あらすじ
中央新聞入社五年目の上原千穂は、社会部から子育て問題や高齢者問題などの企画記事を主に扱う、生活情報部に移動となった。文化的な仕事ができる――そんな期待をよそに、配属されたのは、部内に新設されたばかりのニュース出稿班。しかも直属の上司は、自分を曲げず、上層部にも煙たがられているというトンデモキャップの坂巻武士だった。「いつも理不尽な命令ばかり!」と不満たらたらな千穂だったが、次第に坂巻のペースに巻き込まれて……!? 新・お仕事エンターテインメント、始動!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
5年目の新聞記者、千穂のお仕事小説。上司、同僚に囲まれなが新聞社内の人間関係、仕事上で知り合う人とのやりとり、まるで自分が千穂になったような気になり記者になった気分が味わえた。著者は新聞社で働いた経験があるから細かい部分に現実味がある。読後は記者として働くということの大変さが分かり、それでも記者になりたいという人がいることも分かる気がする。
Posted by ブクログ
新しい部署で奮闘する若き記者の物語。
第1章 偽装
第2章 混入
第3章 安否
第4章 宿題
生活情報部のニュースを出稿するグループに組み入れられた入社4年目の上原千穂。
グループのキャップ・坂巻は思いつき、独断専行だが、ネタの引きは強い。
千穂は坂巻について行けず、挫折しそうになりながらも、取材対象者の本当の気持ちや真実に目を向けていく。
坂巻は主人公ではないので、タイトルに違和感を感じるのはわたしだけではないはず。
「○○!坂巻組』みたいなのがスッキリするかも。