか理解

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    2013年06月22日
  • 人体工場

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    ネタバレ

    実際にこんなことできるのかなぁ???
    って思いながら読みすすめました。

    私は、、、、きちんとした同意の上で、
    できる施設を限ってなら、
    いいのかなぁなんて思ったりもする。

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    2013年05月12日
  • 誤飲

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    サクサク読めるのは他の作品と大差ない。
    連作短篇集なので、読み応えが余りないかな。
    なんにせよ他人をだましちゃいけませんってことかな(笑)

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    2013年08月23日
  • 再発

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    このシリーズは医療ミステリーという分類をされているが、どちらかと言えば科学ミステリーか?

    テンポよくサクサク読める。
    エピローグが因果は巡る的でちょっと怖い…。(@_@;)

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    2013年08月23日