仙川環のレビュー一覧

  • 終の棲家

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    いつもの医療ミステリーとはちょっと違った感じ。
    主人公には最初イライラされっぱなしだったけれど、進むにつれ変化が見られぐいぐいいけました。

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    2018年01月21日
  • 時限発症 検疫官 西條亜矢の事件簿

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    実写化するなら誰にしよう、なんて想像しながら読むのもおもしろい。検疫官シリーズ、続々とお願いします。

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    2018年01月01日
  • 潜伏

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    叔母の死は本当に若年性アルツハイマー病によるものなのか…から始まる医療ミステリー。
    仙川さんの作品まだまだあるので、さっ、次は何にしようかな。

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    2017年12月13日
  • 疑医

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    初仙川さん。
    医療ミステリーたくさんお書きになっているのですね。
    この医者は天才なのか、否か。
    真相を探る、タイプの違う女性記者がよかったかな。

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    2017年12月05日
  • 疑医

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    最近、ガンやその他の病気に対するそれぞれ正反対ともいえる治療法を提唱する著作物の新聞広告への掲載が散見される。
    これも、高齢化の進展により、健康不安社会となった日本を象徴する出来事だろうか。
    そんな現代をリアルに描いた医療ミステリー。
    脳卒中は手術せず、自然療法で完治すると主張する脳外科医。
    彼は患者を真に思う正義の医者なのか、それともいかさまな治療で患者を惑わす疑惑の医者なのか。
    二人の女性記者が、真相を求めて関係者の取材に奔走する。

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    2017年11月28日
  • 細胞異植(新潮文庫)

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    帚木蓬生の「エンブリオ」に題材が似ているが、おどろおどろしい内容ではなく、読者に考えさせてくれる。医療サスペンスというより、社会小説と言ってよいのではないか。2017.10.7

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    2017年10月07日
  • 再発

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    犬を飼っている人は必読!

    狂犬病と言う病気がとても恐ろしいものである事が理解できる。

    日本では狂犬病に感染している犬がいないとされているが狂犬病が日本に進入してくるリスクを本書は解りやすく説明してくれている。

    改めて言いますが、狂犬病にかかるリスクを持つペットを飼っている人は読むべきです!!

    仙川環さんの作品はテンポ良く読めるのですが、何故か主人公にはイライラさせられます。

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    2017年10月03日
  • 細胞異植(新潮文庫)

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     題名で引っかかり買いました。
    もっとグロイ話が出てくるかと思ったのですが、
     倫理やルールの話でした。とても難しい問題ですね、iPS細胞とかES細胞とかも出てきて 早く助けてあげられる人たちに届けばいいなと思いました。
     そして、母親って強いですね。

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    2017年06月22日
  • 隔離島―フェーズ0―

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    他の地との交流もほとんどなく、孤立した地で暮らす通島の人々。
    閉鎖的な環境は人の心も閉ざしていく。
    よそ者を嫌い、あからさまに警戒心を露わにする島民たち。
    前任者の引退を受け、島へと医師として赴任した希世は何とか島にとけ込もうとするがなかなか上手くはいかない。
    島で推進されている「ピンピンコロリ運動」。
    だがその謎を解くと言っていた友人は失踪し、やがて島内で死亡が確認される。
    目撃者もなく、どうやって友人は島にやってきたのか。
    希世は漠然とした不安を抱きながらも、医師としての務めを果たしていくのだが・・・。

    初心忘るべからず。
    当初は崇高な目的があったとしても、時は人を変えていく。
    いつしか

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    2017年05月17日
  • 繁殖

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    幼稚園で起きた集団食中毒事件。
    だがそれは、単純な食中毒などではなかった。
    管理体制に問題があったわけでもなく、誰かの責任でもない。
    分析の結果特定された原因が何故混入してしまったのか。
    何者かによって意図的に混入されたものではないとしたら・・・。
    人は驚くほど強くもなれるし、脆く崩れ去ってしまうほど弱い面もある。
    追い詰められた人間は、より安易な道へと逃げ場を求めるものかもしれない。
    それにしても安易すぎる展開に唖然としてしまった。
    たぶん仙川さん自身もそう感じたのではないだろうか。
    主人公が反省する場面が描かれている。
    身近な恐怖・・・環境問題を絡めた重いテーマを描いているのに浅く感じてし

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    2017年05月01日
  • 感染

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    仙川さんのデビュー作でもある物語。
    そのせいなのか、展開も結末も、描写すらも浅い感じがしてしまった。
    子供は宝。
    そんなふうに無条件に子供を愛する親ばかりではないことはわかっているが、ほとんどの親にとっては自分の命に代えてもいいくらいに大切な存在なのではないだろうか。
    病気だとしても治せるものなら治してやりたい。
    自分たちに出来ることがあるとすれば、何でも出来る限りのことはしてやりたい。
    それは自然な感情だとは思うのだけれど・・・。
    大概の場合、子供にとって親とは絶対的な保護者だ。
    だが、親はその限りない子供への愛ゆえに愚かになってしまう。
    親とはそんな哀しい存在でもあると伝えたかったのだろう

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    2017年04月13日
  • 極卵

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    江戸時代に飼われていた地鶏「相州地鶏」を研究機関が復活させ、その卵が高値で販売を開始した。
    ところが、「極卵」と名付けられたその卵を食べた人たちが次々と中毒症状を起こす。
    死者の数も増えていき、メディアは面白おかしく騒ぎたてる。
    厳正な検査の結果、飼育をしていた養鶏場には、環境・設備等の問題は何らないことが判明。
    いったいなぜ、卵はどこで汚染してしまったのか?
    マッチポンプ野郎と呼ばれる記者を筆頭に、養鶏場を中毒事件の元凶だと決めつけ、次には研究機関に原因があると糾弾していくメディア。
    声高に国による隠ぺいだ、陰謀だと叫ぶ自然食品ネットワークの主催者たち。
    本当の原因は何か?国民の安全のために

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    2017年04月07日
  • 誤飲

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    薬は使いようによっては毒にもなる。
    決められた用法や用量をしっかりと守らないと逆に健康を害することになったりする。
    物語は「薬」をめぐる連作短編集だ。
    それぞれの物語に登場する人物たちは微妙に他の物語とリンクしている。
    医療ミステリーシリーズとあったけれどミステリー感は少ない。
    隠された心の暗部が描かれている心理サスペンスのような気がしないでもなかった。
    それぞれに描かれている人たちの身勝手さやずるさ、愚かさや陰湿さにも非現実的なリアルさもあり面白かった。
    深く掘り下げた物語が好みの人には物足りなさもあるだろう。
    けれど短編集が好きな人にはいいのでは?と感じた。

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    2017年03月31日
  • 疑医

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    2015.6〜2016.8に雑誌連載されたものの文庫版です。早速、読んでみました。

    新聞社に勤める面々、医者、政治家少しが登場する物語でした。仙川環作品は22冊目になるので、少し飽きてきたのかな?迫力不足を感じました。

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    2017年03月11日
  • 隔離島―フェーズ0―

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    伝統や風習を頑なに重んじ、よそ者を受け入れないなど、閉鎖的な島へ赴任した女医が、不可解な事件に巻き込まれる話。
    崖から落ちて運よく助けられる場面はそんな偶然あるのか?と思ってしまった。

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    2017年02月06日
  • 転生

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    仙川環さんの作品を読むのは三作目!

    感染と繁殖には『盛り上げるだけ盛り上げといて最後のそれ何!?』と、オチに少しがっかりさせられました。

    しかし、本作『転生』は及第点!


    他の作品もですが、まず第一にスピード感が良く一気読みできます。


    フリーライターの独身女性がある日突然、『あなたの子供です!』と生後三ヶ月の赤ん坊を預けられる。負けん気だけは人一倍の彼女は押し付けた相手の素性を暴き『返してやる!』と帆走するのだが殺人事件に巻き込まれていく。


    傍若無人な主人公に全く魅力が無く、感情移入する事は出来ませんでした。

    281p迄は・・・

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    2016年11月08日
  • 疑医

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    脳卒中を独自に開発したサプリで治療するカリスマ医師が湾岸国際医療都市構想の目玉になる事をスクープした主人公の女性記者が実はイカサマ医師だった事を知り空回り奮闘しながら挽回して行く。重いテーマの割には軽く医療ミステリーっていうより記者の奮闘記っぽいけど面白い。

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    2016年11月01日
  • 誤飲

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    読みやすいよー、と勧められて読んだ本。確かに読みやすい。けどあんまり残らない。あっさりしすぎてるのと都合よくつながりすぎてるのと。人物像もみんな浅い。まあ、わけのわからない薬は飲んじゃだめだよね。

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    2016年10月12日
  • 感染

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    医療ものではよくあるテーマだが、異種移植という技術もあるのかと勉強になった。
    しかし、ミステリとしては展開が飛びすぎでおいてけぼり状態。重いテーマなのにバタバタしすぎで軽くなっているような。

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    2016年10月03日
  • 極卵

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    食に関わるものとして「食品の安全とは何かを鋭くえぐる社会派ミステリー」という惹句には惹かれるものがあって、手に取ってみた。
     巷に蔓延っている「食べてはいけない」系のあまり科学的とは言えない、煽るだけ煽って逆に食の安全を脅かしている言説と、モンサントに代表される遺伝子組み換え産業の、生命や自然に対する畏れのなさ、科学的謙虚さのなさ、そしてジャーナリズムの全くジャーナリスティックではない無節操さ。そういう諸々を批判的に、そして単純化してものすごくわかりやすく提示している、ということでは成功している。フィクションだけど、「食の安全をめぐる社会の構図」をおおまかに知るにはいい感じ。生産者だけが、なん

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    2016年08月07日